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子育て本読みました②

前回内容の続きです。下の本を読みました。

「主体性」「積極性」を重んじるアメリカ教育の特徴的カリキュラムは以下の通りらしいです。

①Show and Tell

②Career Day

③ボランティア活動

④課外活動


以下、雑な詳細です。

①Show and Tell
自分が考えたことを人前で話すこと。
育まれる要素は次の3つ。

1 プレゼンテーション能力の向上
    人前で話す事に慣れ、自分の意見をはっきり言う力が育つ
2 自己肯定感の向上
     自分の好きなものや「大切にしているもの」について話すことで、自己 
  に対する理解が深まり、聞いている人たちに共感してもらう事で自己肯 
  定感が高まる。
3 多様性の理解
  他の人達の意見を聞くことで、色々な意見があり、違う意見であっても
  堂々と発表していいのだ、という事を理解できるようになる。


②Career Day
キャリアデイ、と読みます。
どういう自分になりたいか、を考えるきっかけにするスクールイベント。
子どもが自分の親の仕事について教室でプレゼンをしたり、親本人がプレゼンをしたりすることもあるとのこと(おもしろすぎるやろ)。子ども自身に将来なりたい職業について考えさせたりする。ハロウィンみたくコスプレをすることもあるようなのでyoutube貼っておきます。

あ、まさにこのCareer Dayについて私実戦してますやん!

③ボランティア活動
1 他人への思いやりを学ぶ事ができる
2 世界観が広がる 
3 感謝の気持ちを身につける
4 目的意識を高める
5 自分の行動を振り返る

目的意識
自分が何かの一員として必要とされており、そのために働く事でより良いものを作っていくことができるという意識。そしてそれは真の幸せを作り出し、より良い世界を作る。(facebook CEO: 「マーク・ザッカーバーグ」)

ハーバード大学の卒業式でゲストスピーカーとしてfacebookのCEOのマーク・ザッカーバーグ氏が招かれ、そこで目的意識を持つことが大切だと熱弁されました。(ちなみに彼はハーバード大学中退。しかも在学中1度大学のコンピューターシステムをハッキングして諮問会議で吊るし上げられている。結局退学処分にはならなかったけど、その後彼は自ら大学を中退。それにしてもハーバード大学の「目的意識」の高さよw)

④課外活動の特徴
日本で言う所の「部活」が近いが、以下が大きく異なる。


12つ以上の課外活動に参加する生徒が大半
  (大学の入学願書にも書く必要があり、複数が求められている)

2 リーダーシップを学べる
  (部長、副部長、書記、会計といった役割を任され、大学入学願書にも 
  その活動について書く項目があるくらい)

3 地域の特徴を取り入れた課外活動もある
  アメリカは移民(外国から来て住んでいる人)がたくさんいるので、例え
  ばラテン系アメリカ人の多い地域では「Latino Club」や「Hispanic 
  Club」といった地域活動がある

4 課外活動は途中で変えることができる
  その時の将来のゴールや理想像に合わせて変えることができる

うわーすげーなぁ。そりゃ子どもでもしっかり意見が言えるだろうし、将来についてもしっかり考えて自立した大人に育つんだろうなぁ。

そんな風に思いませんか?

でも実はダークな面もあります。

・学校の資金不足
・高い退学率
・卒業前の妊娠
・薬物の乱用etc

これらの根本的な原因は世界中でも有名なアメリカの「貧富の格差」。

この続きはまた次回。