資格だけをみてはいけない!(精神保健福祉士)
先日、依存症についての研修がありました。
わたしは精神保健福祉士ではありませんが、そういった専門職のいる職場に
いる一職員です。
依存症の研修は、ギャンブル依存やネット依存などについてが主でしたが
実は、わたし、親がギャンブル依存で、今まで悲しいことがたくさんあり、いろんなことを葛藤してきました。
信頼していた父親だっただけに、いろんな葛藤をしました。
多額の借金をし、親せきにもお金を借りて返さず縁を切られる、家を売ることになる、仕事をしなくなる、家族のお金をとる、借金の明細を隠す、うそをつく、遠方の子どもに嘘をついて毎月お金をもらっていたなど・・
約20年前に事態が発覚した後から、ずっと悩まされてきており、
今でも尾を引いています。
そんな当事者の家族であるわたし(わたしはその括りになるんだって初めてハッキリしたかもしれません)だからこそだとも思いますが、
研修時に発表くださった当事者家族の方の苦しみが、その方の場合、
味方が一人もいないところからのスタートだったので
(わたしの場合、父以外の母や兄弟が深いことは話さないにしても味方)
ほんとうに辛かっただろうな、今も辛いだろうな、よく生きて頑張ってこれたな、って思いました。
でも、職場でいっしょに研修を受けた精神保健福祉士のとある先輩が
「早く〇〇しないからそうなるのよ」
「〇〇しなさいよ!」
ZOOMで音声・画像OFFだからか、当事者が語った言葉を聞いてそう突っ込みます。。
その方は、知識も豊富です。それなりに辛い経験もあったということです。だけど・・そういう発言が、研修のみならず、わたし自身が入社したときから、実はたくさんありました。
「わたしみたいに(利用者さんを)切らないからよ!」
この言葉は衝撃でした・・害のない利用者さんへのあまりにもキツイ考え方や言葉・・ほかにもいろいろと「なんでこんな使えない人を雇ったのか」など。これは畑違いの職場から来た私への拒否感もあるんだと思いますが、
これが専門職よ!といわんばかり、いばってるけど、?と疑問な発言が多く、わたしは、その先輩の言うことは、その先輩の感じ方であって、すべてはうのみにしないようにしました。
実は、仕事上で、ほかにも、利用者さんに対し冷たい態度の人がいます。
なんで、精神保健福祉士の資格までとって、そういう態度とるのかな?
って、思います。。自ら関わろうともしないです。
当事者さんや、利用者さんに、冷たい態度をとる精神保健福祉士の方の
姿を見てすごく悲しくなります。(そうではない職員もいるけど、わたしのグループは、その先輩たちだけなのです・・)
時には、厳しいことも必要です。
その厳しさは、私自身足りていないので、学ぶところだと思います。
でも、わたし自身、聞いていて傷つくなぁとおもう言い方で仕切りたがるのは、同じ人として、気持ちよくないです。
わたしが言いたいのは、一つは正直言って、もう嫌!っていう愚痴で(すみません)
そして、もう一つは、
「資格で判断してはいけない」ということです。
ハッキリと今回経験したことです。
資格は、その人自身のキャリアを築くうえで、有効だと思います。
こういう風に世の中の役に立っていきたい、誰かの役に立ちたい、という思いがあると、いちばんだと思います。
でも、その分野にたとえ興味があっても、たとえ頭が良くて、知識が一般の人よりあったとしても、
人を思う心
傷ついた人を思いやる心
そういう心がなければ、意味がないなぁと思います。
結局、資格ではなく、その人を見ること、それがいいと思います。
そして、それは精神保健福祉士の資格のみならず、いろんなことに通じると思います。資格を取ったからって、すべてわかったような気にならないことだと思います。その知識を生かして、心を使うことが大切になってくるのではないのかなって思います。
その冷たい方たちも、きっと色々あったんだと思います。
正しさも中にはあると思います。
でも、わたしは、人の心を見ず、自分の知識や正当性を表しているだけかな?と感じました。
そして、今度はわたしのことですが、
わたしはこの職場をやっぱり離れようと思いました。
いえ、思えました。
それは、そういった先輩に囲まれて仕事をすることを、選びたくないから
そこまでして、この仕事を続けたいと思えないから、だと思います。
どういう風に社会に役に立っていきたいかというのも大事、
それから、自分がこの道のまま進んでいくのか?考えるのも大事だと思います。たとえ上司に「あってるよ」って言われても。
やっぱりいっしょに働く仲間、その出会いがものをいう気もしています。
わたしらしく働けること、わたしらしく生きていけること、これからは
そういう風に生きていこう!
(実は転職活動中なわたし。これからまたがんばるぞ!と思えました。嫌な感情は生まれたけど、背中を押してくれたぞ!ありがとう!)
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