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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論490」

フィットネスビズ

みなさん こんにちは アバター近藤です。

「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。

「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~Fitness Business通巻第12号(2004.5.25発行)「カーヴス創始者ギャリー・ヘヴィン氏に聞く」1~※名称等は当時、一部文章省略

ーあなたがこのカーヴスの事業を始められた時、おそらく大きな夢を抱かれていたとは思いますが、7,000クラブにまでなると思っていましたか?

ギャリー・ヘヴィン氏(以下、GH)
いえ、思ってはいませんでした。
ですが、信じてはいました。
この業界で誰もまだ歴史に残るようなことを達成した人はいません。
普通に考えれば自分もそこまでのことができるとは思わないでしょう。
ですが、信じるというのはまた別のものです。
違うレベルのものです。
私はただ可能性を信じて一歩踏み出したのです。

ーカーヴスがここまで大きな成功を収められた最大の要因は何だと思われますか?

GH
私たちが違っていたのは、まず何より先にサービス企業であると強く認識していたことがあると思います。
利益の増大はその結果でしかなく、後からついてくるものです。
2つ目に、マーケットがこのコンセプトを待ち望んでいたということがあるでしょう。
女性は従来型のクラブの環境でエクササイズを続けるには忙し過ぎるのです。
また、その環境が必ずしも快適ではなかったのかもしれません。
そして3つ目に、女性にはお互い助け合うという文化があります。
我々はカーヴスをこの3つの要因に合わせて創っていったのです。
私が以前クラブビジネスに携わった時は、数字が全てでした。
「入会率は」、「1日の見学者の数は」、「会員数は」、などなど。
こうした数字を追いかけてばかりいることが私を駄目にしました。
結局会社は倒産し、全てを失ってしまったのです。
ですから、その後、私の妻でありビジネスパートナーでもあるダイアナとカーヴスを始めた時には、数字は気にしませんでした。
もし年間10万ドル(1,100万円)を売り上げられたら十分だと思って始めたのです。
カーヴスを始めた時、我々はとにかくサービスと人々への配慮に焦点を絞りました。
それこそが、我々が最も情熱を持って提供したいと思っていた部分だからです。

~ここまで~

カーヴス創始者のインタビュー記事をこの時代に確認することはとても有意義だと思います。

今でこそ、日本でも大成功を収めておりますが、国内上陸時に当時勤めていたフィットネス企業の上司に「このモデルは成功すると思うか?」と聞かれ、「難しい印象です」と答えたことを覚えております。

記事を見ると、創始者は初めクラブ事業に失敗し、数字だけを追いかけていた自分を反省したことが出発点となっていることが分かります。

そして、お客様へ提供するサービスに拘りを持ってスタートさせたことが、成功の階段を昇るキーだったことも分かります。

外形的な、いわゆる事業モデルを見ただけでは分からない、成功ポイントをこの記事で確認することができます。

本日もお読みいただきありがとうございました。


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