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今までと、これからと

2022年12月28日の話。
年末の恵比寿。
推し、金井成大の事務所卒業ライブだった。

ライブ。ライブハウスで。単独で。
今までやったこともないのに。
3回公演。マジで?

色々と思うことはあったが、一番不安だったのは、病み上がりだったこと。
退院が11月、職場復帰が12月。
日常的な生活を始めてからまだ1ヶ月も経っていなかった。
そもそも自分がその場に居られるのかということ。

それでもやはり事務所退所、フリーでやっていくということは、今後見る機会も減るだろうと思ったし、何が何でも行くしかないと気を張った。
3回目の公演は最前列で特典付きの高額チケに思い切った投資。
とはいっても実は先行で外れていて諦めていたのだが、フォロワーさんが譲ってくれたのだった。ありがたい。

持ち曲も少ないしどうするんだと思ってたら、過去スーパーライブでやった演目を全部リバイバル上演した。笑った。
そのうえで新曲も作ってて、退所するのにがんばるなぁと思いながら聞いた。
新曲よかった。ねずみの歌。
制作エピソードは最悪だけど、歌詞は旅立ちにリンクした感じがして、物語ともとれるポエトリーリーディングのような歌い方も、合ってるなぁと感じた。

そして想定外のアンコール。
まさかの、3人そろった。
そう、ジャスティンの退所とともにフェードアウトした、シカクである。
ジャスティンはだいぶ前に退所してるし、一馬君は舞台なかったっけ?みたいな、個人的には想定外だった。
何もなく終わるとは思っていなかったけど、こんなエンドロールだとは。
成大君の「やっと終われる!」と言った言葉に、ちょっと泣いてしまった。
演目はPeek-a-booだったけど「もうちょっとやりたい」と言ってアドリブRealize、嬉しかった。
しかも未公開の2番まで聞けるとか。
記憶力が記録媒体じゃないのが憎らしい。
どこかで公開してくれないか一馬君。再生回数ジャンジャン回すから。

2番のサビとか、死を感じる出来事を経た自分にグサグサくるので、また聞きたいんだが…。

感無量のフィナーレを経て2023年。
もう始動する金井成大。渋谷でライブするという。
残念ながら私はたぶん行けないし、配信も見る余裕がなさそう。
個人的には早いだろ、という気持ちもあるけど。
少しでも動いて、手探りでこれからの方向性を考えていくんだろうか。
思い立ったら即行動、の瞬発力はすごいと思うけど、そこにすべて着いて行くかというと、たぶんない。
なるべく俯瞰の距離を保ちたいと思ってしまう。

そもそも私は多種な推しがいるけれど、すべてのコンテンツに網羅しているかというとそうでもない。
〇〇さんの〇〇は好きだから見るけど、〇〇は興味ないから別に追わなくても気にしない、というスタンスがどのジャンルでもある。
だから成大君も例外ではない。いいなと思う曲があったら聞くし見るし、今その気分じゃないなと思ったら、間を置く。
どの活動も支持しないなんて推しじゃない、と考える人もいるかもしれないが、よそはよそ、うちはうち。
私は「好き」を選択して、心の健康を保っている。
エンターテイメントってそういうコンテンツだと思っているから、見られないかもしれない覚悟をもって続けているエンターテイナーを尊敬する気持ちはずっとある。
私にはそんな勇気も覚悟もないからだ。
今後も推してはいくけど、選択はする。
それをとやかく言う人がいても、まぁそうすね、程度。

知りすぎることって時に毒だから、知らない部分が多い方が平和だなと思う最近。
体の健康も万全じゃないのに、心まで病みたくはないな。

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