見出し画像

見切り発車と深夜の熱唱

日曜、久々に出勤した。
自粛だーと言われて初めての週末、人はとても少なかった。
もともと私の出勤地はオフィス街で買い物スポットもないので、土日は人がほとんどいないのだが。

私の会社は職種上業務を止めることができない質で、今は人数を最小限に絞って(むしろそれ以下で)回している。止めることこそできないが例年よりも仕事量は激減しているので、平和に回っている。まぁそれでも出勤すること自体にリスクがあるのは承知の上なので、手放しに喜ぶことはできない。

実は5月から事情によりメインで業務を回していた人が減るので、4月のうちに後輩に仕事をガンガン落とし込んでおきたかった。のだが。
こんな状況なので、まずその対象者と一緒に仕事をする日がない。まずい。
なにがまずいのかというと、私がやる仕事が増えてしまう。とても困る。
自分のペースで働きたい、頑張りすぎるのは嫌だというただのワガママなのだが。とにかく無理矢理にでも進めたかったので、自主的に覚えてもらうために、遠隔的に研修を進めることにした。
出勤日が絞られているので連絡を取れるのが週1くらいしかないので、進捗はすこぶる遅いが、何もしないよりましだろうと。

大した許可も取らずに進めてるので後でどうなるのかはわからない。
こういう見切り発車をよくやるのだが、あとの軌道修正はあとからどうにかすればいい、と思ってしまう。ライオンは子を崖から落として育てるっていうし。後輩にしてみれば迷惑な先輩だろうな…。
でも今、普通の状況じゃないし。多少の普通じゃないことくらい目をつぶってくれそう。それ以前に普段から私のゴリ押しが酷いので何も言われなさそう。
自分がやりたくもない仕事の責任を取らされるのは御免だが(だから昇進試験を受けたくない)自分が言い出したことくらいは責任をとる覚悟はある。大人だし。

それはそうと、在宅勤務とは名ばかりの休日、することに困っているので、買いっぱなしで積んでいた本を読んだ。

ためになるような、ならないような本だった。ちょいちょいふざけてる(いい意味で)ので面白かったのは本当。値段相応かと言われると、ちょっと高いかなぁ…と思ってしまうけど。嫌いではなかったのでもう一読くらいしてみるかもしれない。文字が大きいのですぐ読める。
ライター養成講座みたいなのってちょっと胡散臭そうだなぁと思っていたのだけど、集まるものなんだなぁ。

↑の文を書いていて、今日は一日雨と風が酷かったなぁ、なんだか自分まで湿気てくる気がするなぁと思った夜中、ふと元気が出る曲が聴きたいなぁと思ってSpotifyの自分のプレイリストを開いて流したのがこれで、元気は出たけど松井玲奈の卒コン@豊スタを思い出して今度は泣けてきてしまった…感情が迷子に…

「前のめり」、卒業ソングらしからぬポップさと、ちょっと切ないけど前向きにならなきゃ、という歌詞が好きすぎて、一周回って泣けてしまう。
この歌詞、個人の感想だが、どこか守られている印象のあるAKB48には歌えない気がする。2番手扱いで、干されと言われてきたグループだからこそ、このがむしゃら感にときめく。グッとくる。全力で推したくなる。
豊田スタジアムの卒コン、突発で日帰りだったので、終わってすぐ涙しながら駅まで足早に歩いたことを思い出す。たしか豊田市の駅まで20分くらい歩いた気がする。同じ人たちがたくさんいたので迷うことはなかった。
私のアイドル推し第一期が終わったんだなと感じた帰り道だった。

自粛ムードの中、自宅で一人で作業をしていると声を出す機会が減るのは本当にまずい。笑うことは免疫力を上げると言うけれど、そもそも声を出すと言う行為に精神面で効果がある気がする。言霊というか。だから歌うことは適している。小声でもいいと思う。本の音読とかもいいと思う。
Spotifyは曲によってはボーカルオフ機能がついているので、ちょっと声を出せる場所なら、一人カラオケに最適だ。
私は賃貸住まいだがちょっと特殊な構造なので、多少の音は平気なのが助かる。風呂場でもよく歌う。外に漏れてるかもしれないけど住宅でないので(帰宅する人が通る道はある)今更気にしていない。変な人の家だなと思われているならそれでもいい。事実だし。
一人で歌いながら泣きそうになっている自分、傍から見たらちょっと気持ち悪いなと思いながら、元気を出す術として活かしていくつもり。

♥が更新の励みになります。よろしくお願いします!