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気持ちだけでもヨーロッパを漂うには?

近ごろは以前ほど小説を読んでいません。

なぜなのか?

嫌になったわけではなく、新規開拓をあまりしなくなったからかなと。

実用書だと適当にタイトルで選ぶこともありますが、小説だとどこの国のどんな内容のものなのかを気にして選ぶからですかね。

お手軽なほうに向かいがちで、冊数はそれなりに読んでいます。

簡単に少しだけ違う世界を漂うことができる小説が好きなはずなのですが。

 
ということで最近読んだ小説について少々。

 
ラーシュ・ケプレル 『つけ狙う者』

ヨーナ・リンナシリーズの一冊。

前作はふんだんに含みを持たせて終わったのですが、この作品の中ではヨーナが警察にいません。

警察内どころか最初のほうはもういない人扱いです。

後任の人がいますが、ヨーナの後では優秀とは思えないのはひいき目でしょうか。

同僚のサーガ・バウエルも休職中です。

でも事件は起こります。

『催眠』に登場したエリック・マリア・バルクが再登場しますが、彼の弱い面をさらけ出していますね。

犯行動機というかなぜそうなったのかがよくわからず、消化不良でした。

このシリーズは個人的にヨーナ・リンナのキャラクターが好きで読んでいますが、そうでなければ話の展開に突っ込みどころが多くてちょっと付いていけないところがあります。


 
ティモ・サンドベリ 『処刑の丘』

こちらはフィンランド人作家の作品。

タイトルからしてそうなのですが、暗いです。

フィンランド内戦の後、1920年代のお話です。

現在日本国内で持たれているフィンランドのイメージとは大きくかけ離れているフィンランドです。

警察内も殺人事件の捜査も今では考えられないくらい、職務怠慢じゃないかと考えるくらい思想に左右されています。

人々の暮らしぶりも衛生管理も時代を感じます。

警察は車を所有していないそうです。

個人的にはフィンランドにキラキラした憧れを持っている人は読んだほうがいいのでは、なんて考えました。

こんな時代もあったのだよと。


 



 
近ごろは本を読むよりも間近に迫ってきたユーロヴィジョン・ソング・コンテストに興味が向きがちです。

気持ちだけはヨーロッパを漂っています。

もう来週の今頃にはファイナルが終わって結果が出ているのですよね。

もうユーロヴィジョンウィークなのですよ!

ということでいろいろチェックしています。

今日はオープニングパーティーらしいです。

レッドカーペットではなく、ターコイズカーペット。


 

そしてなぜかますますファイナル進出も怪しいジョージア代表Circus Mircusにはまり中です。

Circus Mircusは覆面バンドで、メンバーの名前も好き勝手につけたでしょといった感じの名前です。

ジョージアの人々の名前はよくわかりませんが、そんな雰囲気が漂います。

正体が全く不明というわけではなく、結成は2020年。

Spotifyで聴くことのできる音源は12曲のみで、音楽性は幅広いです。

その中で今回の代表曲”Lock Me In”は一番ポップな曲です。

スペインやイスラエルで開催されたイベントに出演した時はメンバー全員黒のシンプルなスーツで揃えていて、バンドぽくて好きです。

それとは打って変わってユーロヴィジョンではリハーサルの様子を見るとハデなちょっと変わった衣装です。

ユーロヴィジョンはショーの要素が強いですし、バンド名Circusサーカスなので、合っているかなという気がします。

正直奇抜なステージングです。

でも存在そのものがちょっと不思議で、奇抜なので違和感はありません。

花のひげをずっとつけているのも邪魔そうですが、楽しげです。

ファイナルに進出してほしいと強く推しています。

しかしながら、ユーロヴィジョン各国代表曲を聴いてのリアクション動画や個人的ランキングを公開している人たちをいくつか見ましたが、今年のジョージア代表なんだこれは?よくわからないという人が多いようです。

このインディ感がとても好きなのですが、大衆受けは難しいのでしょうか?

どうやら何気に人気のあるセルビア代表のシュールな雰囲気より、ジョージア代表のサイケデリック感のほう個人的には好きです。

なぜかCircus Mircusについて熱くなっていますが、”Lock Me In”以外の曲も気に入っています。

Circus Mircusは5月12日セミファイナル2に登場します。


今回はこれぐらいで。






冒頭の写真は本文とは関係なく、急にカフェラテが飲みたくなったので飲みに行ってきました。

最近はドリップコーヒーをブラックで飲むことが多いですが、以前はどこかお店で飲むならカフェラテを注文していました。

個人的にグラスに入っているのがなんだか懐かしかったのでした。







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