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プロスピ2015/2023振り返り⑦ー指標

今回はめんどくさかったのでやめとこと思っていましたがやります。
手計算。
Excelすら使えない指標厨、頑張ります。紙とペンと電卓。

算出する指標は、ERA+FIPOPS+wRC+(wRC+に伴いwOBA)。
そしてwOBAを計算するためのプロスピ的係数はこちら。

(0.75×四球+0.65×死球+0.9×単打+1.25×二塁打+1.6×三塁打+2.0×本塁打+0.25×盗塁-0.5×盗塁死)÷(打数+四球+死球+犠飛)

ホームランラグーン改修前のQVCマリンが本拠地ですので、パークファクタ―は1.00にしてしまいます。


先発投手スタッツ

パリーグ防御率:4.32

昨年100イニング以上を投げFIPを3点台に収めたフロントスターター四名。
岩佐、野元、石川、羽鳥
今期は明暗分かれた形だが、投球内容だけ見れば羽鳥も決してダウンイヤーではなかったか。勝ちが伸びなかった理由は防御率の他QS率の低さ(HQSに至っては0回)が影響している。打線の援護が貰えない試合もあったようなデータとなった。
3.07から3.71とFIPは確かに低下。しかし奪三振能力は変わらず。

この表を見る限りでは五枚目、六枚目の投手は田中英祐をもっと起用するべきだった。昨年比でK/9を大きく落とした石川歩と田口の起用は来期どうするか。
石川歩は年齢的に変化球の精度が落ちているのでわかるが、精度が変わらず飛躍が期待された田口の成績降下は考えもの。
昨年の28.1回から大幅に投球回は伸ばしたが、内容は大きく落ちた。サンプル数でいえば今シーズンの方が信用できる数字なわけで難しい。

エース野元政隆の扱いは簡単ではない。先発転向後エースとして三年間、ローテーションを彼は支えてきた。しかし基本的には支配的なタイプではなく三振の数も決して多くはない。今シーズンに関してはQS率も落ち、来期は試されるシーズンとなるだろう。

シュートの精度が大事
ヤクルトっぽい

中継ぎ投手スタッツ

支配的な投球をしたのは、クローザーの南昌輝と終盤セットアップを務めた石川直也の2名。ERA、K/9、WHIPで優秀な数字。南は被本塁打がちょろっとあったのでFIPは少し悪いがそれでも十分なスタッツが並ぶ。

新人王となった根岸は奪三振能力には欠けた。ERAとFIPが同じくらいなので、まあこのくらいの投球内容だったという事か。
こうしてみると信頼のおけるリリーバーは少ない。今野や小野は便利に使ったが、ランナーもよく出しているし「間違いを起こさせないピッチング」をしていたわけではなかった。
しかしながら南から石川直也までの五名は来期の主力ブルペンスタッフで、わがままを言うなという話かも。

打撃成績スタッツ

リーグ平均wOBAは0.322、出塁率は0.327リーグ平均OPSは.720。
wOBAは出塁率ベースなので係数はうまいこといきました。

Baseball Savant Percentile Rankings大好き芸人、色分けをする。
本職レフト、そしてフルタイムDHの水沢がwRC+180、外野の3ポジションのレギュラーもwRC+140以上とリーグ屈指の外野陣を誇る。

一方、内野のレギュラー陣のwRC+は並。ゴールドグラバー中村奨吾も114、続く一塁手の草野も101にとどまった。
これを新星竹下がwRC+137と打ちまくった事でシーズン中盤から後半戦をカバー。得点力不足にならずに済んだ。
改めてみると高木の打数が少なすぎる。昨年に続きバットでアピールするがポジションが草野と被っている事からベンチを温める日も。
ただ、この打撃内容を鑑みれば、高木の一塁スタメンの日をもっと多くするべきだっただろう。

年々改善傾向にあった草野のアプローチも、それ以上の選手がいる以上は起用は考えなければならないし、そもそも昨年16.2%だったK%が21.3%となっているわけで、見つめなおす必要があったか。

捕手のスタッツ

捕手として出場した選手の打撃内容は悪い。高木がもし捕手で大成できていればと思う。
正捕手の小湊晋一はwRC+57。昨シーズンの77からも落とした。高卒三年目に12本塁打放った打撃力は、ここ最近は鳴りを潜めている。
その他奥脇、大野も成績は残せず、工藤に至ってはヒット0本に終わった。
田村、江村両名を放出し、若手捕手に賭けた今期だったが打撃は低調なままだった。

川崎宗則の後釜

ショート、サードでスタメン出場した選手
川崎宗則の成績はトレード前のロッテ時代

レギュラー決まっているファースト、セカンドはwRC+は100を超えた。サードには新星竹下も出てきた。竹下の守備は不安だがそれを凌ぐだけのバッティングを見せてくれた。
ただ、川崎宗則のTDLでの放出はショートを開けたかったからでサードはなんら関係ない話なのである。

バッティングでは低調だったが守備では今年もGG級に活躍していた川崎を放出し、今宮や北條がまず起用された。しかし共にwRC+は50を切るレベル。
シーズン終盤に入り、島井のショート起用が増え結果的には40試合に起用。川崎がいるためにサードへコンバートされていた島井が、ようやっと一軍のショートを自分のものにしたと言えようか。
内野のバックアップである田中広輔に、プロスペクトの白川、そしてそれに次ぐプロスペクトの巽も控えており、ショートが充実していたことが川崎のトレードを踏み切らせた

そうは言っても攻守で結果を残した選手は今期現れなかった
川崎宗則の放出が間違いでなかったことを証明するのは来期に持ち越しとなりそうだ。

wRC+比較

内野陣では146あった草野孝典のwRC+は101に落ち込んだ。
外野陣ではwRC+132あった淺間が87まで下がっている。
昨年と比べ落ちこんだ打撃力は、軒並みスタッツを上げた外野陣がカバーした。もうそうとしか言えない。
OPS+では100を割り込みリードオフをクビになった張志豪は見事なバウンスバック。昨年HRが0本だった鈴木誠也も初の規定打席到達のシーズンをwRC+142という結果で終わらせた。

開花した長打力と抜群のARM。
淺間大基に見たWAR5.0越えをこっちが達成してそう。

まとめ

投手だとtRAとか新しい指標はあるし、なんならWARを計算するのが手っ取り早いんだけど、そんなの紙と鉛筆では出来ないし、ゲーム内のデータ全部集めても計算できない。
となるとFIPとかERA+くらいが限界なんだけど、FIPって扱い難しいね。
わからん指標は「大きく乖離してたら気にする」っていう姿勢なんだけど、まあそれだとリリーバーの何人かの実力を考え直すって感じの使い方になりそう。
K/9よりもK%の方が信頼に足るっていう話は聞くけど、めんどくさかったのでやめました。項目増えるのももっとめんどくさいし。

打者成績は改めて頑張って計算したのはwOBAからwRC+。wOBAは各種イベントを書き出して係数掛けてってやるので大変です。でも計算し終えて形になるとやはりわかりやすいし、まあよかったなって思える。
OPS+とかの数字は平均を100とするからわかりやすい。
打低とかが影響されないというか、「三割打たなきゃ!」みたいなモノの考えをしなくて良いので、結構アプローチとして正しいと思うんだよ。
もちろん、WARまで計算できたら素晴らしい。でも走塁指標は計算不可だし、守備指標も一緒。そもそもゲームってのは守備指標が能力としてそのままみたいなところがある。

この人とかUZRどうなるん?って感じ。神やろこんなん。操作してても全然川崎宗則より上だし、肩の強さも凄い余裕がある。
だからUZRもUBRもわからんのでとりあえずwRC+は計算しましたよと。
大野奨太のwRC+マイナスになるけどなんでなん?計算がおかしいん?サンプルが少なすぎるから?よくわからんけど何回やってもマイナスなるねん。

高校生の時のソフトボールでも指標は計算したりしてたけどwRAAがマイナスになるっていう事件が起きた選手がいて、やっぱり手計算だとミスするんだろうなっていう感想。

ちなみにこれが高校生の時に授業でやったソフトボールの成績。実名が入ってる部分を除くと左右別投手成績が消えてもうたわ。でもあれや、二塁打とか記録が無いからOPSすらあやふやや。
で、ここには失策の欄はないけど、投手としてもエラーしてるし、三塁手としてはもっとエラーしてるわ。13試合で3,4回はあった。捌いたゴロは記憶で2回や。UZR終わっとる
このリーグ、平均が打率.349でOPSは.888やからwRC+は間違いなく100を割る。つまり、俺のWARは絶対マイナスや。
打率で見ると出場18人中10番目や。三割打っててもアカン時はアカン。

↑↑昨シーズンのやつ↑↑

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