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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論375」
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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論375」

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みなさん こんにちは アバター近藤です。

「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。

「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~Fitness Business通巻第6号(2003.5.25発行)「既存店はなぜ落ち込んだのかー成長持続の鍵を求めて」10~※名称等は当時、一部文章省略

Ⅲ.成長持続の鍵ー業界リーダーらの見解をもとに、クラブの成長を持続的なものにするためのポイントを編集部が5つのキーワードにまとめてみた。

5.適正投資

「既存店」を構成する全ての要素ー施設、人、プログラム、システム他ーは、放っておくと必ず陳腐化する。

結果、顧客が離れ、業績が悪化する。

適正な再投資を惜しんではいけない。

店舗のフリーキャッシュフローを最大化するために毎年毎年バランスよくハード、ソフトに再投資して陳腐化を防がなくてはいけない。

店舗に常に新しい価値を付加し、顧客価値の向上を図っていくことが大事である。

もう、これまでのようにコスト削減策だけでは利益は生み出せない。

顧客は私たち業界サイドの者以上に厳しい眼力を持っている。

適正な再投資は不可欠だ。

再投資の原資は基本的にキャッシュフローに求めることが理想であるが、中小ベンチャーの場合は全てそこで賄うことは難しいこともある。

普段から金融・ファイナンス機関と関係を持ち、事業特性や決算状況等について説明して、信頼関係を築いておくことも大切となる。

結局、既存店の業績が落ち込んだ真因はどこにあったのだろうか。

一言でいえば、それは「顧客軽視」にあったのではないだろうか。

それにより業界は顧客からフィットネスクラブに対する信頼の低下を招いたのかもしれない。

私たちはもう一度原点に帰り、基本を見直していくことで、失った信頼を回復し、再び顧客と良い関係を作らなければならない。

「フィットネスクラブ」という暖簾、ブランドへの信頼を各々のクラブが各々のやり方で取り戻し、この産業を世の中の人々が広く認めるものにしていかなければならない。

その道は途方もなく険しいだろう。

顧客は少々のことでは驚かなくなっている。

これまでにもまして高い価値づけをしていかなくてはいけないということである。

しかも継続してである。

覚悟がいる。

~ここまで~

「これまでのようにコスト削減策だけでは利益は生み出せない」という言葉は、パンデミック下での現在の状況にぴたりと当てはまります。

20%前後の低利用者の会費によって利益を得る構造はもはや存在しません。

「寝た子を起こすな」と言っていた経営層はそのような姿勢を猛省し、「顧客軽視」を転換する必要が本当に求められています。

本日もお読みいただきありがとうございました。


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フィットネスビジネス(ジム運営)に関する情報プラットフォームとして、コンサルタントとしても知られている代表伊藤友紀等による役立つ記事を閲覧することができます。 ①伊藤友紀の「ビジネス・リフティング365」②目指すはフィットネストレーナー③アバター近藤の「フィットネスビジネス学」