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何かしらを自給自足している人は本当に凄い!と思うのだ【KOZUKA 513 shop paper vol06 2019/11】

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今年も柿の実が実った
古民家の前に1本 裏の庭にも3本 柿の木がある
台風や大雨の影響で大きな枝が折れ 今年は少ないような気もするけれど
それでも食べきれないぐらいの実がついている
どうやって使おうか・・・とりあえず柿のジャムは作ってみた
このままヒヨドリがつつき 蜂や蝶が蜜をすうのもいいけど
やがて腐って落ちてしまうのはね
 
「自給自足」という言葉に憧れる気持ちがある
必要なものはすべてスーパーやコンビニで買う
面倒なら何もせずに誰かが調理してくれたものを食べる
衣類や道具だって便利でおしゃれなものを対価を払って手に入れる
そんな生活を長いこと続けてきたから
今更完全自給自足の生活を試みるほど自分はタフじゃない
それでも
自然が恵んでくれているものを上手に生活の中で活かしてみたいし
できる範囲でいいから自分が食べるものや使うものを自分の手で作ってみたい
古い道具や身の回りにある素材を使って生活しているってなんだかかっこいい
 
ここでの暮らしを始めてから
筍や蕗を採ったり小さな畑で野菜を育てたり 自分で集めた素材を料理して食べた
竹を切り出して物干竿にしたり生け垣を作ったりしてみた
まだまだ小さなことばかりだけど
そんな生活をもっともっと楽しんでいけたらいい
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「時給自足」という言葉に心奪われることがある。生きる力の強さ、のようなものを感じさせられるから。
自分の身の回りを見渡せば、ブランド物の衣服や靴、本やDVDや便利な電気・電子機器、おしゃれな食器や調度品・・・心を養うためには決して不必要なものとは言わないけれど、では、命・身体を養うためのものは十分にある?あるのはほんの少しの果樹と、ほんの少し作っている野菜だけ。米も肉も魚も十分な野菜も、買って来るしかない。自分で作り出せるものはない。


今更だけど、米と、たくさんの野菜を作り、牛・鶏・豚を飼っていた父親の実家に弟子入りしてそのノウハウを学んでおくのだった。そこには米も野菜も卵も肉も、生きていくのに必要十分なもの、それを作り出すノウハウが満ち満ちていたから。

今年は4年目にして少しだけど畑仕事に力を入れ、店で出したり自分で食べる夏野菜には不自由しないほどには、自給自足にほんのちょっぴりだけど近づいた気でいる。

柿の実は今年も青く硬そうな実をつけ始めた。ここの家の柿の実は近所でも評判の美味しい柿だそうで、自分がここに来る前、空き家だった頃は、近所の人が採りに来ていたという。
柿は・・・自分はあまり好きじゃないし、料理やスイーツに利用するにも限界があるから、今年はせっせともいで、お持ち帰り自由、にしようと思っている。



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