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FIREに向いている人の4つの特徴

オレだ。尊師だ。

「FIREで経済的自由を得て、何にも縛られずに自由に生きる」

自由に生きると聞くと、赤ちゃんから死ぬ直前のクソジジイまで、もれなく幸せになれる生き方のように聞こえるかもしれない。だがそれは違う。結論からいうと、実際にはそんなことはない。FIREという生き方のスタイルにも合う・合わないがある。

オレは仕事を辞めてFIREした後に、幸せになった人はたくさん知ってる。自分自身が現在進行系でFIREしていて、自分には合うと思ってる。だけど、合わない体質の人がFIREしたら地獄が待っている。毎日、何もすることがなく、時間とヒマを持て余してしまった結果、老害気質で世の中のすべてが悲観的に見えて否定的になって人が離れていくケースもかなり見てきた。

▲過去記事に書いたのを良かったら見てくれ。

「とにかくFIREしようぜ。この情報商材を買うか、有料オンラインサロンに入れば夢は叶う。さあ、こっちの世界に来いよ!」

そんな感じに、手ぐすね引いて情報商材屋についていくのは待ってほしい。オレが現実的な話で「どんな特徴を持った人がFIREに向いているのか?」を言語化した上、あなたにガッツリ現実を教えてやる。

1.自己管理ができる人

まずは自己管理ができる人、これはマストアイテムだと思ってくれ。

後で書くけど、基本的にFIRE後は孤独になると思っておいた方がいい。「いやいや、自由時間ができれば仲のいい友達と遊べまくるやんw」って思った人、それ「オッサンでも若い女と結婚できる」ってレベルの完全なる幻想な。

FIRE後は誰も何も注意もアドバイスもしてくれない。昼間っからビール飲んで、海辺で美女と水の掛け合いしてキャハハうふふするような生活を夢見ている人は、現実的に考えてみてくれ。ビールばかり飲む生活はマッハで健康を害するだろうし、海辺で紫外線浴びまくると皮膚がんのリスクが高まる。家でのんびり過ごすと運動不足で生活習慣病待ったなしになる。そこまでいかなくても、たいてい腹が出て人前に出るのが恥ずかしくなるだろう。

仕事をしながらゆるく働く、バリスタFIREというスタイルもある。その場合は生活リズムとか、健康、働く時間や見た目の服装なんかも普通の社会人をやめるとズレてしまいがちだ。だからFIREするような人ほど、しっかりした自己管理能力が求められる。

特に長年サラリーマンにどっぷり浸かって、常に会社からの指示待ち。思考停止で会社に合わせて生活をし続けている人ほど注意してくれ。あなたの問題やリスクは誰も教えてくれない。そのまま年齢を重ねると、顔や体型はガッツリ中年なのに大学生みたいな安っぽくて若すぎる服装で、お腹は出て頭はハゲた怪物が出来上がるだろう。

オレは会社員時代は、ロクに運動はしなかったがFIRE後は自宅内にジムを作って必死に運動をしてる。運動不足になって生活習慣病になったり、腹が出るのが怖すぎるからな。できればやりたくないけど、必要なことはする。FIREを目指す者は、このくらいの意識で自己管理が求められるだろう。

2.ソロ充

FIREすると上司も同僚もいなくなる。ついでにいうと、仲のいい友達もごっそり消えると思ってくれ。

実際、オレは会社員時代はちょくちょく飲みに行ったり、遊びに行く友達がいたが全員と連絡が取れなくなった。相手からFIREして自由に生きていることに嫉妬されたり、シンプルに話が合わなくなるからまあ当然だ。人は同じ価値観を持った相手同士とか、同じようなライフスタイルでないと話が合わなくなる。ホストと公認会計士は話が合わないだろうし、ハゲたオッサンとJKも話が合わないことからも分かるはずだ。

「一人が辛い。常に誰かと一緒に過ごしたい」って人は悪いことは言わないから、絶対にFIREしない方がいい。世の中、ほとんどの人は忙しい。わずかな自由時間は、SNSしたり動画みたりしてるからわざわざFIREした後の得体のしれないやつなんて相手にしない。だからFIREしたら基本一人で時間を過ごすことになると覚悟してくれ。結婚して子供でもいれば話は別だけど、今独身の人はFIREすると社会的信用がなくなり、人との交流する機会も減ってしまう。結婚できる可能性も低くなるから、そこは覚悟しておいてくれ。

3.夢中になれる仕事や趣味がある

FIREは誰からも何も強制されない。だからあっという間に時間を持て余す。オレはFIREしてるから、その気になれば仕事をせずに残りの人生一生何もしなくてもとりあえずメシを食うことはできる。だけど、今持っている仕事は半分趣味というか暇つぶしでやっているから続けてる。何もしないで毎日ぼーっと過ごすのは、ゆるい刑務所暮らしに近いから、オレ自身も必死に夢中になれるものを模索しながら過ごしているんだ。

「人生で本当にやりたいことはFIREしてから探す」みたいなことを言うやつがたまにいるけど、頭大丈夫か?って思う。FIREってのは、ハチャメチャにやりたくてたまらない活動が先にあって、仕事にその活動をじゃまされず気兼ねなくやりたいからFIREという手段で実現する、が正しい順序だ。やりたいことが何もないのに、FIREなんてしたらマジで人間性がバグって老害になる。辞めておいたほうがいい。

「えー、でも実際にFIREしないと自分に向いているかどうか判断できないし」って人は、過去記事を見てくれ。

この記事では、仕事を辞める前にとりあえず2ヶ月くらいの長い夏休みを体験することを勧めている。2ヶ月間、最初から最後まで楽しめたらあなたにはFIREの才能があるだろうし、暇つぶしに苦労するようなら絶対に辞めておいた方がいい。

4.承認欲求を捨てられる

最後は承認欲求を捨てる覚悟を持つんだ。

はっきり言う。承認欲求は究極のゴミだ。それも放射能汚染されたレベルの有害物質に近い。FIREするかどうかに関わらず、承認欲求はできれば今すぐ捨てろ。承認欲求は一度ハマると、全財産使いきり口座の残高が空っぽになるほどの破壊力があり、周囲からヘイトを集めるだけのムダ極まりない行為なんだ。こんなものはない方がいいに決まってる。特にFIREの敵でしかない。

FIREすると社会との接点がなくなりがちだ。そうなると、女の子のいる店で「オレはこんなに金を持ってる」みたいなマウントをやりがち。お金を払えば、女の子は笑顔で話を聞いてくれるだろう。内心では(うぜえなこのカス。テメエは黙ってカネ出しときゃ良いんだよ)って思われてしまうが、まあいい。聞こえなければないのと同じ。

たちが悪いのは、これをSNSとはリア友にやってしまうことなんだ。まさしく秒速で人が離れる。最初の1、2回は驚いた反応をしてくれる優しい人もいるかもしれない。グッチとかエルメスのバッグを見せたり、南国ビーチでハンモックに揺られるいかにもな姿は羨ましがられるだろう。だけど、二回目、三回目と続けば、相手も反応するのがダルくなる。

知っておいてくれ。世の中の人は自分以外には興味がない。それがオンライン上の得体のしれない他人だったらなおさらだ。ずっと自慢ばかりするしているアホに市場価値はない。ただのゴミだ。社会との接点を失い、消えつつある自我を保つために誰も聞きたいと思わないマウントを取ろうとすると人は離れる。人目を引くためにますます散財して自慢をしたくなる。この負の無限ループに陥ったら最後、カネも時間も自信も失う。そうなると何が楽しくてFIREしたのかわからなくなる。だからFIREしたことは他人に自慢するべきでないし、なんならあまり言わないほうが良いとすら思う。

今回はFIREできる人の4つの特徴を解説した。FIREは誰でも楽しめるものではなく、実際にはかなり人を選ぶ。向いていない人は絶対にやるべきではないけど、逆に向いている人はFIREすれば幸せになれるんじゃねえかな。

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