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愚痴ってダメなの?

先日、数年前に転職していった元同僚と飲んだのですが、彼女は転職先で色々と苦労しているようで、職場の愚痴を私にこぼしていました。

私は、彼女はズバ抜けた行動力とリーダーシップを発揮して、職場をリードしていくような強いタイプで、愚痴や弱音を決して言わない人だと思っていただけに、非常に驚きました。

彼女は「ティムさんを見ていると、何だか安心して愚痴をこぼしたくなったのよ。でも、これでスッキリしたよ。ゴメンね」とのことだったのですが、それで、気持ちが落ち着くのならば、お安い御用です。

さて、ここからが本題なのですが、帰りのタクシーの中で、こう思いました。

  • 愚痴や弱音を言うのって、そんなに悪いことなのだろうか?

  • それで心がスッキリするのなら、良いことなのでは?

  • そもそも、なぜ愚痴や弱音を言ってはいけないのだろうか?

人間、誰しも上手くいかない時はありますし、それがずっと続く時もあります。
完璧な人生を送れている人なんて、いないと思うし、たとえいたとしても、ほんの一握りだと思います。

タクシーの車内(イメージ)

そして、上手くいかない時、心の中に溜まった不満やモヤモヤを、目上であろうが、誰であろうが、その相手にぶつけられる人も、そんなに多くないと思います。

心の中の不満やモヤモヤは愚痴や弱音という形に変えて、他人に話すことで処理されてると思います。
世間的には、愚痴や弱音は言ってはいけない、という風潮にあるような気がします。

愚痴や弱音を言いたい人がいた時、私は、ある程度の愚痴や弱音は言っても良いというスタンスなので、ある程度は聞きますが、「愚痴や弱音はダメだ!」という人は、どう接するのでしょうか?

「そんなこと言っちゃダメだよ。不満があるのなら、他人に愚痴るのではなく、相手にちゃんと言わなければ!」とでも言うのでしょうか?

不満を相手に伝えることができるのなら、苦労はしないでしょうし、その人の性格や、その場における状況を無視した助言を言うのは、かなり危ないと思います。
下手をすれば、心理的なストレスが溜まりに溜まって、心が壊れてしまうかもしれません。

悩んでいる人(イメージ)

ただ、愚痴や弱音を聞く側には、精神的・時間的な限度は必ずあります。とは言うものの、愚痴や弱音を全否定するような考えはどうかな?って思ったタクシーでの車内でした。

(終わり)

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