![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/40911153/rectangle_large_type_2_1025050cdfd0e58e8add893421d18c29.jpg?width=800)
小学生のサッカー戦術#6 パンツに手袋と靴下はやめよう
8人制サッカーの戦術について、小学生にも分かるように紹介していきます。(小学生の息子たちへの説明も兼ねて。)戦術を考えることは未来を考えること。
前回はフォーメーションの分類についての話でした。今回は、センターが大切という紹介です。
服を着るときに大切なこと
みなさんは寒い時期に服をえらぶとき、なにを大切にしますか?
なによりも、暖かいかどうかが大切ですよね。手袋や靴下、帽子といった防寒具より、まずは体のまんなかを温める服をえらびます。
ためしに、パンツ一丁に、手袋、靴下、帽子だけをつけて外に出てみてください。絶対に怒られます。
大人もそんな姿で外に出たら怒られるし、警察に捕まっていまいます。
風邪をひいてしまいますからね。警察も病人をだすわけにはいきません。
サッカーもまんなかが大切
サッカーも、寒いときに服を着るのと同じです。まんなか、つまりセンターがとても大切です。
なぜセンターが大切かというと、ゴールがセンターにあるからです。サイドからのシュートで得点をとることは難しいですよね。サイドをドリブルで突破されても、センターできっちり守ることで、相手にゴールを許しません。
サイドにしか人がいないチームはゴールを守れません。パンツに手袋と靴下だけで外にでているのと同じです。
あたりまえだと思ったひと。その通りなのですが、サッカーでは、この当たり前のことをきちんと理解している必要があるのです。
サッカーの原理
サッカーのあたりまえだけど大切なことをサッカーの原理といいます。
「センターが大切」もサッカーの原理です。「人数が多いと有利」もサッカーの原理です。
このあたりまえだけど大切なことを知らないと、サッカーで勝つことが難しくなってしまいます。
あたりまえだけど大切なことを知らないと、フォーメーションの強みも弱みも理解できません。
大人がパンツ一丁で外をあるいていたら、警察が捕まえるのは、あたりまえだけど大切なことです。
センターを重視するフォーメーション
話を「センターが大切」に戻します。
前回、こんなフォーメーションがでてきましたね。
このフォーメーションを超センター重視とよびましたが、「センターが大切」を聞いた後で考えると、このフォーメーションの意味がすこし深く理解できると思います。
例えば、
こんなフォーメーションも、超センター重視です。
形は違いますが、「センターが大切」という考えは同じです。
フォーメーションを見るときは、あたりまえだけど大切なことを気にしながら考えましょう。
そんな大人になってほしい
最後に、帽子と手袋はつけているけど、服を着ていない雪だるまがいます。あれは、外にはだかで立っているのと同じです。
胸にボタンがついた雪だるまを作るひともいますね。あのボタンは、この雪だるまは服を着ていると、アピールしているのです。
そのひとは「センターが大切」を理解して実行できているひとです。雪だるまを作るときは、注意しくださいね。
また、はだかの雪だるまを見かけたら、ボタンをつけてあげられる優しい大人になってください。
ちなみに、雪だるまにボタンをつけると、服を着ている合図になりますが、はだかの人間にボタンだけをつけても、服を着ている合図にはなりません。注意して下さい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?