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不妊治療を休憩して半年が経ちました

日本で約1年間の間に、タイミング6回とAIH3回。授からぬまま夫の海外が転勤になり、不妊治療を休憩して海外に引っ越してきたItsukiです。
現在は基礎体温だけを頼りに自己流タイミング法で頑張っていますが、日本であれだけやって無理だったんだから、やはり自己流では難しいですよねー。。心が折れそうになりながらこの記事を書こうと思います。

不妊の原因:わかっていることとわからないこと

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日本にいた頃に続けていた不妊治療ではっきりと診断されたわけではないのですが、1つに夫の精子が異常に少ないということ、そして運動率が悪く動きが弱いということがはっきりしています。

所謂、「乏精子症」と「精子無力症」というやつだと思うんですが、それがわかっても当時担当してくれていた先生は、積極的に人工授精や体外受精を進めることはしませんでした。

「これくらいの数字で状態でも妊娠した人もいるので、しばらくはタイミングで」という判断でした。私たちも、そりゃあできるなら自然に妊娠したかったのもあり、担当医の意向に従うことにしました。

しかしうまく行くことはなく・・・。人工授精に進み、3回行いましたが妊娠には至りませんでした。一度だけうっすらと反応が出たことがありましたが、化学流産したようです。

また、月によっては私の子宮の状態も悪く、卵ができにくかったり、できても排卵しにくい月もしばしば。「黄体機能不全」と書かれていました。

不妊検査は「入り口の検査」でしかないと思うんですね。夫の精子が少ない、私の排卵が不安定な月がある。これははっきりしました。しかし、毎月排卵はきちんと確認されているし、夫は普通に射精できるし、人より少ない精子の数でも妊娠にいたった例があるわけです。

じゃあ、いったい何が原因なの?精子がそもそも卵管に到達していないのか?到達しているけど受精していないのか?受精はしているけど着床していないのか?現状、調べる術がないため、神様にしかわかりません。対策の使用がないことがもどかしいというか、見えない出口を探しながら一生懸命泳いでいるような、そんな気持ちです。

「自分に何かが足りない」とは思わないで

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多くの妊活さんが経験されていることと思いますが、親戚・きょうだい・友達、周りは2人目・3人目ラッシュです。もう慣れましたが、やはり「いいなあ・・どうしてうちはできないんだろう」という切ない気持ちになりますよね。

いったい私には何が足りていないんだろう?まだ親になるのは時期尚早だと神様に戒められているんだろうか?じゃあ私にできることは?親になるための心の成人はどうやってしたらいいの?

自問する毎日です。私は人より劣ってるんだって・・そんな劣等感に苛まれます。

そんな時、いつも夫が言うんですよね。
「『なんで自分たちにはできないんだろう』『あの人はできてどうしてうちは』と考えるのはやめよう。卑しい気持ち、嫉妬、ねたみは捨てよう。うちらは何かが足りないのではなくて、神様が1番うちらに合った時期を選んでくれてるんだよ」って。

また、「絶対あとになって、『ああ、あの時頑張って良かった、辛い思いしたけど良かった』って喜べる日が来る。だから今は前を向いて頑張ろう。Itsukiちゃん、Be positive!」って最後は絶対ガッツポーズ。。笑

なんか、「いつかできるんだろうな〜」という気持ちにさせてくれる夫です。

夫も、自分の精子が少ないのが1つの原因ということはわかっているので、それなりに悩んでいると思います。私が子供が大好きで、結婚前から子供を欲しがっていたことも知っているので、不妊治療を諦めさせることになってこんなところに連れてきてしまった、という後ろめたさもあると思うんです。

それでも、いつも笑顔で励ましてくれる。そんな夫が本当に大切で愛おしいです。

とにかく今は、信じて生きるのみ

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この国でも不妊治療ができないわけではありません。でも、もちろん高額だし、何よりこの小さな発展途上国で、生殖医療がどこまで進んでいるのかなど未知なことが多すぎて、なかなか手が出せないというのが現状です。

それに、妊活すごく大切なんですが、それと同時に私たち夫婦にはそれぞれの人生があります。夫にはある夢があってそれに向けてお金を貯めたり勉強しているのもあるし、私も自分の専門を極めたり、帰国してからのキャリアを模索したりと、妊活と平行して大切にしたいことがたくさんあるんです。

妊活だけで頭の中をいっぱいにしたくないんですよね。人生、それ以外に大切なことも沢山ありますから。

以前の記事にも書いたんですが、妊活を人生の中心にしたくないんです。趣味や勉強、夫婦生活、その他もろもろの中に並列して妊活がある感じ。このスタンスで、自由に、気ままに、ゆっくり前を向いて続けて行けたらなあって思っています。


Itsuki



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