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「注目されたくない」が最優先なので自己PRしたくないし褒められるの苦手

ネット全般向いてないなあと思う理由もこれです。
SNSなんて、自己主張そのものでしょう。
苦手です。

昔、同じ障害の人の本を読んでいたら、

「水泳大会で1位になりそうになったけど、注目されるのが嫌だからわざと遅くして3位にした」

とありました。
この気持ちすごくわかります。

私も昔から人に注目されるのが嫌でした。

小学生のとき、音楽のドラムの試験でわざと調子を外しました。
男子より上手く叩くと、
あとでいじめられるからです。

たぶん中学の時ですが、
「まつげ長い」と言われるのが嫌すぎて、
ハサミで半分に切っていました。
外見どうこう言われるのがとにかく嫌だった。

高校では、
皆勤賞の人は卒業式で表彰されるのですが、
それが絶対嫌だったので、
一回わざと遅刻、欠席しました。
担任の先生がわりと鋭い人だったので、
「珍しいなあ、どうしたの?」
と言われました。


社会人になってからも、
注目を浴びそうになったら、
全力で回避しました。


とにかく、
人に注目されるのが苦痛です。
「なんで?」と言われても、
「だって苦痛なんだもん」
としか言いようがありません。


なので、
インターネット苦手です。

どこを見ても、
誰だかわかんない人の自己主張だらけ。



私も若い頃は、
インターネットで稼げたらいいなとか、
考えないでもなかったのですが、

自己主張、向いてない。

人にとやかく言われるのは、
たとえそれが褒め言葉でも、
絶対に嫌です。
ほっといてくれよって思います。


興味のない商品を売るとか、
そういう器用なこともできませんでした。
だって、興味ないものはいらないものだし、
いらんもの人に勧められないしょや。


私が一番(数学と同じくらい)
理解できないもの。
それが、
「なんでみんな注目されたがるの?」
ということです。
だって苦痛じゃん。人の視線や言葉って。


ただ、私も、
自分で書いた小説を読んでほしいなという気はあります。
人と仲良くしたいとは思っています。

しかし、
注目されたくない。

「貧乏ならネットで稼げ」
みたいな心無い言葉をかけてくる人。
やめてくださいね。
無理ですから。
自己主張がそもそも嫌いだから、
動画もSNSもできません。
noteは例外です。
自分のために書いているから。


わりと歳をとってからつくづく思いましたが、
私は自分のための文章しか、書けません。
「売れる文章」とか、
「役に立つ文章」が、書けません。


小説も、自分で考えて作るというよりは、
「登場人物が勝手に現れる」
「すべて彼らが勝手に動く」
ので、自分の都合で設定を変えられません。
隣に住んでいる他人の名前や見た目を勝手に変えられますか?無理でしょう?
それと同じです。
勝手に現れるのです。
名前も職業も見た目も最初から決まっています。
私が勝手に変更することはできません。


昔から、プロの作家にはなれないと思っていました。
プロットが書けないからです。
先に話を決めるなんてできません。
だって、
隣に住んでいる他人の人生を、
勝手に変えられますか?


昔はゲームが好きだったので、
ゲームキャラの仕事がしたかったのですが、
キャラデザインのプロのドキュメンタリーを見たら、

「千パターンくらいキャラを書いて、外見や設定を『ユーザー好み』に変えていく」

と知り、
「わあ、絶対無理」
とわかりました。



話がそれましたが、
とにかく注目されるのが嫌いです。
いじめの原因になるからかもしれません。


前に、会社の男性が私にだけ気を使って、
(福祉雇用だったからだと思います)、
女性社員から冷たい態度を取られ、
最終的には変な噂を流されてやめるという、
悲しい出来事がありました。

たぶん、

「褒められる、または注目される」

「妬まれていじめられる」

というパターンが見えるからですね。
「まつげ長いね」のときも、
まわりの女子の視線が怖かったです。
嫉妬が怖すぎるので、
美人になりたいとも思いません。

高校のとき、
美人はだいたい、いじめられてましたから。


でも、
注目されたくない理由は、
外の視線だけじゃないと思います。

障害が関係あるかないかはわかりませんが、
もっと根源的に、自分の内面に、
「注目されたくない」
「他人の意識に入りたくない」
という感覚を、私は生まれつき持っているような気がします。


小さい頃、父がビデオカメラを向けると、
私は必ず逃げてしまい、
田舎の祖父から、
「素良だけ写ってないけど大丈夫か?」
と言われたそうです。

カメラに撮られたくないというのも、
昔からあって、
やっぱりそれは、
「他人の視界(意識)に入りたくない」
からなんです。

だから、誰もが写真や動画を撮りまくる、
今の時代は、本当に嫌です。
ネットがない時代に戻りたい。
いや、ビデオカメラがない時代かもしれない。



人の意識に入りたくないのに、
なぜ文章だけがやめられないのか。

自分でも謎です。

たぶん、頭の中にたまったものをたまに出さないと、気が変になるからではないか。
健康的に必要なことなだけじゃないか。
そんな気がしています。

たまったものが小説になるか、
この文章みたいな愚痴エッセイになるかも、
私にはコントロールできません。



世の中、注目されたがる人ばかりですが、
「注目されたくない」人が少数いることも、
知っていて損はないと思います。


せっかく褒めたのに反応がない人とか、
親切にしたのに無愛想とか、
そういう人がいたら、
私に似た人かもしれません。

大目に見てあげてくださいね。



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