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欲張りに願っていい。

わたしはきみに、愛の言葉をささやいて欲しい。


‥こんなもの、必要ないってわかってるのに。


愛の言葉をささやくその人に、
中身の薄い経験をしてきた。


言葉なら、いくらでも言える。
適当なこと、言える。


その人に悪気はなくとも、
その人の言葉に重みがないことがある。


そんな経験をしたことがある。


言葉じゃなく、伝わるものがある。
言葉よりも伝わることがある。


経験してわかってるはずなのに、
人は欲張りになってしまうもの。


願いは大きくなってくもの。


ひとつ、願いが叶えば、
次の願いが生まれてくる。


そうやって人は成長していくもの。


わたしのささやかな願い。


ほんとは叶わなくてもいいもの。


叶えることが大事なことじゃないから。


きみがいて、
きみと一緒にいることができて、
うれしいんだ。


今、このときを
めいっぱい大切にしたい。


きみは「好き」なんて言わないけれど、
わたしはちゃんと受けとってる。


「心から好きな人に出会いたい」という、
わたしの願いは叶った。


そして、
その人がそばにいてくれる。

優しく、触れてくれる。



わたしは欲張りに、次の願いを想う。


そうやって、
喜びを重ねていく。


幸せを味わっていくんだ。