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小学生のサッカー戦術#1 戦術を学ぶこと

小学生の8人制サッカーの戦術について、小学生にも分かるように紹介していきます。(小学生の息子たちへの説明も兼ねて。)戦術を考えることは未来を考えること。


戦術とは

戦術とは、かんたんに言うと作戦です。どうやって相手に勝つかを考えることです。

一人一人が、それぞれ動きたいように動いていては、勝つことが難しくなります。

戦術は、チームとして一つになって戦うための、地図みないなものです。

戦術を勉強することは必要?

「何で戦術を勉強するの?」と感じる人はいると思います。そんな人は「何でサッカーの試合するの?」と自分に聞いてみてください。


「勝ちたいから」と思った人には、

「戦術の勉強は、勝つために必要だから」が答えです。


「上手くなりたいから」と思った人には、「戦術の勉強は、上手くなるために必要だから」が答えです。


「楽しいから」と思った人には、「戦術の勉強は、サッカーがもっと楽しくなるから」が答えです。


「よく分からない」と思った人には、「戦術の勉強は、将来のためになるから」が答えです。


「監督の命令だから」と思った人には、「戦術の勉強は、監督の命令をかんぺきに実行するために必要だから」が答えです。


何が言いたかというと、戦術はサッカーをするうえで、絶対に必要なものなのです。

何で負けた、が分かる

試合で負けた時、何で負けたのか分かりますか?

「一人一人の実力が足りなかった」と考えるかもしれませんが、違う可能性もあります。

じゃんけんで例えると、自分のチームは全員チョキを出すと決めていて、相手のチームが全員グーを出してきたとします。

結果は、全員でチョキを出して負けてしまいました。この時に「一人一人の実力が足りなかった」となるでしょうか。

グーを出す相手だと分かっていたら、パーを出せばいい。戦術とはそんなイメージです。

サッカーでは、相手のグーが異常に強くて、パーを突き破られて負けることもあります。その時に「一人一人の実力が足りなかった」と考えましょう。

相手のグーにチョキを出して負けて、「このチョキをもっともっと、きたえ上げよう」と考えるのは素晴らしいことですが、せめて相手の手がグーで自分の手がチョキだということは分かっていて下さい。

戦術を全く知らないとことは、じゃんけんを知らないでじゃんけんをやっていることです。

将来のために

戦術は、相手がグーを出すと予想して、こっちパーを出そうと考えることです。相手の前の試合を観察して、予想して、準備してから試合をします。

予想が合っていたのか、合っていなかったのか。

予想は当たったけれど、こっちのパーが上手く出せなくて負けたのか。

相手がグーに見せかけたチョキだったのか。

もしかしたら、グーがパー勝つというルールが間違っているのか。

そんな風に、観察したり予想したり、原因を突き止めたりすることは、サッカーにだけ使える考え方ではありません。

サッカーで頭の使い方を学んで、サッカー以外にも使えるようになってほしいから、戦術の勉強をしてほしいのです。


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