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鬱病の私を1番惨めにした言葉


こんにちは。お久しぶりです。
前回、
私が精神疾患を患った経緯をお話ししましたので、
良ければこちらも読んでいただけると嬉しいです。



今回は、その後の生活と
その時に感じた感情と葛藤をお話しさせてください。

少し長くなってしまうので、
次回、
今回のお話についての私の考えを綴りたいと思います。



診断をされてから、私はずっと家に引きこもり、
母親以外の人と会話をしていませんでした。

診断を受けて1ヶ月と少しが経った時、
学生時代1番気の合った友人と会うことになりました。

何から何まで話して、
沢山の感情の共有した大好きな友人でさえも、
どんな声で、
どんな表情で、
どんな人で会ったらいいのかわかりませんでした。

何度も待ち合わせをした相手なのに、
何て言葉で声をかけたらいいのか。
友人の顔をちゃんと見て、挨拶をまともに交わすことが
できないまま隣を歩きました。

彼女は私より1年早く社会人になって、
看護師として働いていました。

「実はね、」

彼女になら話せると想えた、信頼できる、理解のある、
本当に優しい心を持っている人なんです。

診断を得て、休職中であること、
泣かないと決めていたけど、
溢れる涙とともに今の私の現状を伝えました。


私は自分が1番可愛いです。

絶対に、彼女は私に温かくて優しくて、
私を想った愛のある言葉で
寄り添ってくれたはずなのに、


「わかるよ、私もそういう経験ある」

「怖くて寝られないし、朝は怖くて目が覚める」

彼女は共感してくれました。

でも私は、
この、彼女がしてくれた共感を、
その温かさを保ったまま受け取ることが、
どこかできませんでした。


そして母と話していたある時、


「みんな同じ。みんなも同じ経験してる。」

「そう感じるのは普通だよ」


そう言いました。

私を想って伝えてくれているはずの言葉。
優しさから生まれた共感。

そう分かっていても、
この言葉たちが本当に嫌で嫌で仕方がなかったです。

私の友達も、社会人みんな同じ経験をしてる、
同じ様に辛くて、苦しくて、怖くて。
だけど、みんなは逃げずに休むことなく働いてる。

病院に行くことなく、
診断を受けることもなく、
我慢して、堪えて、踏ん張って、頑張ってる。


だけど、

私は頑張れなかった。

闘えなかった。

逃げた。

自分が弱くてこうなった。

自分が情けなかった。


”みんな同じ”



この言葉が、1番自分を惨めにしました。

そして休まらない頭の中。

自分の思い描いていた未来が崩れ、
世間の普通とされる道から外れ、
先が見えない奈落の底に落ち、
置いていかれる感覚。

加速する不安、絶望、焦燥感。

生き地獄でした。


この性格の私が、
この病気を背負ってしまった以上、
上記の言葉で不安を和らげることは
正直できなかったけれど、
でも、
決して私を傷つけようと発したものではないと、
私を想っての言葉であることを忘れないようにと、
葛藤の日々でした。


でも、
”みんな同じ”
という言葉が悪いわけでは決してありません。

勇気づけられる方もいるはずです。

実際に精神疾患を患った方で、
この言葉が本当に支えになったと
お話ししていた方がいました。

なので、本当にいちひとりの意見です。

性格の難しい、頑固な私だから、
自分の考えが中心に強く存在してしまって、
このように受け取ってしまったのです。

反省。
自分の考えに固執することはやめようと思いました。

もっと考えの幅を広げて、
人の気持ちを表現する方法はいくらでもあることを
知るべきだったと、今、思います。

そして、その今考え想うことは、
選択して伝えた言葉の裏に
相手への思いやりや愛情が確かに存在し、
相手を尊重しようと表れた言葉であれば、
言葉の意味だけではなく、
その言葉に込められている想いが
きっと相手の心に訴えてくると思うのです。

大切なことは、言葉だけでなく、
その人の瞳や、声の温度や、表情からも
伝わってくる、そう思います。

でも、正直なところ、
自分のことで精一杯で、
以前はそこまで頭も心も回りませんでした。

やっぱり、言葉には傷つきます。

綺麗事だけじゃ済まない。

今もそうなることは多いです。
だから、日々何か気づきたい、
自分の世界だけには居たくない、
そんな感じです。

毎日、生きるのが難しいです。
本当に。

こうやって、気持ちを綴っている今も、
頭の中が忙しい。
伝えることも難しい。

生きるって大変ですね。


上手くまとめられず、すみません。
少しだけ、今の考えも一緒に述べさせていただきました。

今回は主に、私の感情についてお話ししましたが、
次はその元になる私の考えについて
お話しさせてください。

自己満足な文章を読んでくださって、
ありがとうございます。

わたし

#鬱病
#精神疾患
#フリーター




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