見出し画像

てっかくん

画像1

さとうめぐみ(著)


ストーリー展開

てっかくんは、とっても やんちゃです。

だから、
ねぎとろママは何度も

「はやく!」
たべなさい!

「はやく」
かたづけなさい!

「はやく」
したくしなさい!

さわいじゃ
だめ!

よごしちゃ
だめ!

はしりまわっちゃ
だめ!

といった具合に、
同じ事をいわなければなりません。

ママが、何度も同じ事を言うので
言葉がわさびになって
てっかくんをぐるぐるまきにしました。

そして、さなぎになってしまいました。

あるひ、さなぎにひびが入り・・・・

てっかくんは、どうなってしまうのでしょう?

ブックレビュー

娘は、
「こんなことをしちゃダメだよね」って
上から目線で話をしていました。

大人のしつけについても、
考えさせてくれるような絵本でした。

色々面白いです。
さなぎから出てきた
スーパーてっかくん

なんでも3秒でできて、
忘れ物はしないし、
けんかもしない。

うそもつかない。

だから、ママが「太ったかしら?」って聞くと、
「はい、ごはん12つぶほど・・」

さすが、巻き寿司だから
ごはんつぶの数で重さを量るって発想が面白いです。

最後は、お母さんが泣きながら
もとの、てっかくんがいいと訴えて
てっかくんが、もとの姿に戻り、
ちょっとだけ、
成長して、
少しだけやんちゃも無くなったのが
この本の結末として良かったです。

毎回のことなのですが、
さとうめぐみさんの絵本を読むと
絵本の題材の食べ物が食べたくなります。

今回は鉄火巻きが食べたくなりました。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?