見出し画像

うおうおキッチン始めました

2023年8月から、フィッシャーマン・ジャパン(以下FJ)の拠点である宮城県石巻市と、北海道で立ち上がった仲間の団体「DO FOR FISH」の拠点である北海道札幌市の2地域で、魚が美味しい街ならではの体験イベント「うおうおキッチン」を始めました。

子どもから大人まで、みんなで地元の魚をさばき、美味しい料理をつくります。時には、漁船に乗ったり、市場や加工会社を見学して地元や水産業のストーリーを聞くこともできます。

地元への愛を深める。生きる力を身につける。水産業に対する興味を持つ。それらのきっかけをつくるべく、漁師や水産加工会社の仲間たちの協力のもと、魚をさばいて、一緒に味わう体験を提供しています。

石巻市では8月から、FJ事務所であるTRITON SENGOKUの1階スペースを利用して、一緒に魚を捌いて食べる「うおうおキッチン」を始めました。

石巻という水産業が盛んな街で暮らす学生たちに「石巻には美味しい食べ物がある」というプライドを持ってほしい。自分で魚を捌き、料理を作る力を養ってほしい。

そんな思いから月に2回、まちの魚屋さんで魚や貝を購入したり、水産加工会社から食材を提供してもらったりしながら、学生たちと水産物の魅力を感じています。これまでに、のべ30名以上の中学生と高校生が参加してくれました。

うおうおキッチンは18時から20時半までの2時間半。その中で魚を捌き、調理します。
うおうおキッチンに訪れる学生の学校は様々で、調理を通じた新しい関係作りの機会となっています。

また、水産加工会社に食材の提供をお願いした日は、その会社の従業員の方にも食堂に参加してもらっています。商品の特徴や石巻の水産物の魅力についてお話しを聞いたり、捌き方を教えてもらったりすることで高校生と水産業で働く若い人たちが関わる機会にもなっています。

「水産業の仕事のことを知れて面白かった」
「魚を初めて捌いたけど、案外簡単だった」
「自分の家でも魚を捌きたい」

純粋に魚を捌くことを楽しんでくれている学生たちの姿に、運営スタッフも心を動かされています。

この記事では魚のおいしさや捌くことの面白さに気がつく学生たちの様子をお伝えしていきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?