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時間の過ごし方

リスクマネジメント、これは仕事に関する言葉かと思っていた。
でも最近、自分自身が壊れないためのリスクマネジメントって大事なんじゃないかと思えてきた。
緊急事態宣言が出て、家やその周辺で過ごすことを余儀なくされ、特別なお出かけなど許されたものではない。友人にも会えず、会話も減る。精神的に参るのは想像に難くない。

一年以上前のものだが、人の趣味についてなんとなく調べてみたら、こんな記事があった。

お金がないから趣味がない、という構図はわかる。
増えている趣味に「食べ歩き」があるの、写真を撮ってSNSに上げるまでがワンセットかなと。

で、今、時間の使い方を見つめなおす機会にぶち当たっている。
色々と趣味がある私でも、いざ出かけられないとなると選択肢が狭くなるな…と感じる。
そこでこの2週間くらい、色々と試してみたこと、考えてみたことを書き出してみた。
もちろん生活が崖っぷちになっている人は、人の時間の過ごし方とかそれどころではないと思うので、無視して頂いて構わない。
オタクでなくてもできることしか書いていない。

着替える

今まで休みの日は部屋着・パジャマのままで一日の大半を過ごすことが多かった。それは次の日仕事があったり、今日くらいはいいよね、という気持ちがあったからだ。
ところがこれが「今日くらい」ではなくなる。明日も明後日もだ。
いざ社会復帰したときに癖が抜けなくなり、社会性が失われ、仕事の信頼を落としてしまったらオタク生活もままならなくなってしまう。
当り前のことなのだが、「起きて着替える」という行為を必ずするというミッションを自身に与えることにした。
ちなみに今、朝は普段の出勤時間よりも2時間遅く目覚ましをかけており、時間通り起きて顔洗って歯ブラシしてR-1飲んで着替えたら「すげえ今日のミッション達成できた…」と猛烈に自分を褒めることにしている。
で、気張った格好に着替えなくてもよいのだが、それなりに出かけても恥ずかしくない程度の服には着替えるようにしている。

化粧をする

普段は顔色の悪さと肌の粗さを隠すためのベースと、目尻にアイラインくらいしかしないので、ここぞとばかりに普段会社にはしてかないような化粧をしてみる。
どうせ人に会うこともないし、今なら化粧の練習もできる。もともとコスメ見るのは好きなので、ちまちま買ったりもしているが、使う機会がそう多いわけではない。ど派手なメイクをしてすぐに落としたりする。
今年はもう少し自撮りが上手くなりたい(もともと好きではないが、残るならマシに残したい)という密かな目標があるので、化粧をしてカメラを構えてみるというのもできる。
散歩するだけでもコンタクトはするようにしている。これだけでも気持ち(視覚的ストレス)が変わるので。

近所を歩く

もちろん密な場所には出向くことはない。昼間、気候のよい時間帯に、ただ歩くだけ。
「適度な運動」は医療的観点からも推奨されているし、人との接触を避けるのならひとところに留まるのではなく、常に歩いて動く、と言う方が接触率は確実に低い。
ここぞとばかりに行ったことのない近所を歩いてみたりすると「こんなところに自販機あったのか…」とか「この道ここに続いてるのか」とか気づけたりもする。迷子になっても昼間なら不安が少ない。Googleマップ片手に歩けばなんとかなる。ちなみに私は地図を見ても反対方向に歩いてしまうような女だ。昼間でないと危なっかしい。でも酔うと危機意識がMAXに達するのか、乗り越して一駅歩いたりしても迷子になることはない。地図が読めないのに地図を見るのは大好きで、小学生の頃日本地図を読むのに夢中になって駅を5つくらい乗り越したことがある。

自分が面倒くさいと思うことはしない

あちこちでステイホーム、みんなでがんばろう、と言われているので、SNSやニュースサイトでは、普段やらないようなことをしてみたよ!的なものをよく見る。料理とか、手芸とか、おうちで運動とか。話題のゲーム「どうぶつの森」も普段なら絶対やらないような人も手を付けているかもしれない。
これってみんな、周りと同じことをしないと不安になる人たちがしてることじゃないだろうか。同調圧力というやつである。

私は一人っ子で、生きるのも死ぬのも一人、誰かに助けてもらうことはあっても、誰かに依存して生きることはリスクがあるという意識が常にある。
職場ではそこそこリーダーシップをとっている(らしい・他己評価)が、基本は集団行動が苦手で、お昼休憩は1人がいい。学生の頃から誰かとつるんでご飯を食べたりした記憶があまりない。友達がいないのかと言われれば「そうかもね」とあっさり答えるくらいに、他人への執着がない。もちろん信頼している人はいて、それが友達と呼べる人なのだが、別に四六時中会っていなくてもいい。

みんながやってるから私も…と思って色々始めてみる人、いざやってみて面倒くさいな…と感じたら、その気持ちに素直になってやめたほうがいい。
興味があったり、やってみて面白い、楽しいと思うなら続けていい。
面倒くさくてやめてしまっても、今周りに人はいないのだ。圧力をかけられる同調がないのだから、こんな時くらい自分の心のままに生活したほうがいい。マスク作れなくったって別に恥ずかしくないし、今は縫わずにマスクの形になる方法をたくさん編み出してる人がいるから、調べたほうが早い。私は服飾学生上がりだが一枚も作っていない。興味はあったけど楽しくなさそうだからやめた。
私は他人に興味が薄いので普段からそうしており、そういう面でのストレスはない。自分が楽しくないことはしない。好きじゃない仕事をしなくてはならない時は、ゲーム脳に切り替えて「これ終わったら推しが褒めてくれる(妄想)」とか「どうやったらこの嫌な仕事をちょっとでも楽しめるのか?」と、嫌という気持ちではなくゴールを見据えたクリアの仕方を考える方向に転換するようにしている。

考える準備をする

これはオタクだからかもしれないが、オタクじゃない人もできる。
その準備として、思いついたことをひたすらメモするのが大事。
例えばネットで欲しいなと思う洋服やコスメがあったら、スマホのメモに残す。模様替えしたいなと思ったらとりあえず、寸法を測ってみる。
スマホにデフォルトで入っているメモ機能で問題ない。何かあった時に消えてしまうと嫌だなと思う人はEvernoteがおすすめ。無料会員で十分。文字を書くのが好きならノートに書きためてもいいが、思いついたらすぐメモできるほうがいい。

ちなみに私の最近のメモは「風呂ふた測る→コンパクト風呂ふた(商品名)に変える」「脚立」「ウッドデッキ作りたい」「キャリー用カートバッグって便利では」である。すべて島忠HOMESに行ってウロウロしてた時に思いついたことだ。風呂のふたを変えたいと思っていたことを島忠で思い出したのだ。キャリー用カートバッグは、普段1人キャンプの道具をコンテナに入れキャリーに括って運んでいるのだが、滑って安定感がイマイチなので、これから安定する…と思ったので書いた。でも冷静に考えると容量が小さいので多分使いづらい。
この意味不明なメモを日頃からためておくと、時間を持て余した時にとても役に立つ(と思う)。このメモを見て何を考えていたのか思い出し、考えるネタになる。いつかのなにかのために。
時間が経てば経つほど、うわそんなこと考えていたことあったな、という懐かしさもあるし、今ならそのネタをためるいい期間だと思うのだ。
自粛があけたらしたいことを書き連ねてもいいし、いつかするキャンプに向けての妄想スケジュールを立てておいてもいい。読みたいマンガのタイトル羅列でもいい。「天気がいいから外で昼寝したい」でもいい。見返したとき「外で昼寝すると日焼けするし日除けは必要だな。ポップアップテントとか置けるかな。そもそも一般的なテントってどのくらいの寸法なんだ」と、ベランダの寸法を測る。置く場所がないと気づいたら、コットとパラソルでいけるかな…と思うか、ベランダの広い部屋に引っ越したいと、引っ越しのことを考える。引っ越すならもうちょっと駅から近いところがいいな…と調べ出す。知らない駅が出てくると今度はその町のことを調べ出す。住民税高いな、やめとくか…たぶんこの頃には最初のメモのことはもうすっかり忘れているし、日を改めてメモを見返したとき「何考えてたんだ私は」と呆れるかもしれない。でも絶対その時間、無駄じゃないと思う。選択肢はそうやって広げていくものだと思うから。

考えるのは自由だし、別に他人のことを気にしなくてもいい。実行に移さなくても誰も非難しない。お金もかからない。

全て面倒くさいと思ったらとにかく寝て!寝ていれば電気代もかからないし。寝すぎると腰を痛めたりするから、腰にタオルを巻いたのを挟んで敷いて寝て。
あと何もかも面倒くさいと思うようになったら鬱の初期症状かもしれないから、臆せず病院に行って。メンタルクリニックは怖いところじゃないよ。
自分を守れるのは自分しかいないし、自分の最大の味方は自分であってほしい。


結論:妄想力があると人生は楽しい(個人的感想)

今私はIllustratorを使ってステッカーのデザインを考えることに執心しています。楽しい。

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