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舞台をつくる

久しぶりの投稿になりました。
連載していた小説を途中で断念して、僕はずっと何をやっていたのかと言うと、舞台の脚本を書いていました。
なんとか脚本が完成して、今年の2月に阿佐ヶ谷シアターシャインで
上演することが決まりました。
脚本だけでなく、今回は演出にも挑戦します。
今回のテーマは「記憶」についてです。
僕自身が持っている記憶って、実際のところ
どれくらい正しいのだろうって、ふと疑問に思ったことがあって
それがきっかけで書きました。

ーあらすじー
男は今年で30歳を迎える。
彼にとって、30歳とは人生の分岐点でもある。
これまでの自分自身の人生(記憶)を整理しようと考えた。
小学生の頃、転校してきた女の子の事。
その女の子の影響で絵を描くことが好きになった事。
家族構成は両親と姉の4人家族だという事。
自分にだけ、子供の頃の写真がないという事。
自分には、もう一人の自分がいるという事。
もう一人の自分に悠真と名前を付けた事。
いつも大事な時に悠真が邪魔をしてくる事。
女の子が突然どこかへ消えてしまった事。

自分は消えたいと思っているという事。

僕自身、去年(2023年)に30歳を迎えました。
その時に感じたことは、ノートにも投稿しましたが、
もっと深く、自分の言葉として書き記したのが、この作品です。
「いつからか、それは」
僕はいつから、こうなってしまったのか。
いつから世間が怖くなったのか。
自分の言葉として、落としました。
でも、舞台って難しいですね。
今、稽古真っ最中なんですけど、やればやるだけ、形が変化して
なにが正しい形なのか分からなくなってくるんです。
でも、きっとそれもまた僕自身の変化として
楽しめたらいいなって思ってます。

チケットはストアーズで販売してます。
もし、ご興味ありましたら、ストアーズで舞台「いつからか、それは」で
検索してみてください。

ちなみにご報告ですが、今、中編の小説を書いてます。
群像に応募するつもりです。
この前、僕が書いた短編小説がブックショートアワードの11月優秀賞のひとつに選ばれました。
たくさんある中のひとつなのであれですけど。
でも、書いてて良かったって思えた瞬間だったので、ご報告までに。
では。

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