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ささやかな楽しみ

髪のカラーリング。
私の髪は色が入りにくい。脱色(ブリーチ)も人より薬剤を強めにしないと色が上がらないらしい。
美容室は長年同じところに通っていて、担当はもう15年以上の付き合いだと思う。
前の担当さんから引き継いでもらっているので、店単位だともっとかな。
カラーリングにもレシピがあるらしいのだけど、私のレシピは異常だそうだ。
その昔、根元が伸びてきてしまい、いつもの店に行く暇がなかったので、別の店に行ったことがあるのだが、施術前に口酸っぱくなるほど「染まりづらい」と言ったが、甘く見ていたらしく、染まらなさに唖然とされたことがある。
慌てて「まだお時間平気ですか?やり直していいですか…」と言われ、やっぱりなと思いつつお願いした。時間を要するのも想定内だった。
そんなことがあってから、カラーをお願いするのはいつもの美容室でしかできなくなった。申し訳なくて。

高校は校則が厳しくて、当然ながらカラーなどはもってのほか。
私の髪は真っ黒で量が多く、とても頑固な髪質だったので、明るくて柔らかそうなヘアカラーには憧れた。
高校3年の卒業前、登校が少なくなったことで、思い切って少しだけ明るくした。
そしたらわずかな登校日に担任に見つかり「卒業までに黒くして来い」と一喝。
シンプルに嫌だったので、卒業式は黒スプレーをガンガン吹きかけて、バリバリになった頭(ショートカットだった)で参加した。何も言われなかった。

その後金髪にもしたし、青く染めたりもした。
金髪にしたのは高校卒業してすぐ、GLAYのヘアメイクさんがオーナーさんだった店に予約して行った。
人生初の全ブリーチ、1度では色が抜けず、美容師さんが「もう1回やりますね。痛くないですか?」と言ってきた。
ブリーチってこういうものなんだろうと思っていたので、痛いかどうかもわからなかった。今思えば絶対痛かったんだけど。
憧れの金髪は、バイトができなくなるので2週間くらいで終わった。

短大の卒業式は青い袴にオレンジの髪だった。
これも短かった。結局奇抜な色にしても、しっくりこないと嫌になる。
その後は赤系が多かった。赤は色が抜けにくくて、馴染みもよかったので割とよくやった。
全カラーにするときは3時間くらいは余裕でかかる。
ブリーチして、さらに温めたりする。
それくらいしないと色が抜けないし、入らない。
でもそこまで傷まないという、強靭な髪だった。
普通だったらゴムみたいに縮れて切れる。

今は昔よりもカラーバリエーションや技術が増えて、薬剤の種類もいろいろあって楽しい。
お堅い業種の会社員ではあるが内勤で外部の人にはほとんど会わない部署だからか、怒られたことはない。
結構攻め気味のカラーしたりもするけど。
その分しっかり仕事もしてますんで。。。
最近はフルカラーよりもポイントで入れている。
流行りというのもあるけど、髪を伸ばしていて量が増えたので時間がかかるのと、ポイントカラーの方が安く楽しめるので。

病気をして体が思うように動かしにくくなってから、髪色でテンション上げていこうとしてきた。
半身麻痺で常に痛いけど、髪の色が気に入っているってだけで、気分が良くなる。
最近はバレイヤージュっぽく色を入れてもらった。

染めたて。美容室でやってもらう巻き髪って絶対再現できない。
数日後。サイドと襟足はいい感じに色落ちして紫っぽく。
こんな髪色だけどちゃんと働いてるよ。

地毛が黒いと白髪も目立つようになるだろうと、バレイヤージュにしてみようかと相談。
そもそもまだ白髪ないんだけど。ありがたいことに。
自宅ケアは特別なことは特にしておらず、落ちてきたらカラーシャンプーする予定。
紫はカラーシャンプーのセレクト間違えると色を消してしまうので注意。
(グッバイイエローとかまさにね!)
私は以前までこれ↓をお風呂でシャンプー後に使って維持してました。

まだ色抜けきっていないので、新たなカラーをしてからはまだノーケア。
最近紫が好きなので、落ちてきたらまたやります。

#髪を染めた日

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