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転職活動報告記

転職について書いた前回のnote、閲覧数が最近の中では結構ある方だった。

企業トップの方だったり、コンサルの方だったりが「いいね!」をくれたりとリアクションがあったので、今までの職歴と転職活動の経過をまとめてみようかなと思う。

職歴

服飾系短大を1年多く通って卒業したが、在学中にアパレル系の就職はほぼ諦めていた。
キラキラしていたころの夢は技術職を希望していたがそこまで努力が続かず、販売は服飾系卒でなくても挑んでくる人が多いし、その波に乗れる自信がなかったので、まともな就職活動はしなかった。よく親が何も言わなかったなと思う…。
さすがに何もしないのはマズいなと思ったので、たまたま目についた募集広告の某画材店にアルバイトで入社した。
アルバイトだけなら、学生時代から続けていた某ファストフードで続けても良かったのだが(超ベテランの域だったので)地元だったし、もっと外の世界に出たいなと思った(収入面が不安だったのでその後一時的に復帰したが)
亡くなった祖父が絵をやっていて美術は好きだったし、時給は安かったけど都心に出られる定期が持てるのは、当時音楽オタだったので嬉しかった。
5年勤め、有期雇用から無期雇用にまではなったが、古い体質の会社だったので学歴がないとさらに上にいくのは厳しそうだなと、長年勤めている社員を見ていて察したので辞めた。
同僚や後輩がめちゃくちゃ惜しんでくれて、退職時には立派な寄せ書きのオーダー額装(額縁担当でオーダー額装とかもやっていたので)をくれた。今でもとってある。

その後、映像・音響機材のレンタル会社にアルバイト入社。
画材屋時代にプロの写真額装をやったりして、写真や映像に興味を持ったから、そこに繋がるような仕事を、と思って入った。
映像編集なども受けている会社だったが、実際はレンタルがメインの売上だったので、編集は少しだけやらせてもらえたけど、あまり覚えられなかった。Illustratorの使い方を覚えたのはこの会社でだった。2年もいなかったと思う。
余談だが、長く付き合って結婚も考えた元彼氏とは、ここで知り合った。付き合いだしたのは辞める直前だったけど。

そこから前職のカメラ会社に、今度は正社員で入社。
販売で面接を受けたのだが、私が受けた時点でその人数枠が埋まっていて、EC販売の部署に空きがあるのでどうかと言われたので、二つ返事で承諾。
ようやく理想の仕事に辿りつけた、と思った。
が実際は、残業が酷かったり、賞与がなかったり(業績給はたまに出た)とまぁまぁ劣悪で。ただカメラは色々な機種を触れたし、詳しい人も多かったので楽しかった。
しかし、トドメになったのは、突き指による骨折だった(労災出たけど)
EC販売とはいえ商品管理も含むのでかなり重労働で、朝早くから出勤して、12時間会社にいるというのはザラだった。休みも取りづらかったし、土日を絡めた連休は年に何回取れるかな…みたいな部署だった。
疲労もあってか突き指し、腫れが引かないな…と思って病院に行ったら、関節にヒビが入っていた。
その瞬間「あ、辞めよう…」と思った。歳取ってまでこんなことできない、と先を憂いてしまったのだ。
辞めるときはそんな話はできないので「社労士を取りたい」とか言ってやめた。一応ちょっとだけ勉強したけど受けてはいない。

上記を経て今の会社に就職したのだが、入社は有期雇用。最短で無期雇用になれたのはありがたかったけれど、給料の上がらなさ、さらに上にいくための条件の厳しさ(業績はほぼ無視される)大手なのでローリスクローリターンの社質による進化スピードの遅さに嫌気がさしてきて、そこへきて上司への信頼が揺らいできたのもあり、今に至る。

転職活動

今していることを含めると4回目になるのだが、1回目、2回目は転職サイトからの応募だった。
初就職となった某画材店は客としても行ったことがあったし、業務も販売だったから想定内だった。不満だったのは待遇だけで、業務内容は今まで働いた中でも一番楽しかった。
転職サイトが悪いとは思わないが、全く知らない企業だったりすると、転職サイトだけでは知れる部分が限られる。どちらもほぼ初見の企業だったので、色々ギャップに悩まされた。
3回目の転職は結構慎重だった。もちろん転職サイトも見たが、転職フェアなどに足を運んでみたり、自分が知る範囲での企業情報を得てから臨もうと思ったり。
カメラ関連の会社もいくつか応募した。1か所はとても好きな店で、面接もかなり好印象だったのだけど、小さな会社だったので自宅が遠いという理由で、謝罪を込めたお断りの連絡がきた。条件としては十分だったらしいのだけど、家の事情で転居が無理だったので、仕方なかった。もう1か所は販売で内定が出たのだが、長期休み(当時フジロックに行く予定を立てていた)を所望したら難色を示されたので、察してお断りした。
最終的には結局、転職サイトを通しての応募にはなったが、自分がとてもよく使って理解しているサービスであったこと、異業種ではあったが長年様々な形態(対面・電話・EC)での接客業をしていたおかげで、顧客対応に対しての自信があったので、業務が完全事務職ではない部分での強みになるのではと踏んだことで、現職での応募を決めた。実際評価されたのでありがたかったし、異業種の知識を学べたことが今の転職活動にも生きているので、良かったなとは思っている。
現在は転職サイトと並行して、ヘッドハンターが絡むサイトでも探している。使ってみていいなぁと思ったのは、紹介してもらう情報を応募を決める前に細かく知れること、そして自分をプレゼンしてもらえることだと思う。プレゼンしてもらうための自己アピールはもちろん必要だけれど、うまいこと盛ってくれるのではと思うと、アピールにも力が入るよね。
今は転職のための企業情報を口コミ投稿するサイトもいくつかあって、いい面も悪い面も見られるので(どこまで真実かは自分の判断次第だが)選択の精度が上がっている気がする。終身雇用なんて化石みたいな話だな…。

タイミングとお金

転職をするならなるべく空白の時期は作りたくない。
というのもお金がもたないからだ。オタクだからという理由もあって。
私はどの職の時でも、常にバイト情報を収集していた。
いつ何時何があるかわからないこと、同じ仕事をずっと続けるのが苦手なことが理由だった。
1回目、2回目は幸い空白の時期がほぼなかったのだが、3回目の時は2か月ほど空くことになった。
が、並行してバイト(中華料理屋のホール)をしていたおかげで、無収入は免れた。就業中は夜(大体休前日の21時~25時過ぎで入っていた)だけだったが、昼間からロングで入れてもらってなんとかなった。トータルの収入はもちろん減ったけれど。
今も細かなバイトはしているけれど(現職はバイト禁止なのだが)いろんなリスクを分散したいという気持ちが大きい。主にメンタル面かもしれない。全く別の仕事をすると気分転換になるし、意外と本業のヒントになるようなことに出会えたりもする。
体力面はかなり大変なので、あまりお勧めはしないけど。個人的にはもっと副業可の世の中になってほしいなぁとは思う。
最初の頃の転職は結構突発的に決めたので、あまりタイミングを考えなかったけれど、今はかなり慎重で、なるべく空白を作らず満足な引き継ぎもできる時期を想定して、その条件を飲んでくれる所に絞っている。

まとめ

何度も転職を繰り返してきて、大変だけど良かったなとは思っている。経験も増えたし、色々な業種の知識を得たおかげで、今の転職活動にもつながっていると思う。
合間に続けていたバイトも体力的にはしんどい時期はあったが、収入がゼロになるという不安はなかったし、やってて良かったなとは思う。
ただ私の場合、転職のたびに年収が上がっているわけでもないので、何を求めて転職するかを明確にしないと辛い。今は年収を主な目的に活動してるけど、正直仕事をしながらの転職活動は、精神的にも体力的にも大変だ。今はオンライン面談が主流なので少し楽ではあるが、時間を作るという面では変わりない。
何より今は、次の職がスムーズに決まってくれて、ブラックじゃなければ言うことなし。願わくば副業可である会社に決まりたい。

世の中の仕事を探す方々、一緒にがんばりましょう。


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