見出し画像

2月26日(日):高度化する戦術に応じてアップデートが求められるトレーナー

昨日は「価値の再構築を担う主役は誰か?」を記しました。

私たちフィットネス業界はコロナを経て業界の再編、業態のシフトが進みつつあります。

現在の社会的な背景、それをふまえたマーケットのニーズに応えるべく、フィットネスクラブも改めて価値の再構築が求められる局面ですが、それに伴ってフィットネス業界に従事する人材へ要求される事柄や水準も変わっていきます。

これはフィットネスクラブや仕事に限った話ではなく、対象を取り巻く競争環境が変わったり、産業のステージが成熟をしたり、戦術が高度化をしていけば、その渦中にある人に求められることも必然的に変わります。

私の馴染み深いサッカーを例にすれば、戦術の日進月歩による進化の過程で30年前と現在とでは選手個々に求められる要件や水準は大きく違います。

30年前であれば、ポジションごとの役割はもっとはっきりしていて攻撃の「FW」なら点を取ればよかったし、クラシックなタイプの司令塔もいましたが、現在でのFWはチーム戦術のもとでディフェンスもしなければいけません。

メッシほどの特別な存在になれば話は別かもしれませんが、攻撃の選手であっても守備が免除されるようなことはなく、チームとしてのタスクを果たす必要があります。

これは守備の選手にもいえて、単に自分のゴール前で屈強に守るだけが仕事ではなく、現代のサッカーでは当たり前の事柄として攻撃の起点の役割も求められる通りです。

こうして戦術の高度化に伴って各ポジションの選手に求められる役割は以前と比較しても高度化しているし、ハードワークができることも半ば前提です。

フィットネスクラブも従来以上の価値提供をしようと考えれば、トレーナーが一定の知識・技術を備えていくのは前提になるだろうし、知的にハードワークをしたり、ヒューマンスキルもあって然るべきでしょう。

今後、トレーナーに求められる要件が高度化することはあっても、要求水準が下がることはありません。

そうした前提を理解してトレーナーが各クラブや会社の求める戦術への適応をするべく自分をアップデートさせていくことが必要だと思っています。

宜しければサポートお願い致します!