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「タテ」の音楽♪

な~んとも 懐かしい思いにさせてくれた投稿である。
投稿を読んでいただいてる方の中にも、近い思いの方がいらっしゃるだろう。

この思い出は一生ものである。

音楽好きは、小学5年生時に骨折による入院が切っ掛けと以前の投稿に。
その時は、カセットラジオを父が病室に持ってきたことで「音」に目覚めた。

忘れもしない 中学1年の頃に、上記投稿の「さすらい人」さんと同じで。
カセットデッキ、オーディオデッキという名に猛烈に憧れた。

部屋に置きたい!!!!
部屋をワンランクアップさせたい。

これだった。
これも切っ掛けは、幼馴染的同級生のお姉さん(中学生)が当時のヒットメーカー「アバ」のダンシングクィーンが入ったLPレコードを見せてくれたこと。

レコード・・・それも、LPレコード=大人

このイメージである。
それまで小さなプレイヤーでEPレコードやソノシートの音楽を聴いていた私には、必殺・悩殺的である。

そんな時に革新的なオーディオデッキが松下電器から発売になる。
「タテコン」。

オーディオデッキ本体が縦長で、プレイヤー部分(レコード盤を載せる部分)も縦なのである。
センスのいいデッキで与えられたばかりの新築の家のMy Roomに置きたい・・・

お小遣いを貯めて返すから買って~!!!

と連発だった。
両親は当初は渋っていたが、年頃であり良いだろうと。
メーカーから資料を取り寄せて観る。

ワクワクだった。
もう デッキを置くところを開けて想像する、既に酔いしれている。

届けられる日が決まり、もう学校では授業どころではなかった。
帰ったら届いていて、アバが聴ける・・・♪ それだけでルンルンだった。

友人との話もそっちのけで家路につく。
家に入る・・・大きな声で「ただいま!!!」と叫ぶ。
部屋に入る・・・・そこで・・・

凍り付く・・・・(T~T)

オーディオデッキがある。
確かにある・・・母が近づく・・・母を睨む・・・。
母が慰めてくれたが大声で泣いた。
中学生には高価すぎるとの判断だった。

部屋にあったのは・・・今思うと、「その時代に生きた人々」で持っていること自体が珍しかったかもしれないし、令和の今なら貴重だったかもしれないが・・・

明治・大正時代の「脚つき観音開きのオーディオデッキ」だったのである。

今の私でも中学生にコレは酷い!買ってやると笑顔で答えていて・・・と言えるが、これを機会に何でも自分で買う!親を誰かをアテにするもんか!!!の先駆け的思いとなった。
暫くは恥ずかしくて友達を部屋へ呼びたくなかった。

お陰で成人して、バング & オルフセンの「センチュリー」を買った。
ご存じのように音楽好きには憧れのデッキである。
今年 購入して二度目のメンテナンスをした。
未だに持っている方は多いとのこと。
CDもカセット部分も部品があれば修理可能で、未だに音は素晴らしいとのことで、CDやカセットデッキを使えなくなっても WiFiでスマホなどから音を飛ばしスピーカーから素晴らしい音で流せるメンテナンスが可能とのこと。
今 持っている方はメンテナンスを大切に持っていてほしい。
次世代に繋げてほしい。

松下電器=パナソニックのタテコン。
同じCDやカセット部分は縦である。

小さな裏切りが大きな夢となり実現でき、これからも楽しむことが出来る。
大切にしたい1品であり、大切にしたい思い出である。
今思うと、私の精神を飛躍させる切っ掛けだった。


♪ さすらい人さん、
 忘れそうになっていた大切な思い出を残すことが出来たのも、
 アナタの投稿が切っ掛けでした。
 有難うございます。
 これからも素敵な投稿を残してください。
 そして 素晴らしい音楽の世界を楽しみましょう♪


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Cohibaのちょっと 一息♪

センチュリー。
実は、今は解体されたが商業施設「IMS」のオープンと同時期に同施設にバング&オルフセンは福岡初で入ったことを思い出した。
(※福岡は今は、ホテル ニューオータニ博多内にある)
当時であっても高額商品だったが、取り扱った代理店的メーカーでは最大のヒット商品だったそうだ。
よく売れたとのこと。

音質の良さは、令和の今も素晴らしい評価だそうだ。
上記にあるようにスピーカーからの音が、今のスマホ等の音源も素晴らしくすると。
清水の舞台から飛び降りるような買い物だったが、現在も こんなに持ちこたえていることで、質の良さにこだわってよかったと思っている。