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妻よ聞いてくれ〜私を構成する5つのマンガと子供に何を読ませるのか問題〜

妻へ

#私を構成する5つのマンガ という企画を見つけたので、これを機に前から話し合いたかった件について書かせていただきます。そう、子供にどんな漫画を読ませるか問題です。

何で今からそんなこと考える必要があるのかと言われそうですが、自分のことを思い返してください。思春期の時、親から漫画をお勧めされたとして素直にそれを読みましたか。
読ませたい漫画を読んでくれる時期(それも100%ではありませんが)は意外と短いのです。
タイムリミットは小学校高学年。多分。
今から、しっかりと考えていかなければならないのです。育休の取得計画についてはちゃんと取り組んでおりますので怒らないでください。

その点、私を構成するという切り口はうってつけかと思います。好きな漫画は数ありますが、構成する漫画というと子供のころに読んで価値観や世界の見方に大きく影響を与えたもの、例えばドラえもんやキン肉マン辺りかなと。そういったものは流行りに影響されない普遍的な価値があるかと思います。
王道を知る前に大人向けの変化球投げても理解できないでしょうし、性癖歪みそうですし・・。
それに、なんというか、知識ではなく魂を継承する感じでいいじゃないですか。いい方法だと思います。噛んで含めるように人生訓を聞かせても伝わる気がしませんし・・。というか押し付けがましくて恥ずかしいですしそもそも聞いてももらえないでしょうし・・。あなたで実証済みでもあります。
背中で語る親父を目指すつもりではあるんですよ。でも令和ですので、あの手この手を使っていきたいんです。

というわけで私を構成する5つのマンガ≒子供に読ませたい5つのマンガを、読ませようと思う年齢順に。
男女問わずお勧めですが、私の実体験に基づくので、ほぼ少年漫画です。


1.ドラえもん(読み書きを覚えるタイミングで)


言わずと知れた名作。私はこの漫画を読みたいがために読み書きを覚えました。鼻血が出ているのに気づかないくらい集中して読んでいたそうで、今も実家には血塗れの海底鬼岩城の単行本があります。
科学、歴史、文化、芸術他、ありとあらゆるものを網羅したこの作品、センス・オブ・ワンダーを育むのにうってつけです。
そして、私も大人になってからわかってきたのですが、さらりと描かれているように見えて藤子先生の映画や小説、落語その他の創作物についての知識と経験がぎゅっと詰め込まれています。多用なジャンルに踏みいる入り口としてもうってつけではないでしょうか。


2.キン肉マン(ドラえもんを何周かしたら)


別の記事にも書きましたが、子供心にとても響くキン肉マン。漫画を読んで心を動かされる経験をしてほしい。子供の時に読まないと真の面白さは理解しにくいと思うので、理屈は置いといて読んでおくべき。いい思い出になるから。


3.スラムダンク(小学校2年生くらい)


スポーツも好きになって欲しいので、これも外せない。競技毎に名作はありますが、我々も経験のあるバスケを推したい。必殺技ぶっ放し系とは異なり現実の身体感覚の先にあるプレイが描かれているので、バスケが身近に感じられます。
願わくば、この漫画を通して身体感覚についての想像力(うまく表現できませんが)を養ってもらいたい。バスケに限らず、トッププレーヤー達がどれくらい凄いことをしているかということを視覚だけではなく肌で感じられるようになると、現実のスポーツ観戦も楽しめるはず。


4.ジョジョの奇妙な冒険(小学校3年生くらい)


本物の変態を知ってもらいたい。概ね迷惑で、ほとんど無害なものからとても有害なものまで。誰のせいでもないけれど、こんな風にしか生きられない。でも幸せになってみせる。そのエゴを、前向きさを、エネルギーを。
人間讃歌は勇気の讃歌ッ!!
本物を知ることはきっと、この後やって来る中二病期を豊潤なものにしてくれるでしょう。
一番好きなのは4部です。


5.レベルE(反抗期直前)


ダークドラえもんとして。そろそろ捻ったものを摂取しても大丈夫でしょう。
今読んでも凄いんですよ。あの時代にすでにLGBTや人種問題を取り上げていて古びない。ドラえもんで広げた世界をさらに拡張するために。
ジョジョと一緒に携えて中二病に突入してほしい。


と、ここまで書いたところを振り返ると、どうやら私は子供に、足腰のしっかりしたニュートラルな人間になって欲しいみたいです。あなたはどうでしょうか。
とりあえず今度実家からレベルE持ってきますので、読んでみてください。絶対面白いから。


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