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反対意見の理由を考えない姿勢がトラブルの元になる

会話がうまくいかず口論になっている時に、自分と反対意見の人がどうしてそう考えたのか?という理由を考えていない事がよくある気がします。

どうしてこの人は、自分の気持ちをわかってくれないのか?
どうしてこの人は、自分の言ったことをしてくれないのか?
なぜ、この人は、そんなことを言い出すのか?

など、日常生活でそんな場面は、たくさんあると思います。

当然、嫌な気持ちになりますが、ここで終わっていては、ただお互いの意見をぶつけ合っているだけで、いわゆる、会話のドッチボールになってしまいます。
そこから、話が進展することはありません。


●反対意見の理由を推理できるか?

このような場面になる場合、反対意見の理由を推理する事が大事だと思います。

どうしてこの人は、そうしたがるのか?
そうすることが、その人にとって、どんなメリットがあると考えているのか?
そうすることが、その人にとって、どんなデメリットがあるのか?
何を不安に思っているのか?

・・・と、あらゆる角度から、推理します。

それが見えてくると、新しい提案ができるようになったりして、話に進展が出てきます。
反対意見の理由が言えるくらいでないと、本当の意味で、話を聞いたことにはならないと思います。

●どうしてできないのか?で、終わる上司

仕事の指示をして、できない人や、想像していたものと全然違うものが出来上がってきた時に、どうしてできないのか?と、嘆いて終わっている場面を見かける事があります。

この場合も、どうして、指示をしたものと違うことをしてしまうのか?
期日までにできないのは、何かネックになっていることがあるのか?
その理由を考えることが大事だと思うんです。

報連相がなかった。で終わっている場面もよく見かけます。
ビジネスマナーとして、大事なことだと思いますが、どうして報連相ができかなかったのか?という理由を考えた事があるのか疑問に感じる事があります。

過保護になりすぎるのも問題だと思いますが、それを考えないと、本当の意味での、対話というのはできないと思います。

●怒られたら怒られたで終わる部下

仕事でミスをして、注意をされても、怒られたことに怒って、終わっている人もよく見かけます。
怒り方の問題もあると思いますが、どうして注意されるのか?
丁寧に仕事がしたいのに、どうしてスピードを求めるのか?
など、その理由を考えることが大事だと思うんです。

それを考えないと、本当の意味での、対話というのはできないと思います。
自分が可愛いだけの人で終わってしまうと思います。
反対意見の理由を考えることは、会話のキャッチボールの第一歩になると思います。

●おまけ

以前にも紹介した、ロンリのちからという番組ですが、こちらの20話「異なる意見を尊重する」の回が、今回の話に関連する内容で、とても参考になると思いましたので、リンクを貼っておきます。


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