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「現代俳句」2022年10月号

 この号、わたしの句と鑑賞文が載っている「もう今後ないだろう号」となっております。そもそも句が載るって「現代俳句の風」ぐらいですからね。それも出し始めたのこの2年くらい?なので、今まで載るようなことなかったんで。鑑賞文は現代俳句年鑑2022の内、編集部より指定されたページの中から選ばせていただいたものになります。こんなことも滅多にないので、おっかなびっくり書かせていただきました。
 ということで、その辺も紹介しつつ、感想を書いていきたいと思います。もはや「相田えぬSP」なので、その辺「浮かれてんな~~~あいつ~~~」とでも思いながらお願いします。笑

地区の力 地区協会報を読む(16) 久保純夫

春風や即興劇の終わり方  関西地区 池田奈加
 台本を定めない劇。深いふれあいを求めない当世人の在り様か。ただのびのびとその雰囲気を楽しんでいる光景が浮かぶ。春風ゆえ、どこへ向かうのか。楽しみでもある。

「現代俳句」2022年10月号 p.11

 バチバチ本名やないかーい! という感じですが、投句したときはまだ実名で活動していたので、池田名義です(言い方)
 俳号にしても実名の頃の句がすでにネットの海を漂っているので、うっかり身バレしそうではありますが。いやまあ、べつに誰かに追われているわけではないのでいいんですけどね。
 「のびのびとその雰囲気を楽しんでいる光景」と書いてあって安心しました。句の解釈を読み手に委ねまくりのわたしですが、楽しそうなことだけ伝わればオッケーです。楽しそうにやっている光景で作ったので、春風に託してよかったです(どういう感想?)

第5回『現代俳句年鑑2022』を読む 178P~217P

 わたしの鑑賞文は46pに載っています。こっちは相田名義です。どっちやねんという。同じ人だってわかる人のほうが少ないと思います。わかる人だけが「どっちやねん!」ってなってるやつ。わはは。
 感銘の一句は広瀬邦弘さんの「雨上がるでんでん虫の寺参り」を鑑賞しています。感銘十句抄の中から、いくつか感想を書きたいと思います。選ぶのって難しいな~だってどれも好きだし~と思いつつ。本当にね、わたしいつになったらちゃんと書けるようになるんだろう(と、自分の鑑賞文を薄目で読み返すわたしであった)

初蛍をきみの化身として抱く  春田理恵子

 初蛍は抱けないんですけど、こう、手で包むように捕まえるんでしょうかね。やさしく、音もなくすうっと。それが「抱く」。大切にするのは、蛍がちいさい生きものだからではなくて、「きみの化身として」だからなんですよね。「きみ」と句の視点の人物との関係性が気になる句でした。

春昼やアールグレイの退屈  平佐和子

 退屈しているのはアールグレイだけではなく、アールグレイを飲む人も同じように退屈なのではないかと思いました。それが春の昼中の出来事にぴったりだな、と。けだるい感じ、なにかはじまりそうでいつもと同じ時間が流れている感じ。春はキラキラしているばかりではないんですよね。

第14回 現代俳句の風

ファインダー越しに家族となる月夜  池田奈加
 ……こっちは本名かーい!(デジャブ) 提出したときに本名だったんで……(デジャブ) これは一年前に作った句でして。Twitterにまとめて載せてたんでそっちも引用しておきます。誰のオマージュかはご想像におまかせします。

 今回は自分の話ばかりになってしまいましたが(ほんまそれ)、しばらくないのでお許しくださいませ。11月号の感想も近々書きたいと思います。この辺で帳尻合わせんと年越しちゃうよ(ばくしょう)
 それでは今日はこの辺で。お付き合いありがとうございました。

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相田 えぬ
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