ものづくり補助金が意外と穴場!? ~6次締め切りは5月13日~
こんにちは、予算管理に特化した税理士&コンサルタントのT.Hiroです。
事業再構築補助金の手引き が発表されたりと、事業再構築補助金の話題が沸騰している昨今ですが、実はものづくり補助金についても6次募集が行われております!
前回記事で、「事業再構築補助金の手引き」の関連情報ををお伝えしましたが、今回は少し毛色を変えて、ものづくり補助金について考えていきたいと思います!
(前回記事もご参照ください)
1.ものづくり補助金とは?
ものづくり補助金とは、中小企業庁が主導している、ものづくり・産業を活性化させるための補助金制度の1つで、製造業を中心に活用されているものです。
また、近年では個人始業主の歯科医の設備導入(ユニットやマイクロスコープなど)にも適用されることから、より広く活用が促進されている補助金と言えます。
予算規模は毎年1000億円前後が充てられている、非常に規模の大きな補助金制度となっております。
ものづくり補助金については、過去に多くの企業さんをサポートさせていただきましたが、全体の採択率と予算額は下記のようになっています。
2018年度は50%程度、2019年度は40%前後、2020年度も50%程度と、おおむね半分以下程度の採択率となっていました!
感覚的には、かなり高い採択率ですよね・・?!
(採択率については下記記事もご参照ください!)
ものづくり補助金に申請し採択を勝ち取る会社・事業者は、優れた事業計画をもっているということになりますが、具体的にはなにを計画する必要があるのでしょうか・・・?
2.ものづくり補助金の申請内容とは?
申請内容については、一般型・グローバル展開型を対象にお話しさせていただきます!
申請内容をまとめた、「ものづくり・商業・サービス補助金 公募要領概要版」には、下記の通りキャッチーにまとめられています。
従来から、補助金申請は、
・要件が多くて大変そう
・公募要領とか説明書が分厚すぎて読めない
・手続きが煩雑で手間が多い
といったイメージをお持ちの方も多かったと思いますが、その辺り国側も考慮して、かなりわかりやすくなってきたのではないでしょうか?
具体的には、中小企業が設備投資等を行うことで、経営革新を実現し、収益を改善することで、補助対象経費(主に設備投資)の1/2を補助(最大1000万円)されるというものです。
コロナ特例で一時期2/3の補助もありましたが、現在は1/2の補助率が原則となっております(小規模事業者は2/3枠があります)
また、枠についても、グローバル展開型に該当するとMax3000万円ですが、これに該当する企業は少ないと考えられます。
経営革新の類型には、
A1: 新商品開発
A2: 新たな生産方式の導入
B1: 新役務(サービス)開発
B2: 新たな提供方式の導入
の4通りがあります。経験則としては、A2に該当する事業者の方が多いような気がします。
設備導入をし、生産フローを改善・改良することで、経営革新を促す。といった事業計画ですね。
細かい要件等は、また別の機会にご紹介したいと思いますが、
要は、
”設備導入を主とした経営革新を支援する補助金”
それこそがものづくり補助金です!
3.今こそ"ものづくり補助金"が穴場!?現在6次公募中!
現在、事業再構築補助金がホットな話題となっていますが、その裏で2020年度のものづくり補助金は、粛々とスケジュールが流れています!
世間の注目度も「事業再構築補助金」一色の今こそ、ものづくり補助金に着目してチャレンジしてみるのも一つではないでしょうか!?
現在、第6次公募の公募期間中で、申請開始日が4月15日、申請締切日が5月13日とされています。
このスケジュール、おそらく事業再構築補助金の公募スケジュールと被ってくる可能性がありますよね・・・。
なので、どちらの補助金が自社のニーズと寄りマッチしているかを判断し、適切な方へ申請することが、採択への近道になると思いますので、ご参考にしていただければと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!
次回は、事業再構築補助金の公募要領が発表される頃?かもしれませんので、その速報をお届けできればと思います!
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