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CAを辞めてからマナー講師になるまでの道のり

自己紹介

記事を読んでいただきありがとうございます。私は昭和から平成に替わる時期にANAに入社し10年余り国内線~国際線CA~本部勤務を行い退職。その後結婚、出産を経て、みずほ証券で秘書勤務。JAL系の研修会社で講師業の経験を積み、研修会社FINEST株式会社を設立しました。皆様のお悩みを聞きながら伝えたい思いや、離婚経験や子育ての事などHPや研修では伝えきれないことをnoteに書かせていただいております。

「CAを辞めた人がマナー講師になる」は本当か?

「CAを辞めた人がマナー講師になる」は本当か? ウワサの真相を聞いた」という記事を読みました。

CAの副業も認められ、何か自分にできることを探しているCAの方々も多いと思います。マナー講師として、マナー研修会社を経営している私の経験が少しでも現役CAの方や退役したCAの方々にお役に立てば幸いです。

私の場合、上の記事のタイトルの答えはYesです。私が離婚を決意した時に、自分でできることは何だろうと考えました。当時ソムリエ資格、宅建資格などありましたが、真っ先に思い浮かんだのがマナー講師という職業でした。

それは、機内で培ったサービススキル、おもてなしマインドに自信があったからというよりも、当時元CAでしたと言うと、「それでは立居振舞もキチンとされてマナーもよく心得ている方ですよね」と言っていただくことが多かったことが要因です。元CAとマナーが世間では連動しているという印象があり、当時は自然な流れでマナー講師を選んだというのが本音です。

マナー講師になるための2つのハードル

CAは、サービスの方法、機内でのおもてなしという「接客マナー」には長けています。しかし私の経験から、マナー講師になるためには最初に2つのハードルがあると考えています。

1.教え方が分からない。

これまでの機内でのサービス経験は十分です。しかしこの経験を講師になって様々な業種の方に指導する際、指導のノウハウがわからないというお声をよく聞きます。プロのマナー講師としては、機内で後輩指導するようなわけにはいきません。どの業種であっても通じる普遍的な真理を、受講者に分かりやすく伝えるための、教えるスキルが必要です。

2.ビジネスシーンの経験がない。

CAの職種はお客様にサービスをする接客マナーには長けています。しかし実は名刺交換や電話応対などのビジネスシーンを経験することはほとんどありません。「CAさんって機内サービスしか分からいよね」という厳しいをお声をいただいた方のお話も伺ったことがあります。幸い私はANAでのオフィスワーク経験や証券会社での経験があり、講師のスタートの際にはこの点はクリアしておりました。

マナー講師になるために受けた2つの講師養成講座

セミナースクール

私が、マナー講師になろうと決めて、先ずは2社の講師養成講座を受講しました。いずれも数十万円の研修でしたが、それぞれにとても良い学びがありました。

1社目は、元繊維メーカーにお勤めの方が講師の方でした。航空会社とは違う業種のビジネスシーンをイメージすることに役立ったと思います。でも実は一番記憶に残っているのは受講者の方の経験でした。その方は元百貨店で化粧品の美容部員をなさった方でした。様々資料を持ってきてくれて、百貨店での立ち位置、声掛け、陳列などサービス方法を惜しげもなく沢山教えてくれました。研修ではこのように他受講者の方からの学びもあるので本当に有難いことです。

それ以来化粧品関連の案件はアンテナを張って、お仕事にもつながっていきました。昨年カネボウビューティーカウンセリング様の500名のビューティーマネージャー様への研修を獲得できたことも、思えばこの研修での出会いが導いているのかもしれません。直接でなくともご縁はどこかでつながっていきますね。

2社目はJALさん系の研修会社ザ・アール(現:アール&キャリア)での講師養成講座での学びです。ここは、受講前にオーディションがあり、受講中も途中挫折者がいて、最終プレゼンも営業担当にダメ出しがあったりと、かなりタフなまさに訓練といった内容でした。

しかしここでの学びが、現在のFINESTの指導に大きな影響を与えています。ここで学んだ当時(今は両社雰囲気が違っていることと思いますが)、ANAとJALに大きな違いを感じました。それはプロセス重視のANAと結果重視のJALという違いです。

ANAは結果が出なくても頑張ったらOKというおおらかなところがあります。「ダメだったけど頑張ったじゃない」と励ましてもらい、とても愛情深く居心地の良い環境です。

しかし実際講師として伺う企業は、結果を求められる受講者がほとんどです。

一方JAL(このザ・アールで感じたところ)は、結果ですべてを判断する厳しさがあります。そして、その結果に導くためのノウハウをロジックを立てて教えてくれました。あれもこれもありだよね、ではなく、これだ!と示してくれる指導でした。

結果今FINESTではこのANAとJALの良いところを取ってご指導しているという自負があり、そのように評価していただいております。

愛情とロジックを掛け合わせたFINEST

FINESTではANAとJALの両社の良いとこどりでご指導しているとお伝えしました。それは知識面はロジックでしっかり「なぜ」そうなのかを説明したうえで、実践の指導面では愛情豊かに指導していくということです。

頭で学んだ知識はすぐに行動化はできずに、練習が必要です。この練習で沢山失敗することで、本番では完璧に対応できるのです。この練習時に愛情が感じられない指導をすると、受講者の心は離れていってしまいます。受講者の方の成果につながる指導法をFINESTは延べ500社1万人以上の受講者と関わる中で培ってきました。

講師への近道~講師養成講座

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FINESTの講師養成講座では、元CAの方だけではなく、社内でインストラクターをなさっている方々も参加されます。

多くの皆様が「もっと早く受講していればよかった」とおっしゃいます。

講師として自力でもがいた経験は非常に大切だと思います。それは私がやってきたことでもあります。でもそれはかなりの遠回りでもありました。

私のような遠回りをせずに、近道を通って講師になることが出来たら、今後の人生のスピードが変わってくると思います。

CAの経験を活かしマナー講師を目指す方にお勧めのFINESTの講師養成講座です。今よりワンランク上の自分に向かい、豊かな人生の一歩を進みませんか?

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私が会長を務めるビジネスカラー能力検定を主催する会社です。カラーをビジネスシーンで活かす方法、カラーをより身近に感じていただける記事をご紹介しています。


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