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小学生のサッカー戦術#6 パンツに手袋と靴下はやめよう

8人制サッカーの戦術について、小学生にも分かるように紹介していきます。(小学生の息子たちへの説明も兼ねて。)戦術を考えることは未来を考えること。

前回はフォーメーションの分類についての話でした。今回は、センターが大切という紹介です。

服を着るときに大切なこと

みなさんは寒い時期に服をえらぶとき、なにを大切にしますか?

なによりも、暖かいかどうかが大切ですよね。手袋や靴下、帽子といった防寒具より、まずは体のまんなかを温める服をえらびます。

ためしに、パンツ一丁に、手袋、靴下、帽子だけをつけて外に出てみてください。絶対に怒られます。

大人もそんな姿で外に出たら怒られるし、警察に捕まっていまいます。

風邪をひいてしまいますからね。警察も病人をだすわけにはいきません。

サッカーもまんなかが大切

サッカーも、寒いときに服を着るのと同じです。まんなか、つまりセンターがとても大切です。

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なぜセンターが大切かというと、ゴールがセンターにあるからです。サイドからのシュートで得点をとることは難しいですよね。サイドをドリブルで突破されても、センターできっちり守ることで、相手にゴールを許しません。

サイドにしか人がいないチームはゴールを守れません。パンツに手袋と靴下だけで外にでているのと同じです。

あたりまえだと思ったひと。その通りなのですが、サッカーでは、この当たり前のことをきちんと理解している必要があるのです。

サッカーの原理

サッカーのあたりまえだけど大切なことをサッカーの原理といいます。

「センターが大切」もサッカーの原理です。「人数が多いと有利」もサッカーの原理です。

このあたりまえだけど大切なことを知らないと、サッカーで勝つことが難しくなってしまいます。

あたりまえだけど大切なことを知らないと、フォーメーションの強みも弱みも理解できません。

大人がパンツ一丁で外をあるいていたら、警察が捕まえるのは、あたりまえだけど大切なことです。

センターを重視するフォーメーション

話を「センターが大切」に戻します。

前回、こんなフォーメーションがでてきましたね。

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このフォーメーションを超センター重視とよびましたが、「センターが大切」を聞いた後で考えると、このフォーメーションの意味がすこし深く理解できると思います。

例えば、

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こんなフォーメーションも、超センター重視です。

形は違いますが、「センターが大切」という考えは同じです。

フォーメーションを見るときは、あたりまえだけど大切なことを気にしながら考えましょう。

そんな大人になってほしい

最後に、帽子と手袋はつけているけど、服を着ていない雪だるまがいます。あれは、外にはだかで立っているのと同じです。

胸にボタンがついた雪だるまを作るひともいますね。あのボタンは、この雪だるまは服を着ていると、アピールしているのです。

そのひとは「センターが大切」を理解して実行できているひとです。雪だるまを作るときは、注意しくださいね。

また、はだかの雪だるまを見かけたら、ボタンをつけてあげられる優しい大人になってください。

ちなみに、雪だるまにボタンをつけると、服を着ている合図になりますが、はだかの人間にボタンだけをつけても、服を着ている合図にはなりません。注意して下さい。


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