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偉大なワイン!ポッジョ・ディ・ソットのワイナリーへ行ってきました

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノといえば、イタリアはトスカーナ州モンタルチーノで造られる偉大な赤ワイン。

その中でも、ワイン専門ガイドの最高評価を毎年獲得し続けるポッジョ・ディ・ソット。ワイン愛好家の垂涎の的であるワインです。

そんなポッジョ・ディ・ソットのワイナリーに行ってきましたので、そのときの様子をご紹介します。


ブルネッロ・ディ・モンタルチーノとは

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノとは、トスカーナ州モンタルチーノ地方で造られるDOCG(統制保証原産地呼称)です。イタリアの高級ワイン、バローロ、バルバレスコと並んで三大銘酒として知られています。

サンジョヴェーゼのクローンであるサンジョヴェーゼ・グロッソ100%で造られ、収穫の年から5年の熟成を経てリリースされます。

芳醇な香りと優美な味わい。偉大なワインの名にふさわしい、スケールの大きい味わいです。

ポッジョ・ディ・ソットのワイナリー見学

ポッジョ・ディ・ソットは、モンタルチーノの南部に位置するワイナリー。フィレンツェからは、車で約2時間です。

ポッジョ・ディ・ソットの何がそんなに有名なのかというと、そのワイン造りの方法にあります。

多くのワイナリーは、畑を単位としたワイン造りをおこなっています。畑の標高や方角、土壌、ブドウの木の樹齢などにより、どのようなワインを造るかを決めています。よい条件の畑は単一畑のブルネッロにしたり、若いブドウの木の畑は下のカテゴリーのロッソ・ディ・モンタルチーノにしたり、熟成の長いブルネッロ・リゼルヴァ用の畑があったり、といった具合です。

すべて「ブルネッロになる」と記載がある樽

ポッジョ・ディ・ソットには、異なる標高の3つの畑があります。土壌もそれぞれ異なります。しかし、どこがロッソ・ディ・モンタルチーノ用、ブルネッロ用、リゼルヴァ用と決まっているわけではなく、どれも同じように醸造して、熟成させます。

樽熟成の段階で、試飲をして、長期熟成のポテンシャルがあるものはブルネッロに、そうでないものはロッソに、突出してすばらしいものはリゼルヴァに、とすべては試飲で決まります。

つまり、すべてブルネッロになる前提で造ったもので、早く樽から抜き出したものがロッソになるというわけです。

「ポッジョ・ディ・ソットのロッソはブルネッロだ」とよくいわれますが、ロッソの味わいがブルネッロのようにすばらしいという意味ではなく、本当にブルネッロとして造られるということなのです。

この日は、あいにく大雨で、景色も畑も見ることができませんでした。
そのかわり、蔵の中で、とっても詳しく説明をしてくれました。

発酵をおこなうタンク。発酵だけではなく、熟成のためにも使用

畑の標高の違い、土壌の違い、醸造の仕方、熟成の仕方などなど。蔵はそんなに広くないですが、蔵で1時間の説明をしてくれました。

ポッジョ・ディ・ソットのワインの試飲

詳しく説明を聞くと、試飲タイムの楽しみが倍増します。

試飲したのは、ロッソ・ディ・モンタルチーノとブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。

ロッソ(手前)とブルネッロ(奥)

まずは、ロッソ。通常、ロッソ・ディ・モンタルチーノといえば、若々しさやフルーティーさがあり、フードフレンドリーなワインですが、ポッジョ・ディ・ソットのロッソは別物です。きれいな酸と華やかな味わい。ブルネッロかと思わせるほどエレガントさがあります。

そして、ブルネッロ。
凝縮感があり、シルクのようなタンニン、そして長い余韻。まさに、エレガントの極み!

ロッソもすばらしいですが、ブルネッロを試飲すると、ブルネッロのエレガントさは群を抜いています。

いつまでも余韻にひたっていたいすばらしい味わいでした。

トスカーナのワイナリーツアー

フィレンツェ・イン・タスカでは、トスカーナのワイナリーツアーをおこなっています。

特にモンタルチーノは、イタリアきっての銘醸地。ワイン好きならブルネッロ・ディ・モンタルチーノの蔵はぜひ見てみたいところ。

ワイナリー体験をしてみたいというかた、ぜひサイトをご覧ください。
フィレンツェ・イン・タスカのサイトはこちらから

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