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【社員インタビュー#4】フィノバレーのPMのお仕事や組織文化を解明!


エンジニアには裁量を!組織には働きやすさを!顧客志向性を考え抜いたPM!

現在、フィノバレーのプロダクトであるMoneyEasyの開発マネジメントを担当。地方に実際に足を運びながらお客さんの要望を叶えていく渡邉さんにインタビュー!(インタビュー兼ライター:須田)

PMとしてのキャリアスタート

ー渡邉さんのご経歴について教えて下さい。

新卒で中堅SIerに就職、Javaエンジニアとして従事して企業内のSNSのようなWEBアプリケーションを開発していました。そのキャリアの中、Flashアプリケーションに関わる機会があり、Flashの勉強をしてFlashのエンジニアになりました。

新卒入社から3年が経過したタイミングでユーザーインターフェースやUXに強いベンチャー企業からお声がけをいただき、クライアント向けアプリケーションの経験を積みたいと考えて、その企業へ転職をしました。

2社目ではシステムエンジニアとして設計と開発を担当。ユーザーインターフェースからバックエンドまで多岐に渡り経験しました。ここでSEからPLとして経験を積み、PMとして案件に携わるようになりました。それがPMのキャリアの始まりです。

ーPMとしてどのような案件に携わっていらっしゃいましたか?

ベンチャー企業でプライム案件が多かったのでスピード感も早く、数多くのプロジェクトを経験する現場でした。一番大きい案件だと、3億円の規模のプロジェクトのPMを途中から担当し、立て直しから担当することがありました。メンバーが疲弊している状態だったので軌道に載せるのが大変でしたが、エンジニアと一緒になって状況を良くしようと対話をしながら進めた結果、チームの結束がとても高くなり、パフォーマンスを非常に高くすることができました。ここでの経験は今の考え方の基礎になっています。

ここでは雑草のようにPMを勉強していましたね。(笑)実践、勉強、そしてまた実践の繰り返しでした。

最終的には、PMをやりながら20-30名のチームの組織マネジメントをしていました。その時はチーム全体で10億円ほどの案件をかかえておりました。

自社プロダクトに関わりたいという想いから応募

ーすごいですね!なぜフィノバレーに転職をしようと思ったのでしょうか?

もともとはアイリッジ株式会社(フィノバレーの親会社)での採用でした。

確か当時の転職理由は「2社目で10年間同じ企業にいたため、自分自身が外の世界で通用するのか?環境を変えてスキルアップをしたいと考えたこと」「世の中の流れからスマートフォンアプリの領域を経験しておいたほうがいいのではないか」ということでした。

またその時までは受託や請負案件の経験のみだったため、自社プロダクトや自社サービスに関わる経験をしていきたいと思い、B to B to C領域のアイリッジに入社を決断しました。

ー入社後はどんな業務をしていたのですか?

入社した当初はスマホアプリではない金融系などのプロジェクトをいくつか担当していました。その後、金融系を担当していることから、さるぼぼコインのPMとして提案から初期開発、実証実験、本運用まで担当しました。

その後、電子地域通貨業務が事業部になり、子会社化されて今のフィノバレーに転籍となりました。

ー現在の業務内容はどんなことをされていますか?

現在は、さるぼぼコインなど運用中の案件の保守運用業務や、プロジェクトのシステムのバージョンアップ対応、新規導入プロジェクトのマネジメントや組織のマネジメントまで、なんでも屋さんとして業務をしています。

他にも、お客様からの問い合わせ対応の窓口として、困ったことがあれば一緒に解決しています。例えば「◯月からキャンペーンをしたいんだけど、どうしたらいいか?」というお客様の新しい施策に対して、キャンペーンを一緒に作るところから、どのような運用方法にするか、いつから運用するか、などを考えたりしています。

新規導入案件の業務もPMとして担当しています。新しい案件を構築する際は、地域通貨やプレミアム商品券をどのように運用していきたいか等の方向性をお伺いします。そして、システムとしてどんな機能を導入すればいいかをすり合わせ、それに伴う必要な準備事項をお客様(自治体、金融機関、地域の商店街や商工会など)と連携しながら進めています。

PM組織のカルチャーや大事にしていること


ーPMの組織について教えて下さい

PMとPMサポートを含め、3名体制です。新規導入や問い合わせなどもPMが窓口となって、内容を調整しています。プロダクトを進化させるための役割だけでなく、マネジメントは縁の下の力持ち的な役割だと思っていて、エンジニアがシステム開発をしやすくするための環境整備をしています。

ー1名あたりの負担が大きくならないですか?

私達の組織では、働きやすさを考えて属人性をやめていこうという風潮を作ろうとしています。一定の担当は決めつつも、チーム全体でプロジェクトを動かしていく前提で取り組んでいます。

IT業界では、プロジェクトを担当したら、その担当者しかそのプロジェクトについて知らないということになるケースが多いです。このような属人性の高い仕組みでは、担当者は休みづらくなりワークライフバランスが取れなくなるため、みんなで運用していこうという風潮にしています。

ー組織体制の工夫が素晴らしいですね!他に組織作りにおいて工夫されている点はありますか?

よくある開発体制として「PMが要件定義をして、エンジニアが言われた通りの内容を開発するだけ」ということがあります。エンジニアとしては、開発するモノを自分ごとに捉えて開発に関わったほうがやり甲斐があり楽しいと思うので、エンジニアにも要件定義の段階から話し合いや検討に入るようにしてもらっています。

またさっきのお話しとかぶるところはありますが、心理的安全性を保てるように属人性をなくして、メンバーの休みやすさを意識しています。お互いにコミュニケーションを取りながら、お互いが困ったことをフォローできるようにしています。

誰もみてくれない、誰もフォローしてくれない、というのは不安を抱えながら仕事をする状況になるため、孤独にならないよう安心できる体制づくりをしています。

ー今のPMの仕事のやりがいは?

お客さんの窓口となるため、お客さんと近い立場にいます。現地に足を運んで直接お話を聞き、地域のやりたいこと、実現したいこと、課題を間近で受け止めたり、利用者の声や感謝のお言葉を間近で感じることができるのは、とてもやりがいになります。

(佐賀県佐世保市 プレミアム付デジタル商品券「させぼeコイン」導入時の現地で撮影)


(福島県磐梯町 ばんだいコイン導入 会津名物 ソースカツ丼をいただきました)


ー大変さや課題感はありますか?

誰もやったことのない領域でニッチなプロダクトなので、答えがないことに対しての不安はあります。しかしそこをどのように払拭してどう自分たちで切り開いていくかという部分に大変さや苦労がでてくると思っています。

未知の領域に挑戦するので、トライアンドエラーで大変さはありますが、やりがいには繋がっています。

ー日々どのような思いで業務に取り組まれていますか?

アプリやサービスを使う人・我々に関わる人すべてによりよい体験を得られるようにしたいと思っています。アプリを通じて良い体験をしてもらうにはどのようにしたらいいかを常に考えています。

内部的にはエンジニアに開発の裁量を持てるようにしています。

自分で「こういう技術をやってみたい!」ということがあれば積極的に取り入れてもらうようにしています。エンジニアが楽しくやり甲斐を感じながら開発していくには何をすべきかを考えています。リアーキテクトするにも、リスクが高いからだめだ、とは言わずにチャレンジしてもらいます。不安要素があれば「一緒に考えよう」というスタンスでいます。

ーPMの立場として他に意識していることは他にありますか?

エンジニアチームでは社員に対して1on1を行っています。そこでメンバーの得意なことややりたいことに合わせて、担当やキャリアを考えていくようにしており、やりたいことや挑戦したいことにチャレンジできる環境づくりをしています。

また毎日始業後に実施しているチームごとの朝会参加をして、なるべくみんなと接点を持つようにしています。

ーすごいですね!なぜ各チームの朝会に参加されているのですか?

最初は情報の分断をなくすためのハブ的役割になろうと思って参加を始めましたが、だんだんと「ここはどうしたら良いか?」を聞いてもらう場になってきています。
朝会だけでなく、組織全体で相談しやすい環境にできるよう心がけています。そのおかげもあってか「ちょっといいですか」というように以前よりも声をかけてくれるようになりました。

ー最後の質問になります。どんな人とこれからも働いていきたいですか?

要件定義から設計開発をするだけでなく、実際に運用して改善をしながら地域に寄り添ったモノにしていく必要があるので、色濃い経験を積むにはフィノバレーは良い環境です。

プロダクト開発に挑戦したい人、プロダクトを一緒に成長させることを経験したい人には向いていると思います。

大変なことがあったときにフォローできるように体制は整えているので、チャレンジをしていきたいマインドを持っている人大歓迎です。(笑)

ありがとうございました。



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