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会話の後にモヤモヤするには理由がある。

普段の会話の中で、イライラしたりすることはありませんか?
自分に怒った人に対して、”言っていることは正しいけれど、なんかモヤモヤする”と、思ったことはありませんか?
会話の中で生まれる感情には、全て理由があると私は考えます。
この記事では、どうしてそう考えるのかを書いてみようと思います。


●会話や言葉はただの現象

もし、目の前のテーブルにコップが置かれていて、それが誰かの手に触れて落ちたとします。
その時、どんな気持ちになりますか?
例えば、その時にコップが割れて破片が飛び散ったら、近くにいる人の心配をするかもしれません。
例えば、床に轢かれている絨毯がとても高級なものだったら、お金の心配だたり、クリーニングできるか?などを心配するかもしれません。
あるいは、何回注意しても、コップをテーブルの端に置いている相手が落とした場合、「ザマァみろ」なんて思うかもしれません。
実際に起こっている現象としては、テーブルからコップが落ちたという物理現象です。そこに感情はありません。そこに起こる感情というのは、そこにいる人の反応。内容もその時の状況によって変わるものです。
会話に置き換えて考えてみると、会話とか言葉というのは、ただの現象であり、そこに感情が生まれるのは、それによって何か反応しているからです。

●”なんかモヤモヤする”にも理由がある。

先ほど、"会話とか言葉というのは、ただの現象であり、そこに感情が生まれるのは、それによって何か反応しているからです。"と、書きました。
逆説的に考えると、どんな現象であっても、何か感情が生まれるということは、理由があるということです。
例えば、「言っていることは正しいけれど、なんかモヤモヤする」みたいなこんな場合の”なんかモヤモヤする”にも何か理由があるはずです。

●自己分析に使える

今までの話から、”会話で生まれる感情には理由がある”という仮説を立てることができます。
例えば、自分に怒った人に対して、”言っていることは正しいけれど、なんかモヤモヤする”と、なった時、そのモヤモヤを無視しないで、会話で生まれる感情には理由があるはずだから、どうして自分はモヤモヤしたのだろう?と分析することができます。
その場で言い返したりしないほうが、処世術的には、良いのかもしれませんが、"モヤモヤする気持ちが生まれた"ということを否定すると、自分はこういうい所が納得いってなかったんだなど、自分の本心に気がつけないかもしれませんし、今後の会話でも同じ失敗を繰り返すかもしれません。
モヤモヤする時には、”会話で生まれる感情には理由がある”という仮説を立てて仮説検証することで、モヤモヤの正体が見えてくるかもしれません。
理由がわかるだけでも、気持ちが軽くなるかもしれません。

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