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だからおれはボランチなんて無理。

先日22期の同期と元気な1年目の後輩達と対決するコーナーライブがありました。

とある1コーナーで相手チームの1年目の子が指定されたシチュエーションに合わせて即興で顔を作るというシンプルな内容。
「財布を落とした時の顔」と指定されたら、悲しそうな顔をするみたいゲームです。

顔を作る役の1年目の吉田くんという子がひょんな事から女子中学生の顔っぽいといじられ盛り上がり、シチュエーション出題者はこぞってその瞬間女子中学生ぽいお題を考え始めました。

ライブというのはこうした「流れ」を各々が汲んで即興で面白くなりそうな方向に展開していくことが醍醐味であり、これをより速く実行できる人こそがプロと言えます。

皆が皆女子中学生ぽいお題を考えている中、漢狩野、即座にお題を書き挙手。

MCヤスがすぐに当ててくれて、僕はこう答えました。


僕「Suicaの残高が足りず改札で止められた時の顔!」


ヤス「いや、女子中学生ぽいの出せや!!!!怒」



僕だけ「流れ」を汲んでませんでした。

正確には、

話を聞いてませんでした。

この時少しでもとぼけ顔でもしてればボケっぽくなったのですが、この時の僕は全身から汗が噴き出て目が泳ぎまくってました。

そりゃそうですよ別にボケてないんですから。

めっちゃアマチュアやっちゃってました。
アマチュアやらさせてもらってました。

おかしいと思ったんですよ。
なんで皆お題書くの遅いんだろと。

当たり前です。皆「女子中学生顔をさせよう」という流れを汲んで軌道修正に時間がかかったからです。えらすぎ皆。

もっと正確に言うと僕は吉田くんが女子中学生の顔っぽいという状況はちゃんと見てましたし僕自身めっちゃ笑ってました。怖いです。
なんかわかんないんですけど、楽しく笑ってただけで別に何かしなきゃとか「何とも思っていなかった」ので、それよりも「今書いてるお題をとりあえず早く出したい」って感情が強すぎて気づいたらあのライブでぼくだけアマチュアに降格しておりました。

にしては出したいお題として弱すぎるだろ。
なんだ「Suicaの残高が足りず改札で止められた時の顔!」って。
なんでこれを早く出したかったんだ?
ゼミの新歓コンパの席じゃないのよ。

空気を察しきれず2択を間違えるとかはしゃーないのですが、これ根本的に「話を聞いてない」なのでポンコツバイトくんみたいなミスで普通に落ち込みました。
7年目か?本当に。

思えば冷静に周りを見渡すみたいな行為が昔から苦手で、例えばテストも一旦冷静に問題文見て解ける問題から解くみたいなことも苦手で、ゲームもFPSと呼ばれる一人称視点のシューティングゲームも周りを見れずすぐキルされてしまったりとか、とにかく1点集中になることが本当に多いです。

その最たる例がサッカー部の頃ボランチを1年任されたものの全然上手くならずに部活を引退したという点に全て凝縮されていると思います。

いわゆる「舵取り」という意のポジションで長谷部誠選手が担ってたポジションと言えばしっくりくるんじゃないでしょうか。

「心を整える」なんてタイトルの本出してるお方のポジションなんてこの日の僕にできるわけないだろ。

ボールを追うとか、敵を削るとか、強いシュートを放つなら物凄く得意なんですが、ボランチってボールを持ったら即座に周りを見渡し、チーム全体を動かすゲームメイクの役割がでかいポジションなので、ボール持ったら焦りで視野が丁度5°になる僕には到底無理でした。

なので僕はこの日、長年の時を経てようやくボランチは向いていないことを改めて証明させられました。

てか今回のコーナーライブの件はよく考えたらボランチの役目どころか、「お前今パスワークで攻めろって皆言ってんのに、何で遠くから1人でシュート打ってんの?」みたいなことなのでまずはチームメイトと監督の指示をしっかり聞くところから反省したいと思います。こんな毎日です。お笑いライブは。

と、悩んでたらぼくらコーナーのリハの時でさえも話聞いてないことが多いと相方に言われました。そうなのかよ!ごめんなさいね?

この話を隣で聞いてた一つのことを考えるのが精一杯で頻繁にメガネと充電バッテリーと靴下を無くすボランチ不向き筆頭のめぞんの吉野がニッコリしながら「わかる〜〜〜」じゃないんだよ。

お前も多分ボランチ無理だぞ?


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