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海外で妊活:自己流タイミング法に挑戦中

夫の海外赴任に伴い、日本で行っていた不妊治療に一旦終止符を打ちました。日本ではタイミング法6回、AIH(人工授精)3回で全て陰性。一度だけ妊娠検査薬に薄い陽性反応がありましたが、その直後にすごく重たい生理が来て白っぽい大きな塊が出てきました。おそらく着床しきれずに化学流産したのではないかと思っています。

夫の海外赴任が決まったのは出発の3ヶ月前。ちょうどタイミング法で6周期目でダメだった頃でした。夫婦で相談し、出発までできる限り人工授精に挑戦し、うまくいったら単身赴任(私は日本に残る)、うまくいかなかったら私も帯同し、海外で自己タイミング法に切り替えよう、となりました。

結局、出発までに3回人工授精をしましたが陰性。結果が出ないまま出発することになりました。

疲れた方にオススメしたい妊活休憩

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こちらに来てから最初の数ヶ月間は、とりあえず生活を立ち上げて安定させることで精一杯。主人も仕事が忙しく、慣れない海外での勤務に残業が重なり、2人とも精神的にヘトヘトでした。そんな中だったので、妊活はしばらくおやすみしようということに。

生活自体がしんどいのに、さらに妊活に気を配り、タイミングをとったりいろいろとケアしなきゃいけないのはしんどすぎたんですね。基礎体温すらはかることをやめました。嫌でもタイミングを気にしてしまいますからね。食べたい物を食べ、飲みたい物を飲みました。別に避妊するわけではないけど、タイミングを気にすることなく、したいときにしよう、ということになり、その間は本当に穏やかに過ごすことができました。あまりに周期を気にしなくなったので、生理がくる時期もわからなくなり、ちょっとだけ大変な思いもしましたが(笑)。

以前に不妊専門アドバイザーさんにも言われたことがあります。ときには休憩することも必要だ、って。意外とこの休憩中に授かる人もいるんだよーと。とくに私みたいになんども挑戦しているのになかなか結果が出ないと、気が滅入ってきてしまい、普段の生活にも影響を与えてしまったりしませんか。やたらとタイミングを気にするようになり、何かの事情でタイミングをとれないとものすごく感情的になってしまったり、夫に当たってしまったり。そうなってしまったら夫婦生活に悪影響を及ぼし、タイミングをとる時期なのに気持ちが乗らなかったり体が反応しない、なんていう悪循環に陥ってしまうんですね。

焦っても何の意味もないし、夫婦の関係が悪化したり精神的にしんどくなったり、良いことは1つもありません。「ちょっと大変だな」「しんどくなってきたな」と思ったり、不妊が日常生活に影響を与えるようになってきてしまったら、一回立ち止まってみてください。心も体も環境も、すっごく穏やかになります。私たち夫婦は結婚3年を迎えますが、どんどん仲良くなっているように感じます。しんどい時期もありましたが、いろいろな経験を経て今があります。以前は少し「義務」に感じていた夫婦生活も、今は全くそう感じることはなく、お互いに楽しくタイミングを楽しめています。

自己タイミング法:排卵後の性交は意味がある!

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現在はちゃんと基礎体温を測り始め、自己流でタイミング法を開始しました。とは言うものの、排卵チェッカーも手に入らないので、いつ排卵しているのかはどこまでも未知です。基礎体温と自分の周期だけが頼りなので、一本勝負でココ!と狙うのではなく(笑)、生理が終わったら2〜3日に1回のペースでとにかく続けることを意識しています。

排卵すると卵は12時間〜24時間しか生きられないと言われていますよね。私たちはこれまで、体温が上がるまでタイミングを取り続け、体温が上がったら(排卵したと思われたら)その周期に1つの区切りをつけ、ちょっとだけお休みに入る、という流れを繰り返してきました。

ここで1つの疑問が湧いてきたんです。「排卵後の性交は意味ないのかな?」って。なんとなく自分の中では、タイミング法は排卵したら終了、みたいなイメージだったんですが、突然気になりだし、調べてみました。すると、排卵後の性交には意味があるということがわかりました。

確かに、排卵後の性交では受精はしにくくなりますが、子宮内膜に注ぎ込まれた精子が着床を促進する、と主張している婦人科医が何人もいます。不妊の原因がどこにあるかというのは、お医者さんでもわかりません。受精すらしていないのか、受精はしているけど着床できていないのか、はたまた精子が卵管に到着していないのか。どこに原因があるかわからないからこそ、全ての可能性を試す意味はありますよね。

なので、次回の周期から少しだけ長くタイミングをとる意識をしたいと夫婦で話しています。(今回は主人の体調が悪く、体温が上がった日を最後に、いったんストップしてしまいました)

終わりに:妊活は幸せな日常生活の一部に過ぎない

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どうでも良い話ですが、主人はラテアートが趣味で、毎朝おいしいカフェラテを入れてくれます(写真はプロのもので、主人ではない笑)。また、カメラも趣味で、自前の一眼レフで撮影したり、仕事のあとにカメラ教室に通ったりしています。私もブログを書くことが趣味で、このnote以外に、他のブログも運営しています。週末には日帰り旅行に出かけ、連休には近隣の国へ海外旅行へ。たまに友人や主人の同僚家族とBBQをしたり。夫婦2人でゆったりした本当に幸せな日々を過ごしています。

妊活って、こういう普通の生活の中にあって良いと思うんですよね。仕事や趣味や家事や習い事と並んで妊活があるだけ。妊活が中心の精神状態になってしまったら鬱になってしまうと思うんです。

私も日本で不妊治療に通っていたときは、病院に行き、卵の確認をして注射をして血液を取って。時には仕事を休んだり会議に遅刻したりして、嫌でも終始「妊活」のマインドになってしまって心が荒れていた時期もありました。全てを吹っ切った今、妊活を初めてから1番幸せな夫婦生活を営めているような気がします。

生活の全てを支配してしまいがちな妊活。辛い瞬間もありますよね。でも、少しそこから解き放たれてみてください。今まで見えなかったものが見えるようになり、感じていなかったことを感じれるようになります。そして、これだけは言わせてください。パートナーのことをもっともっと好きになってしまいます。私たちは結婚して3年ですが、どんどん夫のことを好きになっていく毎日です。

すみません、今回もノロケで終わらせていただきます。

Itsuki

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