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観たぞ〜〜!!4th関立!!〜感想1幕編〜

ということで『ミュージカルテニスの王子様4thシーズン青学vs立海』を観てきました。またしても備忘録代わりの感想を残します。

予習として

予習として原作と関立1st(の一部しか見られませんでした。まじたわけ)を見てから行きました。

高校時代くらいの時に応援していた桜田通くんがリョーマをやってて、この時期だったのか〜と思いました。

テニミュ関立、とりわけD2の試合はどれも名曲揃いなので知名度もありそう。

アニメは以前見ていましたが、とりあえず原作やミュージカルの展開は頭に粗方入れた上で行きました。

擦れているキャラが好き

テニプリは個性的なキャラクターが揃っているため、十人十色でみんな良いのですが、とりわけ「推し」と言えるキャラはいませんでした。

前にも書いたようにテニプリにおいては擦れている子が好きです。テニプリのキャラって、なんか大人びて見えるんだよな。中学生なの??って感じがするというか。これは憶測でしかないのですが、主人公がリョーマだから他のキャラをそう描いているのではと思っています。中1から見た中3とかってそれはそれは威厳があるというか、大人っぽいじゃないですか。私は彼らよりはるかに年上ですが、尊敬すべき点がたくさんあります。そんな中でも等身大の中学生!っていうのが垣間見える、素直になりきれない子がテニプリにおける擦れている子だと感じています。擦れていると言ってもその程度は様々だと思いますが、伊武とか亜久津、日吉、木手、財前はそれに当たるのかなと。それぞれ方向性は違うけども。リョーマもかもしれません。比嘉中の面々は結構ヒール感がありますよね。

その中でもとりわけ好きだな、と思うのが海堂です。素直になりきれてない不器用な感じ。テニプリにおける尚且つ私の中における「擦れ」を感じますね。青学の生徒っていうこともあり、内面が見える場面もよくあります。テニスに対するストイックさはもちろん、小動物好きな面とか。動物好きな奴に悪い奴はいねぇよ。何より自分自身が「海堂薫」であることを誇りに思いその名に恥じぬよう真面目に、少し不器用に、中学生らしくテニスを通して生き抜いている感じがとても好きです。

関立のD2は海堂の優しさが詰まってますよね。1番のライバルである桃城に対してなのに。なんだかんだでお互いに欠けては困る相手なのだろうなと。それがミュージカルで観られると思うと嬉しいね〜〜

つまりとりわけ海堂が好きってだけです。
故に海堂の感想が多く語られます。

いざ開幕

なんだか海堂について語ってしまいましたが、本筋に参ります。時系列等バラバラしてる可能性がありますがご容赦ください。また、ありがたいことに複数回観劇したため、色々な回の感想が入り混じっています。

ちなみに青学11代目の集大成ということもあるので4thシーズンの軌跡は全て追わせていただきました。

リョーマがパパと戦っている場面からスタート。倒したい相手が南次郎から手塚へ変化していく様子が描かれておりました。そこで歌う「青学に入って良かったよ」ですよ。こちらからすれば「リョーマを演じてくれて良かったよ(大感謝)」なのです。
というかその後に出てくる不二先輩のダンス麗しすぎる。

王者立海、登場

そこから赤也登場。
おぉ…赤也だ…と面食らっていると、真田を中心とした立海の面々が登場しました。

おおおなんか強そうだぞ!!!

青学がすでにめっちゃ強そう、というか強いので立海はどう「青学の最大の敵」になるのか楽しみにしていました。「常勝の掟」を歌ったユニゾンが力強くて凄みというか圧を感じました。ですがまだまだ公演が始まったばかりなので、回を増すごとに威厳も増すのではと思います。

途中で出て来た不動峰の面々がいますが、皆んなの想いを背負っているであろう神尾もとい毎熊くんに泣けました。

そんな立海を見て怯む青学一同。「2年生エース切原赤也に〜」みたいなくだりで海堂の顔を見ていたのですが、2年生と聞いて一瞬顔がキっとキツくなっていたような印象を受けました。おそらく自分と同学年がエース扱いを受けていたり、強さを見せつけてたりしているのを見て闘志を燃やさずにはいられなかったんだろうな…

幸村ソロの後のダンスがめっちゃかっこよくて好きです。曲のカウントに合わせて振りをバッ!バッ!って決めていく系の振り付け好きなんだよな。

To Be No.1

強そうな立海を見て怯むも、それだけじゃ終わらないのが青学。ここで負けてたまるかというメラメラとした闘志が皆の目から感じ取れました。そこからのTo Be No.1(果たして曲名や表記はコレなのだろうか)。一人ひとりが「No.1…!」と口にするパートがあるのですが、皆の関東大会を優勝するんだという気持ちがひしひしと伝わって来ますね。曲内に過去の関立曲であるMust Be Strong!の一節が使われていて初聴の時はおお!!となりました。多少の予習の甲斐がありました。他にもそういった曲があるみたいなのでこれは学ばないとだ。

乾のパートでみんなが腕を曲げて顔の横で左右にする、ドアをこじ開けようとしてるみたいな振り付けがあったのですが、それがなんか可愛かった。

トリオのパートも設けられていたのでなんか皆んなで応援するぞ!って気分に勝手になりました。まるで青学の生徒になったような。てかトリオのハーモニーがきれい。

ラストの方で手塚が「強くなるんだ」って言った後に皆で「強くなるんだ」って言うの良かったです。手塚の元に想いをひとつにしている感じがしました。

ミユキちゃん

テニミュにおいて女性キャスト(女の子だが)が出てくる初の試みで色々ありましたが、ここもどう描かれるのかなと思っていました。

か、かわいい〜〜!!!♡♡♡

ついメロメロになりました。恐らく私が見た回は全て同じ子が演じていたかと思います。かわいいし歌も上手だし。なんせここがしっかり描かれることによって手塚がイップスを克服する場面が鮮明になるので、健登手塚も心置きなく卒業できるんじゃないかな…

リョーマVS赤也

言わば2人の草試合です。
歴代は付き添いにジャッカルとブン太がいたけど、今回は原作通りジャッカルのみでした。

ここのつぶしちゃうよソング(デンジャラスゾーンか)も赤也とジャッカルの言ってもまだ余裕感があるよ、って感じが良く出てて良かった。

無我の境地に至る前に過去の試合を思い出すシーンがありまして。今回出演していない方も声での出演がありました。これが全国立海戦の記憶喪失になったリョーマを過去の試合相手が思い出させるシーンになんか重なりました。本来ならこのシーンが全国立海戦に重なるんだろうけども。悲しいかな今牧リョーマでその試合は観られないので、勝手にそのつもりにしました。エモい。

私は少しだけネタバレを踏んでいったのですが、どうやらリョーマが無我の境地で自ら煙を出しているらしいと。どういうこと?と思ってましたが…

マジで煙出してる!!!

服と身体の間になんか仕込んでるみたいですね(急なメタ発言)。
無我の境地に達している間の曲が英詞だったのですが、赤也の「なるへそ」が絶対英詞を理解してないのに発されている感じが良かったです。

幸村と部員たち

「真田、苦労かける」
で、お馴染みのこちらの場面。
ブン太の「食ってもええ?」のところとか細かいけどそのままに描かれていましたね。

関東大会を控えて気を高めながらも立海の三連覇は硬いだろうと信じている部員たち。そんな余裕ともとれる様子が感じられます。幸村もまだ正気を保っていそうですが、どんどんテニスができなくなるかもという不安が出てきてしまうので辛いですね。

その後にリョーマに負けた事実を知りジャッカルと赤也が真田に鞭を受けるのですが、原作を読んでいても痛々しかったのを覚えています。

これまであまり立海に怖いとか恐ろしいという感情がなかった私。ですが原作を読む上で、そしてこのシーンで立海のそういった点を目の当たりにしました。「常勝」をこだわり抜く強さ。強さに反して「常勝」に縛られている故の緊迫。幸村に段々と陰りが見えるように試合に出る皆にも陰りが出始めていました。

緊張してないソング

青学御一行の可愛らしさが詰まってましたね。1stでもこちらのシーンはあったので、漫画からの感想として「あ、そこそんなにフューチャーする場面なのね!!」と思っていました。まあここが唯一ともいえる青学の可愛いパートであるから入れるべきか。実際可愛くてほっこりしました。

大石が持ってた枕がひっそりと桃城の手元に渡ってるのも可愛いし、そんでまた戻ってるのも可愛いし、「緊張なんてするわけないじゃん〜」みたいなところで手足が一緒に出ちゃう振り付けも可愛かった。そこの薫ちゃん凝視してました。「王者なんか知らねぇよ〜」の薫ちゃん目ギラギラで良かった。

あとはプンスカプンプン!!のところとかも可愛かったというかなんか勢いがすごかった。めっちゃプンスカしてるじゃん!!菊丸!!

みんなで輪になって寝っ転がるところも可愛かったし、堀尾犬に猫じゃねぇのかよ!ってなってる海堂も可愛かった。目が真っ赤になったみんなを見て狼狽えるリョーマも可愛かった。とにかく可愛いが詰まっちゃってました。まあこれからシリアスな試合が構えているからこその可愛いシーンでしたね。

ついに始まる関東ファイナル

鳳の高らかな歌い上げにうっとりしていたら客席を青学と立海が歩いていました。立川で観劇していた私にとって束の間の首休めタイムにもなりましたありがとう。

両者部長が不在の中で青学と立海の対比が感じ取れました。あくまで青学は挑戦者であり立海は王者である。緊迫したメロディが続いていたかと思いきやサビはなんだか爽やか。フィナーレを始めようとか、関東ファイナルとか、なんだか青学11代目の最後と重なっちゃいましたね。道を選ぶなら、今を追うな、未来描くものが勝者。彼らは過去を振り返って思い出に浸りたいはずなのに、あくまで青学の生徒であることにこだわる姿勢。青学11代目は卒業ですが、「テニスの王子様」という物語や、もっと言えば「越前リョーマ」の物語は続くわけです。もちろんみんなも。今に向き合って未来に向かってただ勝つのみという両校の姿勢が感じられました。

他校の日替わり

ここは面白く観させていただきました。おそらく見学に来ていた4thキャストさんと関連する日替わりを入れていた気がします。やるねー。

私が観に行った回(それぞれ別回)は跡部役の高橋くんや樺地役の栗原くん、南役の桑原くんが来ていましたがそれぞれこの3人の役のお名前が出てました。キャスト別感想も別記事で書きたいのでそちらでじっくり日替わりについては記します。でもめっちゃワイワイしてました。「神尾♪リズムリズム♪」が可愛くて良かった。神尾はサインにリズム書くんか。

いざ試合へ

フィーチャリング校の面々により立海が紹介される…いいね〜やっぱり強そうです。

ここで大石の名セリフ「俺たちは勝つために来た」ですよ。ここずっと大石の顔凝視してた。どちらかと言うと温厚で引っ張るというよりも支えるタイプなのが大石、と私は思っていますが、たまに見える大石の芯の強い部分が大好きです。このシーンはまさにだと思います。王者立海になんか敵うわけないという周りの思い、それを断ち切れると信じている青学。青学の皆んなの眼差しが強いものに変わっていくようでした。ナイス大石部長ってそれぞれが大石に呼応するのも良いですよね。

期待のD2

個人的に1番楽しみにしてた試合です。私は海堂と桃の関係性が大好きで。ライバルだし、互いにムカつくんだけど高め合える素敵な関係だなと思います。レギュラー陣の中では唯一の中2だし、性格やプレイスタイルなど色々違うけれど、2人が力を合わせれば何もかもを凌駕できるパワーや負けん気が溢れている姿が好きです。演じている2人も同い年なので余計に海堂と桃って感じがしますね。だからこそこの2人の四天宝寺戦観たかったよ…

立ちはだかる立海

はじめなので舞台の展開的にも勢いをつけなければならないこの試合。しかも立海の面々を演じる皆にとっては立海の強さを、4th立海の強さを見せつけなければならない試合でもあるのです。

ブン太の鉄柱当てが決まりソロナンバー。アニメから飛び出してきたみたいだね??「〜みろぃ」という口グセが3次元でも違和感なく聴ける不思議。「それでも今日を記念日にしようよ」のところで中2コンビの肩を組んで揺らすのも可愛い。翻弄されている中2コンビも可愛い。一聴明るい曲ですが実は立海の強さに青学が翻弄されていることを表している気がします。「嫉妬か?」「嫉妬だ!!」「ジェラシー坊主可愛い〜」のところも可愛い。

這い上がれ海堂

まあ今回は這い上がれ海堂、待っててくれ桃城、というナンバーではないのですが思いはこうに違いないでしょう。
ブーメランスネイクをことごとく返されて精神をすり減らされてしまった海堂のカバーを桃が1人でするという展開。ライバルであるがゆえに互いの辛さをわかる2人。性格やプレイスタイルは違えど同じような軌跡を歩んできている2人。

桃がボールを追いかけるあまり転倒し怪我をし、止血のために自身がいつも巻いているトレードマークのバンダナを渡す海堂…名シーンだ…これこそが岩崎くんの海堂と寶珠山くんの桃城の2人で観たかったシーンです。海堂をプレイで呼び起こす桃城…それに応える海堂…かっこよすぎるね。そこから持ち前の頭のキレを桃城が発揮しようやくらしくなってきたところで敗退…最後に立海の2人がパワーリストを外すのも良いですね。互いにここからさらに燃えるところだったでしょう。

スネイクの打ち合いは持久戦でありながら動きがダイナミックで見応えがあるシーンでした。中2プライドの曲も中2ならではの勢いがあるような曲で2人の関係性を表しているようでした。
「桃城プレゼントだ!とっとけ!」このシーン、に、限らないですが、ミュージカルでは割と勢いづけて言ってるんですよね。漫画やアニメでは割と緩急があるのですが。「当ったりめぇだこのおセンチさんが!!」のとこもですね。実際に身体を動かしてプレイしてとなると、体力も削がれるだろうし勢いはつけたいだろうしで魂の叫びが思わず出ているように思えます。試合に懸ける思いや相手を思う気持ち、何より、勝ちたいという強い意志が汲み取れました。もはや演技というか試合。

やっと揃った!D1

満を持してゴールデンペアが揃いました。卒業前に2人の試合が観られて良かったよ〜〜(号泣)
大石の不安を振り払いやる気に満ち溢れるゴールデンペアに対し、読めないプラチナペア。このテンションの対比がなんだか恐ろしくも感じました。

Two as one

仁王のボールが菊丸に当たってしまい軽い脳震盪を起こしてしまう…ここの回想シーンどうなるのかなと思っていました。過去の2人を見ながら現在の2人が対話をしているようにゴールデンペア結成を振り返っているような形でしたね。
まるで過去に想いを込めながら菊丸がその想いをバネに復活したようでした。舞台だとその流れが一連で観られるので想いの込もりようもひとしおな感じがしましたね。

ここで2人で歌うTwo as oneですよ。エモ〜〜い!!!聖ルドルフ戦で菊丸が充電切れになった際も、氷帝戦で桃を引っ張るべく大石の言葉を思い出した際もこの歌がゴールデンペアには共にありましたね。そんな歌を2人バージョンで聴けるなんて!!!ずっとテニスしててくれよほんとに…

ペテン師と紳士

1stでは気がつけば仁王と柳生が入れ替わっていましたが…やっぱり入れ替わってた!!初見では気が付かなかった。まじたわけ。2人とも反対にしてもなんかビジュアル的にハマっていました。お互いの靴下上げ下げするの可愛いね。ここでオシャレな曲が来ましたね。これこそ翻弄されている青学がよく見える曲です。踊っちゃってるのかわいいね。そしてジャジーな感じがかっこいい。気がつけばめっちゃ口ずさんでます。途中青学が座って仁王の歌唱を見るシーンがありましたがフィルハーマジック観てる??って気持ちにさせられました。褒めてる。仁王から魚を受け取ったタカさんが可愛かったです。その後嬉しそうに不二に報告しにいくのもかわいかった。

大石のテリトリー

来ました。大石のテリトリー4thバージョン。やっぱりタカさんが歌いはじめるのね。大石が菊丸に対しマーク出してるの細かくて良かった。「青学ゴールデンペアを待ち侘びたのは誰より俺たち」本当だよね。皆んなが望んでいましたが誰よりも本人たちが望んでいたのです。

途中でダブルス最高!!宍戸さん!!みたいになりましたが「ずっとずっと俺たちの自慢さ」という歌詞に泣けました。その後に待ち侘びたのは誰よりお前たちと、青学の皆んなもその思いをわかっているのです。全国区のダブルスプレイヤーだし、2人で高め合う姿勢は青学の自慢だよ本当…ゴールデンペアの流れるように自然なラケットをタッチするの好きです。やっぱりゴールデンペアだね!!と思わせてくれるシーンでした。だからこそ負けてしまうのが心苦しいのよ…

ありがとう、小さなコーチ

ミユキちゃんがヘヘッって言いながら手塚の練習に合流するの可愛い。ミユキちゃんの「死んでも諦めん!」という意志の強さがこちらにも伝わって来ました。可愛いだけじゃない、手塚にきっかけを与え、自らもイップスを克服した、頼もしい小さなコーチなのです。とりあえず健登手塚がイップス克服できて良かったよ。私も観劇しながら首と腰と尻の3点の痛みで限界を迎えていましたが手塚の苦しみに比べたらこんなもの…という気持ちで痛みに耐え抜きました。マチソワした日のソワレなんてもう死ぬかと思った。小さなコーチに勇気をもらった瞬間でした。ありがとう。

囚われた立海

シーンは幸村が倒れた日に。難病にかかり皆んなとテニスができるか絶対絶命の状態に立たされた時の「俺たちは無敗でお前の帰りを待つ」ですよ。この言葉に捕らわれた立海一同はこれまで以上に勝利に執着するようになるのです。真田なんて幸村がテニスを嫌いになりかける瞬間を目の当たりにしているが故に余計に辛いでしょう。「俺たちにはテニスがある」テニスが幸村の生を繋ぐお守り、いや、囚われのものになったのです。1幕ラストにこれは辛かった…けれど思い返せばこの辛さを観た後の2幕の試合ですから気迫がありましたね。

2幕編へ続く

思いをしたためるあまり大作になってしまったので2幕編も別で書こうと思います。配信を買ってそれも見ながら、思い出しながら書いたらこんなことになりました。まあ、備忘録と思って大目に見ていただければ幸いです。

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