見出し画像

FIRE/セミリタイヤを達成できる2パターンの職業

オレだ。尊師だ。

オレは投資やビジネスを通じてFIREしたヤツとはかなり出会ってきた。そして自分自身は仮想通貨投資でFIREした。

実はFIRE/セミリタイヤするには、いくつかルートが存在する。今回の記事では、実際にオレが自分の目で見てきた達成者たちのルートを語っていきたい。

最初に断っておくと、今回紹介する話はどれも「若くしてFIREした事例」だけだ。たまに50・60代でリタイヤしたー!って調子こいてるヤツ見るけど、オレからすると「は?それって単なる早期退職じゃねえかw」って感じだ。そもそもFIREは「Retire Early」という文字が入ってる。正直、40代でも遅いと感じるくらいだけど、20代から40代前半くらいで達成したヤツの話を取り上げたい。

1.起業してFIRE

まずはこれ。オレが最も多く見てきたケースが、起業してFIREするパターンだ。オレ自身が見てきたヤツは全員IT系だった。中にはブログとか物販サイトを育てて、売却してめちゃめちゃ稼いだってヤツもいる。そう、実はブログだって値がつくんだよな。

20代前半で起業して、ITサービスをいくつも作って9割外れたけど1割大ヒットしてバイアウト。10数億円稼いで25とか26歳の間でFIREしたヤツが知り合いにいる。こいつはぶっとんでるレベルに「頭良すぎ」って感じるヤツでIT知識だけでなく、とにかくマーケティングの知識がヤバい。起業して頻繁にシリコンバレーとかにもいっていて、最初から自社を買ってもらう前提でビジネスをしまくってPRもゴリゴリしてたから、買われるべくして買われていったという感じ。そら成功しても当然だわと感じるほど頭のいいヤツ。シリコンバレーの上級エンジニアとも英語で本気で議論してて負けないくらいのレベルだった。会社を売った後はしばらくFIRE生活を満喫していたみたいだけど、株で何度も大損こいて「自分は投資の世界では大成できない」と感じたといっていた。といっても、インデックス投資とか配当金だけでダラダラ生きるのも人生つまらないからと、今は別のビジネスで起業して働いてる。今度は従業員抱えずにソロプレイヤーだ。

バイアウトまでいかなくても起業して稼いでFIREするやつは結構いる。もう一人は大学生の時に共同でITで起業、サービスを当てて30歳までに20億円くらい売り伸ばしたやつだ。共同経営者でやってるけど、そのうちの一人は途中で会社の拡大プランが合わないといってFIREした。今は海外に移住してシンガポールで生活をしている。今は何をやってるかはよくしらない。

こんな感じで起業して稼いだ上でFIREするパターンはかなりメジャーだと思う。オレ自身、身近な人間でIT以外で起業後にFIREした事例は見たことがない。ITだと人を集めなくても少数精鋭で回せるし、利益率高いし、在庫管理とか面倒くさいのも要らないから、基本的に経営が身軽でいられる。一発当てたらそれでFIREするパターンはそこそこ見る。あなたも何度かネットニュースなどで取り上げられるやつを見たことがあるはずだ。意外なほどいる。

2.高額所得のフリーランスでFIRE

そして次は個人事業主、つまりフリーランスでFIREするパターンだ。フリーランスといってもピンキリすぎて、月収10万円前後の人もいれば数億円の人までいる。あまりに例外すぎる、たとえば有名インフルエンサーとかは再現性なさすぎるので今回は割愛する。

割といるパターンとしては、保険の営業マンとかだろう。こっちは何人かリアルで知ってる。オレの知ってるヤツは最初に小売店のスタッフとして正社員で働き、その後店長になった後に外資系保険の営業マンになったやつだ。フルコミッションといって、「売った分だけ稼げるけど、売れなかったら地獄」のゴリゴリ熱血系のところで働いてる。最初はかなり頑張ったみたいけど、今は紹介を中心に売上を伸ばしているらしく、Facebookでホームパーティーばっかりやってる投稿をしてるな。紹介を希望された時だけ仕事するけど、後は資産運用だけで食ってるパターンだ。見る人が見れば勝ち組に見えるかもしれんが、オレはホームパーティーなんて付き合いがだるそうにしか見えないから絶対にごめんだけどなw

後はアフィリエイター。特にアフィリエイトのアダルト系だと、爆発的に稼ぐヤツがいる。オレの知ってるヤツはその業界に入って5年間で1億円稼いだ奴がいる。しかも死ぬほど収益は安定してるので、これまでで通算4億円以上は稼いだらしい。もう馬車馬のように記事を更新しなくても、資産運用と過去記事から成約料が入るようにしてるので、テキトーに生きてる感じだ。オレ自身もアダルトアフィリエイターだよ。

それから独身だと、ブロガーとかYouTuberでほぼFIRE状態の人がいる。探せばSNSにそこそこいる。世界を安宿で旅しながら、写真や動画を投稿したりオンラインサロンで稼いだり、広告収入で稼いでいる。ただこっちは独身で若いからこそできているライフスタイルと言える。年を取ったり、投稿できるものがなくなったら結構厳しいと思う。人生の切り売りでしかないからな。そういう意味では、悠々自適に見えてアリとキリギリスのキリギリス的な生き方と言えるのかもしれない。

経営者やトレーダーはどうか?

「あれ?経営者とかトレーダーとかもハチャメチャに稼ぐだろ?なんで出てこねーの?エアプ?」と思った人もいるかもしれない。これはオレの見識が狭いだけなのかもしれないけど、こうした人達はあんまりFIREしてるケースはみない。オレなりの意見を交えながら語っていこう。

まずは経営者。彼らは「楽をしたいからFIREでゆるーく自由に生きる」みたいな発想がない人が多い。従業員を抱えて家族を食わせる責任を負っていたり、事業投資をして限界まで会社や人員を育てたり、株式上場の夢を見ていたりだ。つまり、経営者になろうと考えるヤツラは、FIREして楽になろうとか1ミリも考えてない。人生とは会社で働くことと思いこんでいるので、働き続ける。オレの地元経営者でも、資産10億円超えてるやつとかいっぱいいるけど、誰も休まない。70歳過ぎてもバリバリ現役の社長もいる。こういう人たちはカネがあるとかないとかにかかわらず、そもそもFIREにはまったく興味がないんだ。

そしてトレーダー。彼らは上昇トレンドだけでなく、暴落するような下落トレンドでもショート(売り)で入って稼ぐ。だからチャートに値動きがある(出来高)がある限りはひたすら稼ぎ続ける。これは過去記事にも書いたけど、トレーダーは長期投資家とは似て非なるものと思ってくれて良い。同じ昆虫でもゴキブリとヘラクレスオオカブトくらい違う。

▲投資家やトレーダーの違いを解説した過去記事。

トレーダーは揃いも揃ってアスリートみたいな思考をしているので、「いくら稼いだらFIREしよう」なんて考えない。投資以外は筋トレくらいしかすることがないので、一生トレードしてる奴が多い。だから「ある程度種銭ができたから、引退して不動産投資で生きていこう」とかは思わない。なんせやることがないから。

こういう理由から、経営者やトレーダーはFIREしない。

今回は以上だ。参考になれば幸い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?