2人目楽勝!のはずが…産後うつ状態になってしまった話。
ちまたでよく聞く話。
『2人目は楽だよ~』『手がかからない!』『ほっといても寝てくれるし』とはまぁ、本当によく耳にしていました。
そして、私自身も1人目の時の経験があるし、1人目と同じ男の子だし、なんとかなると思っていました。
(今、考えると、全然なんとかならなかったんですがね・苦笑)
■我が家の詳細は…
・夫
(基本忙しいので、戦力外。季節的にも仕事の繁忙期とかさなる。)
(長男で慣れているので、おむつ替えやお風呂などひと通りはできる)
(料理は作れない…こともない。)
・長男
(次男とは約8歳差、当時小学2年生)
(スーパー自由人、自分が興味あること以外は何もしない)
(まぁ、小2の男子なんて、そんなもの・笑)
(宿題だけはちゃんとやるタイプ。雑だけど・笑)
・実の両親や兄弟親戚など
他界と生き別れにより、生死不明。
(もうかなりの年月がたっているので、全く知らない)
・義理の両親
義母は他界。義父は高齢。
(車で20分くらいの距離に住んでいるけれど、高齢すぎて戦力外)
…こんな感じで世間でいうと、ワンオペというやつです。
(※よっぽど恵まれている人以外は、ほとんどのママ業をしている方はワンオペだと思っていますので、あんまりワンオペという言葉は使いたくないのですが、便宜上、使った方がわかりやすいかと思い使うこともあります。)
そんな我が家にやってきた、次男!!
これが、びっくり!!
めちゃくちゃ手のかかる子でした!!
■手がかかる次男の誕生
どう手がかかるかって?
●まず寝ない
(新生児・乳幼児って、ほとんど寝てた気がするのに、あんまり寝ない)
(ハイローチェアで揺らしても『何されてんの?コレ?』みたいな顔で、見られるだけ→からの、やっぱり泣く)
(スクワットしたりしても、なかなか寝ない)
(ほっといたら寝る、と信じて待つも…泣くだけ)
(お!寝た!?と思っても、ちょっとの音ですぐ起きる)
(抱っこしたままじゃないと寝てくれず、ほぼ1日中抱っこ)
●そして泣く
(やっと寝たと思っても、ちょっとの動きですぐに起きて泣く。)
(背中スイッチまで行かず、抱っこから置こうと傾けただけで起きて泣く)
(ちょっと離れただけで、気が付いて泣く)
(ベビーベッドで寝かせようと頑張ったが、40分くらい経っても泣いていて、自分が負けた)
(あまりのしんどさに夫に代わったら、火に油を注いだかのように泣き喚く)
(首が座るまではおんぶが出来ないので、仕方なく泣かせたまま料理をする。これかなり精神的に堪えます。)
●めっちゃ吐く
(ちゃんとゲップさせてるのに、突然吐く→泣く)
(吐きすぎて、母子ともに服が足りなくなる。)
(冬なので、洗濯物が乾かない、間に合わない)
(吐いてる回数が多すぎて、お腹が空いているのか?満腹すぎて気持ち悪いのか?まったく分からない)
…これらを1日24時間、エンドレスでやりつつ、家事もやっていたら、気が付いたら産後うつ状態でした。
■産後うつ状態だなと気が付いたのは…
とにかく誰とも話したくなくなったから。
家族とすら、夫ですら、会話するのがしんどくて
何もする気力がなくなっていることに気が付いたから。
友達もいないわけではないので、話し相手になってくれる人なんて見つけようと思えたら、見つけられたんだろうけれど…
とにかく人に会いたくない。
犬も飼っているので、散歩には出るけれど、散歩の時間も知り合いと合わないように時間をずらして行っていました。
ただただ、24時間、次男のお世話をするのに必死で、
びっくりするくらい寝てくれないから、
晴れの日はベビーカーを押して意味もなく近所をウロウロ
雨の日は抱っこ紐で傘を片手に近所をウロウロ
それでも、なかなか寝てくれなくて
構っていたら機嫌は良いけれど
かと言って、家事をするためには構ってばかりもいられず…。
一度だけ、20年以上の付き合いになる友人夫婦に会いに行ったとき
『もう、手がかかりすぎてしんどくて…』と
ぼやいたら
『え?めっちゃ静かで、機嫌よくしてくれてるやん!!』
これで、手がかかるって言ってたら、どうするん?』
『うちの姪っ子たちもっと酷いから!!』
とな。
もう言い返す元気もなくて、それから1度も会っていません。
(嫌いになったとかじゃなく、ただ、今は会うのはいいや、遠慮します!!って感じです・苦笑)
友人夫婦は選択DINKs世帯なので、どれだけ姪っ子や甥っ子をみる機会があったとしても
子育ての地味なしんどさは本当の意味で理解することはきっとできないし、
(24時間体制、成長するまでちゃんと育てる責任とか、ただ可愛がれば良いだけでは、生活は成り立たないこととか…)
それが理解できないことが悪いことでもなく、こればっかりは経験しないとしょうがないことなので、まぁ、そのうち会えたらいいんじゃないかなと思っています。
■手がかかることの何がしんどいか?
ただ、抱っこして、お世話して、相手してあげてるだけで、生活が成り立つなら…(いや、それでも24時間ずっとはしんどいけれどね)
きっと、手がかかってもそこまでではないんだろうと思う。
手がかかることの何がしんどいって、
生活を回していかなきゃいけないことなんだよね。
洗濯や掃除、料理に後片付け…
そこに長男、夫のこと
(夫はほぼ放置だけど・苦笑)
愛犬の世話
最後の最後になってやっと、自分のことを考えられるわけで。
もうその頃には、疲れしか残ってないから
何もする気が起きない。
構ってほしくて、抱っこしてほしくて、そばにいて欲しくて泣く我が子
でも、ずっと抱っこしているわけにもいかないジレンマ
いつまでも、片付かない室内
毎日、繰り返しリセットされてやらなきゃいけない家事
朝ご飯や昼ご飯はなんとかなっても、
晩ご飯は作らなきゃならないし、洗い物もたまる。
『家事代行を頼んだら?』
って簡単に言う人も多いけれど
もうすでに、人に会いたくない状態なのに…
見知らぬ人が家に来るなんて、どんな拷問??
(そもそも、家の中が散らかっているから人に来てほしくないし)
『産前から、計画的に片づけてたらよかったやん?』って?
出産するまで、体調悪かったのに?
まぁ、あの時の自分に解決策を提示してくれる人がいたとしても
それがどんなにステキな解決策でも
それがどんなに正論だったとしても、
その差し伸べてくれた手を、握り返すことはきっとなかったと思います。
■じゃあ、どうすればよかったのか?
一番はやっぱり、家族の協力がもう少し欲しかった。
こればっかりは仕方のないことなんだけれど、
夫も育休という制度が利用できる環境にないし、
長男は長男でその性格上、なんでも自分でやります!というタイプではないし、次男を可愛がってはくれるけれど、世話を率先してやきたいタイプでもない。
それでも、家族の協力が一番、だったかなと思う。
ほかにあげるとするならば…
誰かにねぎらってほしかったかもしれない。
あとは、『次男は手がかかる』というのをもっと話を聞いてくれる人がいたら、理解してくれる人がいたら、違ったのかもしれない。
(家族が無理解というわけじゃないけれど…)
『今、めっちゃしんどいねん!!』と正直に愚痴れる相手、
そしてそれを聞いてくれる相手って大事!!
年齢を重ねれば、重ねるほど
自分も相手も生活環境や生活スタイルが変わっていくから、どうしても『今、話を聞いてほしいな』と、思いついたところで、相手にLINEすら送らなくなってしまう。
だからこそ!!
もし、産後の友達があなたの身近にいたならば
『話なら、いつでも聞くからね!』と、メッセージしてあげて欲しい。
そして、その友達の話を否定することなく
ただ聞いて、会えるなら美味しいお菓子でも一緒に食べてあげて欲しい。
その時間はきっと、お友達にとって最高の癒し時間になるはずだから…。
ママのための星占い師 Rui
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