イタリア語 avere, essere, sapere の命令法

こんにちは Minori です。
イタリア人が投稿している，イタリア語解説 YouTube 動画で，興味深いものを見つけたので，今回はそちらをシェアしたいと思います。

ItalianoConRaff さんのチェンネル。
大学でイタリア語を教えている方らしいのですが，彼もなかなかの文法オタクで，動画で取り上げるテーマが一味違う。時にはかなりマニアックなものもあり，そうそう，それが知りたかったのよぉという，まさに重箱の隅をつっつく感じの内容が多く，大変お世話になっております。もう一歩踏み込みたいという方には，おすすめのチェンネルです。

さて，今回ご紹介するのは，イタリア語の命令法。あっ，今「命令法かぁ… 。😮‍💨 」と，げんなりしましたね（笑）分かる，分かるよ，分かります。命令法は，とにかく活用が分かりにくい。are, ere, ire 動詞の活用がごちゃごちゃになるし，親称 tu に対する形，敬称 Lei に対する形 ，使う場面で，どっちがどっちだっけなあと，毎回悩むし，さらに，直接目的語，間接目的語を組み合わせて使うとなったら，ああた，その複雑さは頂点に達します。

とはいえ，この動画の中で Raff さんも言っていましたが，日常会話で，この命令法は欠かせないのも事実。避けて通れないのでございます。

さて，今回の動画では，そんな命令法の動詞に avere, essere, sapere を使う場合を紹介してくれています。avere, essere, sapere を命令法で使う❓️一瞬 ❓️ってなりません❓️ avere の命令法って，つまり「持て‼️」ってこと❓️ essere の命令法が「いろっ‼️」で， sapere の命令法って，「知ろ‼️」ってこと❓️

一見，命令法で使えなさそうな動詞 avere, essere, sapere ですが，この３つの動詞も，意外に命令法で使うんですね。さあ，どんな場面でどんな風に使われるんでしょうか，早速見ていくことにしましょう。

基本的に Raff さんが動画で言っていることを，日本語に訳して書いていきますが，ところどころ，私も参加させていただきます。私が思ったことは 👧 の部分です。早速，行ってみよう‼️🙌

この動画では，essere, avere, sapere の命令法を学習します。それぞれの動詞の活用形，そしてその使い方です。そして，補助動詞 dovere, potere, volere の命令法にも言及します。

これらの動詞は，普段，命令法では使われにくいと考えられるものです。その理由に，私は２つあると考えています。１つ目の理由は，命令法が，誰かに指示や命令を与える際に使われるものだと考えられていて，誰かに何かを「 avere 持つ」ことや，誰かに何かを「 sapere 知る」ことを命令・指示する場面が，想像しにくいからです。２つ目の理由は，これらの動詞の命令法は，他の動詞とは異なる方法で活用されることにあります。