都会と田舎

 もともと自分の考えとしては人間は都会に全員集めてしまうのが、合理的であると思っていた。遠く離れてる人間でもやり取りがしやすくなった現代でも物理的に近いに越したことはないからだ。衣食住それぞれの産業も固まって生産する。そうすることで、輸送も定量化でき、利便性は向上するし、効率も良いと思う。

 こんな考えを持っていたが、人間誰しも効率を求めているわけではないことに気づいた。効率を全員求めた結果はユニバース25の実験見たくなると思った。

 上記の世界を想像すると確かに効率的で、生産性のある社会ではあるが、非常につまらない世界になるのではないか。全員が同じ場所で同じことをする。確かに効率的だか、つまらない。この世界ではオリンピックなって存在もしない。効率とか関係ないためである。

 また、生産地を一つにまとめることも必ずしもいいことではない。災害や、テロの際全てが終わるからだ。特産品があるように、違う土地で育てるからこそ良さがでる。

 不便益という言葉があるように、便利なことが必ずしも良いとは限らない。不便だからこそ良さが出たりするものだ。

 都会であることも一つの良さであり田舎であることもまた良さであることに気付いた。

 だから俺は京都岡山間はバスを選ぶ。
 
 新幹線は早すぎて楽しめへん。

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