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集大成!『レイトン教授と最後の時間旅行』について語るよ!!(個別版)

 さあ、とうとう本作品に辿り着いてしまいました。ネタバレもりもり、レイトン「初期三部作」語りますシリーズも最終回、『レイトン教授と最後の時間旅行』です!ファンの間で、最高傑作と言われる本作品、もちろん大好きです。『レイトン教授』初期シリーズの、あらゆる意味での”集大成”として好きに語ります。今回は、やや多めつのポイントを挙げるよ。では、どうぞ。


1.手ごたえ変わらず!閃き×パズルのナゾ

 本作も、もちろん『レイトン教授』シリーズの魅力、ナゾ解きラッシュは健在です。閃きで解くナゾ地道に解くパズルなど、そのときの場面に合わせたナゾたちは、それ自体が本作品の根幹であり、時にストーリーを盛り上げる大事な要素なのでしょう。
 ちなみに、今回が『レイトン教授』を取り上げる記事が最後の予定なので、質問なのですが、みなさんのお気に入りのナゾは何ですか?私は、第二作『悪魔の箱』の最後のナゾです。DS版をプレイした方なら分かってくれますよね。あのギミックは後にも先にもなく、何回解いても、ワクワクしました。

2.「タイムマシン」を使った、能動的な”舞台”転換

 本作独自のギミックであり、重要な移動手段「タイムマシン」。レイトンたちは作中の途中で、自分たちで自由に使うことができるようになります。「現在」と「未来」を自由に移動でき、前作とは対照的に、能動的な”舞台転換”が可能になっています。この、自分たちは作中のほかのキャラが知らない特殊能力があり、それゆえの周りからは「不可解な」行動をする、という展開が大好物です!ここは、ロールプレイングの醍醐味を感じました。

3.クスッと笑える、おなじみミニゲーム

 カバンを開けるのも、最後かもしれません。では、ほっと一息つけて(むしろ熱中する?)ミニゲームの世界へ。ひとつめは、白紙の絵本にどこか覚えのあるキャラクターたちのシールを貼っていく、シンプルゲーム。このあとのオウムのミニゲームと合わせて、日本語の「変」さを楽しむゲームです。そして、そのオウム君、今回の「友達」です。変なタイミングで、思わぬ言葉を覚えていくオウム君、その言葉を使って、町の人の相談に応じ、「変」でない文章をつくるゲームです。みっつめのミニカーパズルは、サクッとできて簡単な、見ためも楽しいゲームです。

4.シリーズ”集大成”「過去」キャラ大集合!

 初期三部作の最終作である本作では、まさしく集大成、過去に登場したキャラが続投し、あのキャラまでもが手を組みましたね。あらたなる強敵によって、かつての敵と手を組む、この展開熱かったですね。これはシリーズファンへのうれしい要素です。もちろん、「ヒゲマフラー」や「ポーロ」なんかも出演し、思わぬ要素となりました。(おまけで詳しく語ります。)

5.SF活劇と、みせかけたミステリ王道展開

 ネタバレ注意報でーす!!では、行きます。本作『最後の時間旅行』では、レイトンとルークのもとになんと、10年後のルークから助けを求める手紙が届きます。そして、10年後に「タイムスリップ」してしまった二人は、「未来」のルークと出会い、悪に堕ちた「レイトン教授」と対決することになるのでした。こんな展開な本作。まさかのSF⁉となりますが、もちろんミステリーなのが、『レイトン教授』シリーズです。行く先々で、いい意味で裏切られる展開があり、最後のBarで「すべて」の謎が明らかになります。初期三部作通じての共通するトリック、どれも大掛かりで、ワクワクします。余談ですが、、「ここからセーブできません」みたいな表示がシリーズ全体で最後出ますが、そこから進みたくなーい、なんて思いませんか?ここから進まなければ、仮初の平和は保たれるのに、なーんて思って私は、ついウロウロしちゃう派です( ´∀` )

6.1・2をプレイしたことで、”命”が吹き込まれた、彼らの「過去」と「未来」

 どういう意味?となるタイトルですが、私が思うに、本作を傑作たらしめているのは、見事なストーリーと同時に、レイトンたちに、私たちが感情移入ができた、そのことだと思うのです。それがなぜできたかと言えば、ここまで私たちが、レイトン教授とルークと共に冒険して、ただのアバター的存在から、「過去」を持っているひとりの人物として捉えられたからではないでしょうか。私たちが、彼らに”命”を吹き込んだからこそ、本作は、ここまで心に響く作品になったのだと思います。そして「未来」となる続編で、また動き出すことができるのでしょう。本作のテーマは「過去」と「未来」だと思いますが、作中のテーマと、合わせて「ゲーム」そのものにも、かかっていたとしたら、ステキだなと思いました。

おまけ

 最後は、「三部作」最終作ならではの、ギミックで大好きところを紹介!まず、タイトルのダブルミーニング。これは作中で回収される、大伏線でしたね。また、1・2をプレイした人ほど驚いた「ふかまるナゾ」の二段構えの仕掛けは、しびれました。表の謎が解明されたように見えていたら、まさかの裏の真実が明かされる、ストーリー展開を盛り上げるギミックが好き。そして皆勤賞おまけキャラの「ヒゲマフラー」は、解説キャラいじられ。いつも迷子になっている「ポーロ」は、そのキャラ性で一見流されるような発言が真実をついていたりと、これぞ集大成でしょう、がたっぷりと詰まった本作なのでした。

 ストーリーの良さは、私が語るまでもなく、最高なのでなるべく別の視点から語ってきました。本作は、「初期三部作」の最終作ですが、もはや連続性でいえば、第3章『最後の時間旅行』でしょう。この作品単体でも楽しめるけど、十二分に楽しむなら、1からやってほしい!!そんな作品でした。
以上で、『レイトン教授と最後の時間旅行』の魅力語り、終わります。ここまで、読んでくださってありがとうございました。(記事が長くなってごめんね。)

おまけのおまけ
「ー → v → ∇」 この暗号が分かったら、握手~~。




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