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PEラインの基礎知識と選び方。
こんにちは、こんばんは、カツオです。
釣り糸の世界に革命を起こしたPEライン。
ナイロンラインの時代から、現状PEラインの時代に変わり
ほとんどの釣りはPEラインを使っているかと思います。
しかし世の中には、いろいろなPEラインが出回り
粗悪品もあれば、すごくいいPEラインもあります。
本記事では、PEラインの種類、選び方、メンテナンスまで
PEラインの知識をお届けします。
この記事を読んでいただければ
迷わずPEラインを選ぶことができ、長持ちさせることも
できると思いますので、ぜひご覧ください。
🧵 この記事の結論
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まず自分が信頼できるPEラインを選ぼう。
そのためには釣糸JAFS基準を遵守した企業の糸を選ぶ。
PEラインはMIN表記のものを選ぶのがおすすめだが
AVE表記でもいい。普通に遊ぶくらいなら気にしなくてもいいかな。
PEラインは何百本の糸を4本か8本で編み込み1本の糸にしている。
その4本か8本は釣り場によって使い分けるが、迷ったら4本を選ぶ。
PEラインにはコーティングがされているもの、ないものがある。
迷ったときはコーティングなしのものを選ぶ。
PEラインは釣行後(使用後)は陰干し。直射日光、高温保管はNG。
定期的にメンテナンスをする。
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といった感じかな。
では詳しく見てきましょう。
🧵 PEラインの特徴
最初にざっとPEラインの特徴をご紹介します。
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強度が高い:同じ号数のナイロンラインやフロロカーボンラインと比べ
2.5倍~3.5倍の強度がある。
伸びが少ない:伸度が約4%と非常に小さく、アタリや魚の動きをダイレクトに感じることができる。
感度が高い:ラインテンションが常に伝わるため、魚のわずかな動きにも気づくことができる。
視認性が良い:カラーバリエーションが豊富で、オレンジやピンクなど
視認しやすいラインが多い。
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これらの特徴から、PEラインはルアーフィッシングや磯釣りをはじめ
様々な釣りで活躍します。
🧵 PEラインの選び方
PEラインを選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。
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自分が信頼して使えるものを選ぶ
釣糸JAFS基準を遵守した企業の糸を選ぶ
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自分が信頼して使えるラインを選び使う
まず自分が安心して使えるラインを選びましょう。
でないと、魚かかったとき
フッキングやらパワーファイトやらができないので。
いろいろな糸を使うのもありですが
この企業の糸なら安心して使える!というものを1つ見つけてみてください。
もし、「いや、そんなのわからないよー」という方は
次の項目であげる企業の糸を使ってみてください。
釣糸JAFS基準を遵守した企業の糸を選ぶ
ラインは、我々消費者が安心して購入できるように
日本釣用品工業会さんが基準を設けています。
それが釣糸JAFS基準であり
その基準を守っている企業の糸を選びましょう。
基準を守っている企業は
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シマノさん
モーリスさん
サンラインさん
クレハ合繊さん
ワイ•ジー•ケーさん
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あたりで、あと20社守っている企業があります。
釣糸は、安心と信頼が大事です。
信頼は、安心から生まれてくるものなので
基準を守っている企業の糸の方がいいですよ。といった話なのです。
🧵 PEラインの号数・強度
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138194523/picture_pc_506d60fd6082e048532923b5dabe269f.png?width=800)
PEラインの号数は太さのことで
強度は、ポンド(lb)またはキログラム(kg)で表示されます。
メーカーによって強さが異なり
同じPE1.5号でも28lbになっていたり、31lbになっていたりします。
強さが異なる理由の1つとして、表記の仕方が違うことです。
PEラインの強度は
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MAX
AVE
MIN
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で表されています。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138198896/picture_pc_1e511f5c66dce764c4585f1ce5c95d1f.png?width=800)
ラインを出しているメーカー(企業)さんは
規格に則り、ラインの切断試験を何十回と行っています。
簡単にいうとMAX表記は、試験でラインが切れた最大の数値で
AVE表記は平均的な数値、MIN表記は最低の数値です。
現状は、AVE表記のものを使うのがおすすめされています。
なぜならラインの強度的な信頼を得ることができるからです。
信頼できれば、魚をかけたとき
切れないかなーと心配して釣りをすることがなくなりますし
適切なドラグ設定もできる。
少し掘り下げると
たとえばMAX表記で14.4kgと書いてあった場合
何十回試験を行った中の最大で14.4kgで切れましたということになります。
その何十回の試験ででた値は、多少ばらつきがあるため
1回目は10kgで切れて、2回目は12kgで切れた、なんてことがあります。
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1回目:10kg(最低) • 6回目:12.3kg
2回目:12kg • 7回目:12.4kg
3回目:14.4kg(最大)• 8回目:12.5kg
4回目:13.4kg • 9回目:13.3kg
5回目:13.2kg • 10回目:12.2kg
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つまりMAX表記の場合、強度が14.4kgと書かれていても
12kgで切れている可能性もありますし、10kgで切れている可能性もあります。
そのため本当の強さがわかりません。
たとえば読者さんがブリを釣りたいから
新しいPEラインを買いたいとします。
「このPEラインは14.4kg耐えれるからブリは上がるっしょ!」と
思って買っても
試験では、10kgで切れているため
ブリをかけたらプチーンと切られることがMAX表記ではありえます。
![](https://assets.st-note.com/img/1714199510577-9VxDa6xC6H.png?width=800)
AVE表記は、何十回の試験で出た切れる値を全て合計し
その合計を回数で割って出しているため
MAX表記のようなことが起きにくいです。
どうしてもAVE表記やMIN表記は、同じ号数でも
MAX表記と比べて数値が低くなってしまうので
同じ1.5号の糸でも、MAX表記の場合は14.4kg
MIN表記は10.4kgになっていることがあります。
おそらく読者さんは、パッとみて数値が高い方を買うと思います。
弱い糸など使いたくはないはずです。
そのため企業は、MIN表記のラインを
あまり出さない傾向があります。
なのでAVE表記のものを買うことがおすすめされています。
![](https://assets.st-note.com/img/1714266094214-7rkY7OMlv0.jpg?width=800)
ここまで見て聞いて
「えーそこまで気にしなきゃいけないんだー」と思ったかもしれませんが
表記に関しては、普通に釣りを楽しんだり、遊んだりするくらいなら
過度に気にする必要はありません。
「よーーし釣りをガチでプロ級にやっていくぞー」という場合は
気にする必要はありますが
家族とか、1人とか、2人で
のんびり、ゆったり気ままにやっていくのであれば
表記を気にするよりも
このメーカーのラインなら信頼できる!と思えるような
ラインを見つけて使う方がいいからです。
あれもこれもと気にしすぎると
釣りを楽しむことができなくなってしまいますからね。
のんびり気ままに釣りを楽しんでいくなら表記は気にせず
ガチで釣りをやっていくようであれば気にしてやっていきましょう。
🧵 PEラインの編み込み本数
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138097788/picture_pc_075458bdf60bc297697f1ee9804bb39e.png?width=800)
PEラインは、何百本、何百本の原糸を
4本とか8本で編み込み作られています。
パーケージやボビンを見てみると
「X4」とか「4」とか書かれているのが編み込み本数です。
たとえば「X4」の場合は4本編み
「X8」なら8本編みになります。
4本撚り(より)や8本撚り(より)とも呼びます。
PEラインは、その編み込み本数によって
以下の3種類に分類され、それぞれ特徴があります。
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4本編み:最も一般的なPEライン。強度と感度のバランスが良く
汎用性が高い。
8本編み:4本編みよりも飛距離が出て、太いラインでもしなやかな。
磯釣りやショアジギングなどにおすすめ。
12本編み:太いラインでも非常に滑らかな。
ただ現状あまり使われていないライン。
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といった感じ。
基本的には4本編みか8本編みを
釣り場によって使い分けていきます。
4本編み
4本編みのメリットは、価格の安さです。
価格は製品によって違いますが
4本編みは、だいたい1300円〜4700円ほど
8本編みは、2200円〜7800円ほどで買えます。
釣行回数が多く、頻繁にラインを巻き替える釣り人さんや
釣りにかける費用を抑えたい釣り人さんにおすすめです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138219663/picture_pc_48d33471ef9b411be1920b1db464b98a.png?width=800)
デメリットとしては
8本編みより飛距離が出ないことですね。
表面がでこぼこしており、円に近くない形をしているからです。
しかしものすごく飛距離に差があり
釣果に悪影響をもたらすのか?と言われればありません。
飛距離が出ないことは、技術的な面(投げ方)でどうにかなります。
なので決定的、致命的なデメリットがないのが4本編みです。
「4本と8本どっちにしようかな〜」と悩んだり、迷ったときは
迷わず4本編みを選んだ方が損はないと思います。
8本編み
8本編みは、4本編みのメリットがデメリットになり
4本編みのデメリットがメリットになります。
8本編みは、4本編みより新円に近く
飛距離が出るメリットがあります。
なのでサーフ釣りや投げ釣りなど
飛距離が重要と言われている釣りに使われることが多いですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1714265720039-l9iPmtyNGM.jpg?width=800)
デメリットは価格の高さ。
また個人的にデメリットだと思うのが
糸が重たいこと。
糸が重たいと、ルアーの泳ぎがイマイチになるのと
フッキングがうまく決まらないことがありますね。
🧵 PEラインのコーティング
コーティングの種類によって、以下のような分類に分けられます。
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コーティングなし:安価・摩擦に弱く摩耗しやすい。
シリコングリスコーティング:摩擦に強く、滑らかな。
フッ素コーティング:シリコングリスコーティングよりも
さらに摩擦に強く飛距離がでる
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大きく分けると、コーティング系かノンコーティング系かになります。
コーティング系
コーティングがあるPEラインは
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硬い
重い
摩擦に強く、やや切れにくい
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といった特徴があります。
繊維の表面にコーティングしてあるわけですので
摩擦を起こしてもコーティング剤が守ってくれるため
繊維自体に傷が入りにくいです。
ガラスフィルムを貼った
スマホをイメージしていただければわかると思います。
ガラスフィルムを貼ると、フィルムには傷がつくものの
スマホの液晶には傷がつかないと思います。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138229216/picture_pc_968fa281b7fab268daf8b499a5b4d691.png?width=800)
ただ1つ欠点があり、それはコーティング剤が取れてしまうこと。
コーティングは、ただラインの上に噴きかかっているだけであって
繊維自体にコーティングされているわけではありません。
なので使っていくうちに取れていき
コーティングがないPEラインと同じような感じになってしまいます。
ノンコーティング系
コーティングなしのPEラインは
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軽い
しなやか
価格が安い
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といった特徴があります。
筆者はノンコーティング系を好んで使ってます。
コーティングありに比べ摩擦に弱く、摩耗しやすいデメリットがありますが
これはショックリーダーが解消してくれます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138190953/picture_pc_91f495090a7d0386872cb0780939709f.png?width=800)
なのでデメリットがほぼないんですよね。
強いて言えば、堤防とか港内での
バーチカルな釣りをするとき、油断すると切れやすいこと。
どうしてもバーチカルな釣りはショックリーダーの役目は
あまり果たさず、堤防、岸壁の角にPEが擦れて切れやすいです。
特にタコ釣りとかは切れやすいですね。(気をつければ問題ない)
![](https://assets.st-note.com/img/1714175667186-A8phf6FqUn.jpg?width=800)
コーティングは、どっちがいいとかはありませんが
迷ったときは、デメリットがほぼない
コーティングなしの方を選ぶのがおすすめかな。
🧵 PEラインの管理方法やメンテナンス
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138098508/picture_pc_ac580421a0103d4347fa9dc91325099b.png?width=800)
PEラインは、ナイロンラインや
フロロカーボンラインよりも劣化しやすいので
管理方法を知り、メンテナンスする必要があります。
具体的には
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使用後は真水で洗い、陰干しする
直射日光や高温を避ける
定期的にラインをチェックし、傷や劣化があれば交換する
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です。
特に高切れ(投げたときにPEラインが切れる現象)が
頻繁に起きたときは
もうPEラインがおじいちゃんになっている可能性があるので
すぐ交換することをおすすめします。
🧵 おすすめPEライン
長々と書かせていただきましたが
で、結局何を選んだらいいかわからないと思いますので
ここである程度、記事の内容にあった
おすすめPEラインをご紹介します。
それが度々写真で出てきていた、タナトルです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138230958/picture_pc_0341af8fce9d9b2cc50801a21f429a61.png?width=800)
タナトルは、細くて強いのが特徴で
通常、糸が細いと強度が弱くなり
切れてしまう可能性がある。
逆に糸が太くすると、強度は上がるものの
魚が釣れづらくなってしまう。
そんなどうしようもない問題を解決してくれて
釣果に繋げれる可能性があるのがタナトルですね。
MAX表記ではあるものの
一度も魚をかけて切られたことがないですし
ブリとか80cmくらいのサワラもかけてます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138231462/picture_pc_7b4e5101c9b27984c68a72a13a22a6be.png?width=800)
ラインナップが豊富で
0.8号〜4号まであり、4本編み、8本編みとあります。
特筆すべきデメリットがなく
価格が抑えめなので、エンジョイ勢におすすめです。
🧵 まとめ
PEラインは
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よく飛ぶ
高い強度
感度がいい
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など、多くのメリットを持つ釣り糸です。
しかし、その性能を最大限に活かすためには
基礎知識をしっかりと理解し
適切な使い方やメンテナンスを行うことが重要です。
本記事で紹介した情報を参考に釣りを楽しんでください。
この先は筆者のPEラインの考えについて書きたいと思います。
結構、独断と偏見が強めで
いや、そんなの本人の自由だろ!と言われそうなことを書いていくので
見たい方だけ見る、見たくないならいいという
有料の形にします。(ちょっと1回だけやってみたい気持ちもある。笑)
無料の方で紹介した内容を覚えていただければ
ほぼ間違いなく良いPEラインを選ぶことができ
実釣に役に立つと思います。
有料は、ほんと気になる方だけ見ていただければ幸いです。
それでは最後まで読んでいただきありがとうこざいました。
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