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職場で見える格差が辛い

小学生の頃、
『あなたは結婚も出産もできないし、就職でも差別されるから覚悟して生きなさい』
と既に言われていました。
言われなくてもわかってるよと思っていましたが、実際にはほとんど実感がわきませんでした。

実感するようになったのは、社会に出て(正確に言うと、社会に居場所がなくて)自力で生活するのがかなり困難だという現実にぶちあたってからでした。


一般企業の職場に行くと、連休明けには社員が旅行の話をしていたり、結婚している人は子供の話をしたりしています。飲食店とかイベントの話題も多いです。

非正規で、体調の関係で短時間しか働けない私には、
もちろん、旅行に行く余裕どころか、
外食する余裕もありません。
地元のテレビがやたらにグルメ番組をやっていますが、出てくる店は99%、私は利用できない。
地元の店、スーパー以外ほとんど利用できません。
普段の生活費がそもそもギリギリです。
月10万の生活。

健常者の、正社員と働いていると、
言葉や行動の端々に裕福さが見えます。
それは、私には絶対に手の届かないものです。

他人と比べてはいけないと、
よく言われるけれど、
やはり悲しいですね。

最近連絡先が変わったりして、
数少ない友人に久しぶりに連絡したのですが、
『飲みに行こう』とか言われたらどうしようと、
ビクビクドキドキしながらでした。
そんな余裕はないからです。

幸い(?)
軽い近況報告だけですみました。

こんな心配をしなきゃいけない自分が悲しい。

今までは月に数千円ずつ貯金していて、
いざというときの交際費はそこから出してました。
今はそれも厳しい。

今でさえこんな状態なのに、
歳を取ったらどうなってしまうのか、
今から心配です。
どうにもなりませんが。


最近wacciの『恋だろ』を購入して聴いています。
広告が嫌いでスポーティファイは使えません。
有料のサービスは一切使えません。

年齢も性別もなにもかも関係ない
それが恋だろ

という歌です。

でも、残念ながら知っています。
障害は、恋心を一瞬で消してしまいます。

昔、私と結婚したがっている男性がいましたが、
障害がわかった瞬間、音信不通に。
似たようなことを数回経験しました。

前にバリバラでも特集していたのですが、
ある車椅子の女性が、
マッチングアプリで仲良くなった男性に、
車椅子であることを打ち明けたら、
やっぱりすぐ断られた。
それも何度も。
ということでした。

世の中は厳しいです。

健常の世界の当たり前や恋や愛は、
障害があると消えてしまいます。


世の中、変わればいいのに、と思いますが、
今みたいに、住む世界が分断している状態では無理だと思います。

障害がわかった瞬間、 
子供達は支援学校とかに送られて、
一般社会から消える。
健常者の子供は、
障害を全く知らずに育ってしまう。

最近はそのまま作業所で働く人も多くて、
一般企業を全く経験できない障害者も。

これではだめだと思うんです。
小さい頃から、みんな一緒の世界で生きて、
『お互い、存在して当たり前』
というふうにしていかないと。

だって、当たり前なんですから。
本来は。
いろんな体や心の人がいることは。





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