子育てが何で大変なのか?

読んでいただきありがとうございます!

今回は何で今子育ては大変だと言われているか?について書いてみようと思います。これは各ご家庭だけでなく、保育士の現状に繋がる部分もあるかなぁと思っていますのでそこについても少し書いていこうかと思います。

1  金銭面
第一は実感している人も多いかもしれないですが金銭面です。なかなかお給料の上がらない中で税金、社会保険料は上がり手取りが減っていき子育ての支援も対策しているようで年少扶養控除がなくなってしまったり、対策されても方向性が違うというか、もっとストレートにあるんじゃない?と疑問符がつくような政策が多い事から、金銭面が子育てのハードルになっているのが現状ですよね。子どもが産まれたらそりゃあ子どもにはできる限り不自由なく暮らしていける余裕を持っていたいと思うのは当然ですよね。これは子育ての大変さだけでなく少子化の原因の一端にもなっていると思います。

2 世の中
昔は小学校低学年の子どもが外で遊んでいたり、子どもたちで自転車で遠出しても比較的問題ない世の中でした。しかし今は子どもだけで外に出るだけでもリスクがあるとされ、自転車にも1人では乗れなかったり、遠出なんてもってのほかという状態になっています。治安的な問題が制限の原因ともされていますが、昔に比べ「社会で子どもを見る」という事がほとんど無くなってしまったからというのが大きな原因の1つではないかと思います。今の時代、子どもに無闇に話しかければ不審者扱いされたり、泣いている子に声をかけることさえも憚られるようになったことで、大人側もリスクを取らずに子どもに関わることをやめていきました。もちろん犯罪に巻き込まれないよう、気をつけていくのは大事なことですが、その副作用として周りの大人が子どもとは関わりにくい環境になってしまったということになります。そのために子育てする母親、父親の孤立化や子どもの遊びの経験の不足にもつながっているように思います。

3 子育ての仕方
昔は子どもが何か悪いことをしたらゲンコツ、なんてことは当たり前にある光景でしたが、今はそのやり方は「不適切」です。もちろん体罰無しで伝えることができればそれは素晴らしいことです。しかしここで問題が発生します。
「誰もそのやり方を教えてくれないのです!」
自分の親の世代はそんなやり方で育ててきていないので教えられませんし、もちろん学校でもそんなやり方は教えてくれません。色々学んできた保育士や幼稚園教諭、学校の教員でさえそれを完璧にやっている人は残念ながら半分にも満たないと思います。学んだからと言ってすぐにできるかといえば難しい部分はあると思いますが、学ぶことで何かが変わればそれは大きなプラスになると思います!

保育士をしている私ですが、もちろんゲンコツが不適切と言う事はわかっています。ただ保育園には配置基準というものがあって保育士1名で見られる子どもの数は決まっているのですが、その配置基準は昔のゲンコツ時代からほとんど変わっておらず、話をして納得してもらうには1対1で話し合う必要があります。その時間すら今の配置基準では厳しいのです。その辺りがもっと改善されていってほしいなぁとは思っています。

今後もあまり長くならない文量で、サクッと読める子育ての知識とか、保育園ではこんな感じだよ、とかそういったことを書いていければなぁと思っているのでまた読んでいただけたら嬉しいです!

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