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ただひたすら、服が好き。
今も昔も、服が好き。
ジャンルは問わず、洋装も和装も見るのは大好き。
一応服飾の短大を辛うじて卒業した。本当はそういう仕事に就きたかった。
「なんでアパレルで働いてないの?」
たまに聞かれることがある。
就職活動はちょっとだけしたのだが、それまでの自分の落ちこぼれ具合に、これ以上落第点をつけられるのが怖かった。結局何個か説明会に行っただけで、最終的にはアパレルではない所にアルバイトとして落ち着いた。フリーター生活の始まりである。
母は責めなかったし、自由に遊んでたし、でもお金はなかった(今もだけど)その頃もやっぱり服は好きだったので、ひたすら見ていた。当時はDCブランドが好きで、無理して大して着る機会のない服を買ったりしていた。吊るして、眺めているだけで至福だった。今思うと一度も着ないまま処分した服もあったな…
そのうち金銭的にまずいということに気づき、ファストファッションも流行りだしたこともあって、ブランドにこだわるのをやめた。最初は嫌悪感あったユニクロも、使いようによってはすごく便利だということに気づいてから、楽しく見られるようになった。
結局服はなんでも好きなのだ。
好きな服を着ると気持ちが上がる。
似合うと言われると高ぶる。
誰かに見られるために着る服もあるけれど、着たくないと思う服は着ない。
多少お値段は張っても何年越しにも着られると、自分の選択に間違いはなかった、と自信がもてる。
服を理想の通りに楽しく着たいからちょっとは痩せようと思うし、服にあったメイクもしようも思う。
ダイエットは体重よりも服のサイズやシルエットを目安にする。
とにかく服に似合う自分でいたい。
服に寄せる生活。若くはないので好みも年々変わっていると実感する。
デパートやショッピングモールに行くと、延々と見て回るのが楽しいので、2〜3時間は平気で過ごせる。だから人と買い物には行けない(迷惑かけるので…)
全部を買うことができないから、あの人にこれ着てもらいたいな〜とか想像して楽しんだりする。
生地や色を見たり、触ったり、タグを見てお家で洗えるかな、と考えたり、これはどこに着ていこう、何と合わせよう、手持ちの服でも合うかな、とか考えたら無限。最近はクリーニング技術についても勉強したいと思うくらいだ(詳しい人教えてください)
店員さんに声がけされても最近は「ちょっと考えます」と言えるようになった。タイミングも重要だと気づいた。「気になったらまた来ますね」と言って去るとそんなに感じは悪くはない(気がする)
毎日着るものだから、無関心ではいたくない。
かといって無頓着な人がいてもそれはそれでいい。
無頓着というこだわり。それもまた素晴らしい。
おばあちゃんになってもかわいい服も相応の服も着られる自分でいたいから、これからも服のために自分を磨く。無理のない程度に、日々精進。
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