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気づけば ポルコと 〜あの頃


小さい頃から 指折り 数えていたことがある

ジブリ作品を多く観ていた私は 作品に出てくるキャラクターの歳と

自分を重ねていた

あぁ〜いま サツキと同い歳や
偉いなぁ サツキは 朝ごはんからお弁当まで作れるんやもんな

それで、頑張って オムライスを作れるようになった

辛口 妹からの評価も上々であった

次に気づけば 雫と同い年

彼女は この年齢で 自分の進むべき道が見えていた

スキな男の子にも媚びず 自分は彼にふさわしいのか
いや、カッコ悪すぎるよと 自責した

今でも 日本の中学生が一番大事な時期としてる
中3 2学期の中間テストを おなざりにした

私も行きたい進路があったが ガチガチのエリート思考が強い
うちの家系では 認めて貰えなかった

親という スポンサーは 強大である

もし その進路に行けてたら 
フィオみたいに 格好良い オンナになれてたかな

結果論でしかないが 今の自分をアップデートして
そこは 近づけるしかない

フィオは17歳で海外留学した

そうして 気づけば 
自分は ジブリ作品に出てくる 大人側のキャラクター達と 
同じ歳に なっていた

おとな、 おとな

「1番わるいのは 大人になることじゃない 子供の頃を忘れることだ」

星の王子さまに出てくる 台詞である

幸いにも 私は 大人になっても しっかり童心があるままである

なので パートナーにも できればコレがある人を求めたい

そこそこで良い 
あり過ぎると 馬鹿も紙一重になる

宮崎駿の描くキャラクターは オンナのキャラクターでさえ

「カッコいいとは こういうことさ」を秘めている

宮崎氏は オトコなんだが 
よく オンナのカッコいいも解っておられて 関心である

ポルコは 36歳までに 既に英雄伝を持っていた

「嵐の中 敵を助けた」このくだりを聞いて

本当の英雄は こういうことなんだよね と前は思っていた

しかし 今振り返れば

国という くだらんスポンサーを背負って 飛ぶしかない
駒になった 自分たち
同志を 助けたにしかない

ポルコからすると なんにも 英雄伝でもないんだと わかった


小さい頃は 豚さんのポルコより 
大人になったら ジーナみたいになりたいと 思っていた

でも今は ポルコでも 良いやと おもう


〜写真は 25年ほど前 宝塚ファミリーランドにて 撮影のもの〜