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小学生のサッカー戦術#4 多いことは良いこと
小学生の8人制サッカーの戦術について、小学生にも分かるように紹介していきます。(小学生の息子たちへの説明も兼ねて。)戦術を考えることは未来を考えること。
上のリンクの記事では、相手のフォーメーションで見るポイントを紹介しました。
相手チームのお尻の次にどこを見るか、の話になりますが、その前に、今回は、人数が多いと強いという話をします。
かんたんだけど大切
サッカーは「人数が多いほうが有利」です。かんたんで分かりやすい話です。1対2だと2のほうが強いんです。
かんたんですね。
あたりまえだけど、とても大切なことなのです。
むりやり例える
皆さんは、あたまの毛がうすい人を見るを少し不安になりませんか?そうですね、少し不安になりますね。
それはなぜかというと、かみの毛は、直射日光や雨や衝突から頭を守る、たいせつな役割をもっています。かみの毛がうすいということは、頭をまもる人数が少ないということです。
だから、少し不安になるし、毛がうすいと悩む人もでてきます。見た目のもんだいではなく、防御力のもんだいなのです。
前回のゴールキックの話を思い出してください。
ゴールキックのときに真ん中に、赤のチームの人がいなくなってしまっていました。
全体の人の数は8対8でも、一部の場所だけでみると、相手より数が少ないことがあります。こういう場所にボールが入ると、赤チームはピンチとなります。
ちょうど、赤チームの頭のてっぺんがハゲあがっているのと一緒です。不安ですね。
相手より人数が多い場所は強い
相手より人数が多い場所は強い。かんたんな話ですが、この人数の違いをわざと作り出すことができたら、とても便利ですよね。
相手を観察してフォーメーションのことを知ると、どの場所で、人数が有利になるかということが分かます。
今後、そんな話をしていきますが、今は、「相手より人数が多い場所は強い」を頭に入れておいてください。
人数が多くても注意
ひとつ注意しておきたいことは、小学生のなかには、ドリブルがとても上手い選手がいます。
中学、高校と大きくなっていくと、1人で何人もかわせなくなりますが、小学生では、ドリブルで何人もぬいてしまえる選手がいますね。
そんな選手もいるので、ディフェンスでは人数が多いからといって、ゆだんしてはだめです。
普段から観察しよう
日曜日の夕方にテレビをつけると見ることができる、波平という人を知っていますか。
あの人の頭は、おでこから頭頂部にかけて毛がありません。しかし、あの頭を見ても不安に思う人はいないでしょう。
なぜ不安に思わないのか。
それは、あの頭は攻撃するための頭だからです。何を攻撃するのかは、まったくわからない。でも、守りにはむいていない攻撃的な頭です。
そして、頭頂部にある1本の毛。味方が周りにまったくいないが、1本であの存在感。あの毛は、絶対にメッシです。
しかし、あの頭は守りにまわったら不利です。だから、テレビで、波平や毛の少ない人を見かけたら、あそこから攻めようと考えるくせをつけてください。
間違っても、試合会場で、毛の量がすくない人を指差して、「あそこに、スペースがある」なんて言ったらダメです。これは本当にダメ
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