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どこの坊主が柿をぬすんだ(´艸`*)? 1

あ~、あの頃に帰りたい♪

一軒・・・また一軒と消えていく。
昔ながらの日本建築の家。
・ それも、棟梁さん方が木材に墨で目印入れて、鋸で木材を切り建てた
  釘が一つも使われていなかったりする家。

♪ 明日 棟上げ式祝いで餅やお菓子を投げますから、ご家族でおいでく
  ださい。

棟梁さんたちが 学校帰りの子供たちへ

♪ 明日 お菓子とお金を撒くからおいで♪

新築のお宅の方・棟梁さんたち大工さんが 家の前を通る近所の皆さんへ ご挨拶。
子供時代は、新しい家が建つ=棟梁さん・大工さんが屋根からお祝いの食べ物やお金を撒くのを楽しみにしていた。
袋に沢山のお菓子が入っているものを撒かれる時もあった。
特に、子供たちは「お菓子」「お小遣いが増える」からご挨拶があると喜んでいた。ワクワクね。
みんな 袋を持って楽しみにしていた。

・ 木材一つも、博多湾に丸太が沢山浮かべてあり、大勢の男性が丸太に
  乗り住宅用木材にするため クルクル回しながら大木を慣らしていた。
  (濡らしては、乾かし・・・を繰り返し、木材の強度を高めていた。)

・ 公私ともに移動中に、古い家を見つける。
  縁側があると目を見張る。 
  縁側と庭の境に大きなガラス扉。

・ 庭には、当たり前に「琵琶の木」と「イチジクの木」「柿の木」が
  あった。
  これが面白いほど、何処の家にも お約束のようにあった。
  長屋にもね。
  微笑ましいのは、それらは殆どが汲み取り用マンホールの傍。
  疑問に思っていると、そこに植えると天然肥料があるから美味しいのだ
  と言われた時は、苦笑したもんだ。
  味も濃く 確かに美味しかった。
  サザエさんのカツオちゃんばりに 知らぬ家のものを勝手にとると
  「やんわり」怒られていた。
  一部 自給自足だし 世の中 うまいこと(旨い事)出来ていると子供
  ながらに思ったもんだ。( *´艸`)
  日本建築の家とセットで立派な「一つの風景」である。

しかし・・・これらは どれも どんどん減っていっている。
昭和までの人々は、どれも懐かしいと一度は思うでしょう。

消防法などで様々あるだろうけれど、あの材木問屋の皆さんや棟梁さんたち大工さんが基礎から作った家=一般家庭の住宅を少しでも多く残してほしい。

そんな家にお住いの皆さんは、大切に残していただきたい。
日本が誇る未来に残したい大切な技術の宝庫、伝統風景です♪


#未来に残したい風景