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学級閉鎖でわかったロイロノートの強み

この度、インフルエンザによって学級閉鎖になりました。
三日間、子どもたちは家庭での学習を余儀なくされました。

一昔前であれば、その期間担任に出来ることはほとんどなかったのでしょうが、今はGIGAスクール構想のおかげで一人一台端末があります。

月曜日、明日からの閉鎖に向けて子どもたちには課題の提出についていくつか確認をしてタブレットを持ち帰らせました。

連絡を取る土台となるGoogle Classroom

まず、毎日の課題を朝の決まった時間にClass roomで伝えます。
生活習慣を変えないためにも朝の会の時間と合わせて予約配信をしました。


課題も、今までであれば3日分プリントに刷ったりドリルで何ページまでと大量に伝えて、閉鎖明けに持ってきてもらっていたのでしょうが、それも必要ありません。
閉鎖明け、大量の丸付けに追われるということも今回はなさそうです。

少量で伝えられるので、子どもたちの負担感もそこまで大きくありません。

ロイロノートで課題提出

そして、そのClass roomでロイロノートに課題をいくつか送っているからチャレンジしてね、と残しておきました。

国語

国語で重宝したのは音読です。
例えば「くじらぐも」のあるページを子どもたちにカードとして送付します。
子どもたちはそのカードを見ながら音読を録音します。
それを提出箱に提出してもらえば、少なくとも元気な子の音読については学校で聞くことができます。
一斉に聞いているとかき消されている、子どもたちの思わぬ躓きもよくわかりました。

算数

算数では計算カードの暗唱(?)を録音し、提出してもらいました。
休み時間に10問15秒チャレンジ等をしてもなかなか全員分を聞くことができないのですが、いつも以上にしっかり聞くことができました。

また、子どもたちに送った計算カードはcanvaで作ってあるので、PDF化して一瞬でカードにすることもできました。

音読カードの裏面です。canvaで作成

ロイロノートの底力

学級閉鎖だけでなく、そもそも家庭で学ぶ機会はこれからも増えていくことが予想されます。

しかし、今回もそうですが、では家庭での学習を保護者の方に任せっきりでよいのか、というとそんなことはありません。
今回も、一年生の子どもたちですから課題提出の裏に保護者の方がいることは間違いないでしょうが、やはり学習者そのものは子どもたち本人です。

家庭にいる子どもたちの学びの伴走者としてロイロノートは本当に大きな存在です。
今回はしませんでしたが、音楽で学習した曲のカラオケバージョンを送付して上から歌声や演奏を録音することもできそうです。

Padletやcanvaとはまた一味違った非同期の学びで活躍するロイロノートの姿がそこにありました。

一昨年、コロナで閉鎖をした時にはできなかったことが多くありましたが(当時も一年担任)、今回はしっかり想定された中でできたのも大きいのかなと思います。

ICT関係の実践は日進月歩なので、この記事もすぐに古い実践になってしまうのでしょうが(すでにそうかもしれませんが)、どなたかのお役に立てると幸いです。

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