「おひとりさまブレインストーミング」のすすめ#心を整えるツールです

 もしかして、「おひとりさまブレインストーミング」というと、みんなで話し合えないから、消去法でひとりでやってるの?と感じる方がいらっしゃるかもしれません。これは、孤独な人のおなぐさみツールでは、決してありません。
 大勢の中にいても、一人でいても、自分が自分でいられること、その状態を保てるツールです。どこにいても自分を失わない心を整えるというのでしょうか。
 わたしは、「仲間の中の孤独」がとても苦手です。結婚して5年後、出産したとき、産後うつになりました。子どもが生まれたことを、周りも喜んでくれました。私も喜ばなきゃ、って考えていました。喜ばなきゃ?当時は、子育てでつまづくことより、自由がきかないことより、この状況を幸せと思えない自分がいることが、いちばんきつかったように思います。幸せなはずなのに・・・
 家族がいること、増えたことに幸せを感じられない自分が、普通の人間ではないように感じてしまい、受け入れられずにオーバードーズしたり、自殺企図もたくさんしました。
 今から思えば、内向的な自分が、無理をして「まわりの考える私の幸せ」に自分を合わせていたのだと思います。
 物差しが外にしかない、という状況では、簡単に自分がぐらついてしまいます。子どもが自立した今なら、子どもや夫がいて、親や兄弟がいて、わいわいするのも、幸せのひとつだ、と思えます。つまり、私の感じる幸せは別物だ、それでいいってことですね。
「おひとりさまブレインストーミング」をいくつも重ねて、やっと自分の存在を認めることができたように感じています。

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